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Posted by ブクログ
思想一般の不誠実さがどこからくるのか少し分かった気がした。己の思想がどんな来歴や原理原則に根差していることを直視せずに、結局のところ中道ぶる姿勢が欺瞞なのだ。
右派については、「自衛隊のイラク派兵…彼らのみにリスクを負わせるな。徴兵制復活が先だという主張が…上がったという報道はありません」という言及。
左派については、「被征服のリスクは、非武装の憲法を選択している論理的な帰結としては負うべき」という言及。
この原理を意識せずに何事かを述べること、本来自分の思想がこのどちらかに基礎を置き構築されていることに気づかないこと、それがあらゆる欺瞞の本性のように感じた。
Posted by ブクログ
右翼と左翼ってなに?に対する、丁寧な解説書
というイメージを持った。
前半で、右翼左翼のなりたちを世界史の視点から紐解き、
後半では現代日本の右翼左翼について、論評しつつも紐解いていく内容。
前半の世界史の視点から解説していくことは、右翼左翼の深い理解に繋がったが、後半はちょっと意地悪な言い方をしているところもあり、素直に頷けないところもあった。
それは私の思想も関係するのだと思う。
(わたしは中立でいた、いたいつもりだが)
雨宮女史の本『右翼と左翼はどう違う?』(河出文庫)と比べると、こちらの方がより「広い視点で」解説してくれているように感じた。
だがドラマティックさにかけるところもあるので(日本の右翼左翼紐解きの視点が違うから)、日本の右翼左翼についての記載は好みが分かれそう。
雨宮女史の本は、当人たちの話(インタビュー)も掲載されていたので、「右翼左翼の立場を決めたい」時に役立つ本なのかもしれない。
Posted by ブクログ
左翼と右翼の違い・関係性を分かりやすく、初心者向けに書かれた、「左翼、右翼」を知りたい向けの入門書にお勧め。
第8部構成で、
1,2章は左翼と右翼の辞書などを引用した意味の違い。
3,4章は、世界史から見たフランス革命を皮切りにした左翼の誕生とそれの反動として生じた右翼の目標と掲げる未来を見ていく
5,6章は、日本の歴史の中で、明治から昭和の戦後までの左翼と右翼の関係性を交互に述べていく
7章は、現代日本の右翼と左翼を、総理大臣が国を動かしてきた政策と左翼がその政策を動かす話題を取り上げる形で国が運営され、戦後の左翼と右翼の価値観変化を語る。
エピローグは、左翼と右翼の区別がなくなり、今までの正義感を振るえなくなり、意味付けして自分の信念を貫く時代に突入。
僕も右翼、左翼を愛国、反日と単純に考えていたものを、過去から左翼、右翼が誕生を振り返り、どのような関係性を保ったのかを辿っていったことで、より左翼、右翼の違いが分かるようになりました。
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