浅羽通明のレビュー一覧
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・ザ・便乗本。
・カバー袖の著者略歴が胡散臭い……。
・確かに小林よしのりとの関係とか、90年代の動きとか、胡散臭いのは間違いない、というかそういう文脈のライター。
・しかし調べてみたら、「澁澤龍彦の時代 幼年皇帝と昭和の精神史」の著者だと知り、ちょっと嬉しい。
・で、実際読んでみたら、なかなか面白...続きを読むPosted by ブクログ -
近代以降に現れた「ナショナリズム」という概念を包括的に扱った新書。明治維新を通して日本は近代化が進んだが、その過程で、隠岐に住む島民のみで構成されるコミューンが一時的に樹立された。中央権力が不安定化すると、地方の力の影響が強まる流れは今後の日本を考えるうえで興味深い内容だと思った。また歴史小説家で...続きを読むPosted by ブクログ
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反戦と脱原発を主張するリベラル派の運動が、現実の日本の政治を動かす力となりえない理由について語っている本です。
インタヴューに著者がこたえるという形式で書かれており、呉智英譲りの露悪趣味と痛烈な皮肉が利いていて、おもしろく読むことができました。もっとも、こうした冷笑家気取りの語り口が気に入らないと...続きを読むPosted by ブクログ -
MX テレビの右翼番組をよく見るようになったので、右翼と左翼の基礎知識を得るために読んだ。今まで政治に全く興味がなかったので、前半は非常に有益だった。後半から失速。Posted by ブクログ
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リベラルが安倍政権に勝てない理由
・決定的なカードを何も持っていない
実力には実力を伴う行動によってしか倒せない
・現実な生活の危機こそがはるかなリアルで優先すると言うことが分かっていない。
力がなかったらぶつくさ文句を言っても仕方がないということか。Posted by ブクログ -
効果測定や事後検証の必要性、翻って政策目的達成のための戦略・戦術立案の必要性、サラリーマンや実務家社会人を巻き込む必要性は完全に同意できる。
しかし、リベラリストが共有している、言論の自由が失われ始めていること、その結果、民主主義が機能不全に陥っていることの現状認識を(敢えて?)無視して、その主張...続きを読むPosted by ブクログ -
本人自身も言う嫌味系リベラル批判。
造詣は深いと思えるが、単なる厭味やこけおどしか、あるいはエールなのか浅薄な頭脳では理解出来ず。Posted by ブクログ -
前半ははっきり言って与太話に感じる。
後半くらいからしっかりとした論理が出て来て、著者らしいシャープな記述。
それにしても著者がねずみ男にそっくりという記述には笑った。そのとおり!Posted by ブクログ -
しかし、自分は特に誇るべき技能もなくほかよりも優れているとも思わ無いが、そんな自分で十分足りていると自己肯定できたとき、彼は「標準的」人間と呼ばれてよいPosted by ブクログ