浅羽通明のレビュー一覧
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デモで社会を動かすには、という話。トクヴィルの「フランス二月革命の日」ぐらいの圧力がないと単なる自己満足、ガス抜きにしかならない。たぶんこれが本当。上から絆とか言われて頑張っちゃう社会ははどうなんだろPosted by ブクログ
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悪趣味だが、いくども研ぎ澄まされたリアリティを突きつけてくる。
途中、インタビュアーがもらす「知識人が社会運動の勝ち負けをあいまいにしてはぐらかす手管はわかりました」という言葉が本書から受けた印象を端的に表している。
題名と違い、WHY?の先のHOW?を説くのが目的か。
著者がどこへ向かいたい...続きを読むPosted by ブクログ -
彼らはいつも繰り出すのが、憲法論です。彼我の力や能力のバランスを、刻々変わるルール(国際情勢)の中でで判断する困難はなく、憲法と言う絶対ルールを一方的に当てはめて、集団的自衛権行使?これは違憲だからだめ‼︎と判断して機械的に仕分けをすればそれで終わりです。
セカイ系のゲームと同様、善悪・敵味方が単純...続きを読むPosted by ブクログ -
社会を拒絶するインテリパンクスを魅了してやまない思想。
あらゆる権力を否定し、何ものにも抑圧されない究極の自由主義思想。
アナーキズムの入門書。
日本のアナーキズム思想の流れがよくわかる一冊。
大杉栄の生き様に魅了されて仕方が無い。
「この個人的思索を欲しない輩は、いわゆる衆愚である、永遠の奴隷...続きを読むPosted by ブクログ -
戦前から戦中にかけてのナショナリズム(右翼思想)について知りたくて読んだのだが・・・。著者の執筆意図と読書の意図がずれていた。しかし、読み物としてはおもしろかったPosted by ブクログ
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[ 内容 ]
大正ロマン香る革命家の伝説。
破滅と頽廃に縁どられたテロリスト列伝。
祝祭としての群集蜂起。
生命流の爆発。
相互扶助と自由連合のユートピア。
唯一者を生きる矜持。
戦士たちの共同体。
あまりの純粋さと単純さゆえに、多くの若者たちを魅了してきた思想史上の異色、アナーキズム。
そこにかい...続きを読むPosted by ブクログ -
[ 内容 ]
近代国家日本は、いつ何のために、創られたのか。
「新しい歴史教科書をつくる会」、自衛隊の海外派兵、テポドンや国際テロの脅威…。
否応もなくナショナリズムを自覚せざるをえない時代状況の中にある我々が、もっとも根源的なところから問題を捉えなおすために、日本ナショナリズムの起源と諸相を十冊の...続きを読むPosted by ブクログ