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「もはや右翼も左翼もない時代」といわれる。が、依然「右‐左」のレッテルはさまざまなものに貼られている。しかし「では右って何?左って?」と訊かれると答えに窮する。「右‐左」の対立軸は何か?なぜ「上‐下」「前‐後」ではないのか?定義はもとより世界史的誕生の瞬間から派生まで、影響された日本の「右‐左」の特殊性から戦後の歪み、現代の問題点までを解き明かし、ここ百数十年の世界史とそれに巻き込まれた日本の歴史がわかる画期的な一冊。
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Posted by ブクログ
ある事柄をベースに時系列で歴史を整理するものに出会ったのは大学を出てからなのですが、歴史の学び方、楽しみ方はこう言うことだったんだな、と遅ればせながら気づきました。歴史の面白さとはこう言うことだったんだなぁ。
右翼と左翼について、中立的な立場から解説をしてくれる本。著者は付け焼き刃的に書いた本で、本来ならば専門家に解説を委ねたいと最後に書いてあるが、これを書ける人はなかなか存在しないと思う。私にとっては名著である。
右翼と左翼について、フランス革命から現代日本(2006年)までの流れを解説した本。 物語としてスムーズに描かれていると思う。
今までの歴史や政治などの断片的な知識が全てつながったような痛快さを感じた.新書らしからぬ,豊富な図解,噛み砕いた説明.良書.
思想一般の不誠実さがどこからくるのか少し分かった気がした。己の思想がどんな来歴や原理原則に根差していることを直視せずに、結局のところ中道ぶる姿勢が欺瞞なのだ。 右派については、「自衛隊のイラク派兵…彼らのみにリスクを負わせるな。徴兵制復活が先だという主張が…上がったという報道はありません」という言及...続きを読む。 左派については、「被征服のリスクは、非武装の憲法を選択している論理的な帰結としては負うべき」という言及。 この原理を意識せずに何事かを述べること、本来自分の思想がこのどちらかに基礎を置き構築されていることに気づかないこと、それがあらゆる欺瞞の本性のように感じた。
はて、この考えは左なのかはたまた右なのか。そんな疑問から本書を購入した。 今日続いてる右左の軸はフランスの政治に由来しているらしい。しかし国や歴史によって様々な意味付けもされているようだ。自分はおそらく左派だと思うが、左派の弱点はアイデンティを与えることが出来ないとの指摘は響いた。 ヒトが物事...続きを読むを理解するためにはそれを分けることだ。そしてそれは二つに分けることから始まる。右左もそのようなものだろうか。それともそれは原始的な敵味方を区別する生物的なものだろうか。
日常で使われる「右」「左」という用語、なんとなく分かるようで分からなかったこの概念を歴史を紐解きながら解説する。 本書を読むと、この「右」「左」という概念が極めて相対的であり、ある時期には「右」であっても、時代の流れと共に「左」と認識されることもあり得ることが分かる。 *「左」「左翼」…人間は本来「...続きを読む自由」「平等」で「人権」があるという理性、知性で考えついた理念を、まだ知らない人にも広め(啓蒙)、世に実現しようと志す(p44)。 *「右」「右翼」…「伝統」や「人間の感情、情緒」を重視。「知性」や「理性」がさかしらにも生み出した「自由」「平等」「人権」では人は割り切れないと考える(p45)。 *「歴史は進歩している」「その進歩とは『自由』『平等』の実現をいう」とする考え方を前提に、その「進歩」をより先取りしようとする立場が「左」「左翼」で、押しとどめようとする立場が「右」「右翼」(p100)。 進歩史観的な軸で見ていくと分かりやすい左右の対立概念もまた、戦後になると四次元、五次元と、複雑な世界情勢を背景にその概念、対立軸が入り混じり、結局「ウヨ」「サヨ」といった軽い言葉へと変質してしまったように思えてくる。 何れにせよ、本書は「右」「左」という政治的概念の(イメージではなく)本質的な部分に迫った良書であることは間違いない。
左翼と右翼の違い・関係性を分かりやすく、初心者向けに書かれた、「左翼、右翼」を知りたい向けの入門書にお勧め。 第8部構成で、 1,2章は左翼と右翼の辞書などを引用した意味の違い。 3,4章は、世界史から見たフランス革命を皮切りにした左翼の誕生とそれの反動として生じた右翼の目標と掲げる未来を見てい...続きを読むく 5,6章は、日本の歴史の中で、明治から昭和の戦後までの左翼と右翼の関係性を交互に述べていく 7章は、現代日本の右翼と左翼を、総理大臣が国を動かしてきた政策と左翼がその政策を動かす話題を取り上げる形で国が運営され、戦後の左翼と右翼の価値観変化を語る。 エピローグは、左翼と右翼の区別がなくなり、今までの正義感を振るえなくなり、意味付けして自分の信念を貫く時代に突入。 僕も右翼、左翼を愛国、反日と単純に考えていたものを、過去から左翼、右翼が誕生を振り返り、どのような関係性を保ったのかを辿っていったことで、より左翼、右翼の違いが分かるようになりました。
簡単に言う「右翼」と「左翼」は実は難しい 本書を読んでも私は明確な定義が分からなくなったが 「アイデンティティ」という座標軸はなるほどと思った
あとがきの、世界史を履修しなかった人への早分かり本になっていれば、というのにうなづく! 世の中いろいろ世界史ありきだ、、と感じることが最近多くて、高一で世界史が必修だったことを思い出した 自分が左翼側かなと思って、そもそも右翼左翼ってなんだろう。って知らなかったから手に取ったけど、とっても面白かった...続きを読むー
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