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Posted by ブクログ 2015年07月15日
生前は社会的に報われることの少なかった孔子が、どのようにして神格化されていったかを、儒教の歴史(特に文献の成立史)をたどりながら描き出していく。著者の関心は儒「学」でなく儒「教」であり、そこに絞って明快な主張を展開している。(やや一本調子ではあるが)。近年、大陸中国で孔子の復権・神格化が進んでいると...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年05月25日
[ 内容 ]
孔子という男のみじめな人生が、すべての始まりだった。
「貧にして且つ賤」の一介の匹夫が抱いた、天子にならんとする妄執――そして挫折と怨恨。
それは「受命なき聖人」の神話へと肥大し、ルサンチマンの宗教=儒教が生まれた。
儒教2500年の歴史をまやかしに満ちた復習劇として読み解き、特異な宗...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
同著者の「図解雑学 諸子百家」もお読みの方は想像が付くかと思われるが、「孔子なんぞや」から始まる儒教に対する徹底した辛口批評本。
「論語」の記述から孔子の実像に迫る試みから始まり、後に「王になり損ねた孔子」の怨念と、その後学の徒たちの虚構に満ちた活動を切り下げる内容となっている。
論語の章はともかく...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月07日
儒教が卑賤な匹夫である孔子の、上昇志向と権力欲によって創始され、それが達成されなかったが故に、その後もルサンチマンを引きずり続けたのは判る。しかしニーチェの云う弱者のルサンチマンとはちょっと違う。そのルサンチマンの宗教である儒教が、何故、どうやって2500年に亘る中国の歴史の中で生き延び、支持されて...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年03月12日
孔子はペテン師、儒教は都合のいい主張を行き当たりばったりに繰り広げるでたらめ宗教、とにべもなく断言するのには驚きます。
儒教に関して読む初めての本がこれでいいのか少々悩むところではありますが(笑)。
これを読んでいる最中に、「論語がブーム」とかいう新聞の記事を見て苦笑してしまいましたよ。
おもしろ...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年05月09日
ある種衝撃の1冊ともいえる本。
なぜならば…
儒教の存在を否定しているとも
取れる本だから。
ある人が最近、この宗教に
関しての本を出しているけれども
なんとなくその答えが見えてくる感じ。
うん、結局は嘘の厚化粧だから
王族云々をしても
それはやっぱり嘘の上塗り。
確かに切れ者だったかもしれない...続きを読む
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