森田みちよのレビュー一覧

  • うみのとしょかん ウミウシ はじめてのこい

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    お洒落好きなのに、なぜか他の魚が好きになる、ちょっと変わったミノカサゴが可愛かった。幼なげないけど、綺麗好きでよかった。

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    2021年08月15日
  • K町の奇妙なおとなたち

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    著者・斉藤洋さんが自身の幼少期の思い出をベースに綴った11編のお話。「霊感が強い人?」と、斉藤さん自身の不思議な力にも興味がわきます。昭和30年代の雰囲気も満載です。

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    2021年05月12日
  • 遠く不思議な夏

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    子供の頃の夏のできごと。
    懐かしさ、切なさ、ほろ苦さ、そしてちょっぴりのホラー。

    主人公が過去を振り返る形で語られていく、母親の実家で過ごす夏に起こった出来事の数々。
    すごく怖い訳ではなく、どちらかと言うと不思議なお話が多い。
    淡々とした語り口調なのが、少し不気味な空気感をより引き立ててくれる。

    読んでいると、蝉の声や夏草の香り、生ぬるい風や降り注ぐ日差し、田舎の夏の空気を感じられてどこか懐かしい感じもした。
    子どもにしか感じられない、子どもにしか体験できないことってあるよね。

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    2020年09月09日
  • アルフレートの時計台

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    少年時代を過ごした町に戻ってきたクラウス。親友との思い出の時計台。そこで起こった不思議な出来事。
    静かな語り口で紡がれるため、不思議な出来事が自然と心に沁み込む。感情を高めずに感情豊かに書かれる親友への想い。
    美しい物語に出逢いました。

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    2020年03月06日
  • 遠く不思議な夏

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    斉藤少年の幼少期の不思議な体験。読み進めて行くうちに、ウンウンと頷くこともあり、田舎の大きなお家ならこれ、こんなことあるよねー と。
    幼少期には大人には見えない、感じないものが、、
    このリアル感は夏にはぴったり。
    大人が読んでも面白い。

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    2018年08月07日
  • アルフレートの時計台

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    ネタバレ

    小児科医となり、少年時代をすごした町にもどってきたクラウス。昔住んでいたところを見に行き、古びた時計台の中に偶然入ったクラウスは、時計台の秘密に気づく。次に時計台に入ったとき、クラウスは親友だった子どものころのアルフレートに再会する。 
    *アルフレートの覚悟が潔い。そして生き方を変えるほどの友情に胸が熱くなる。

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    2016年09月09日
  • アルフレートの時計台

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    それは一時の邂逅。
    時は止まっているから、それがどのぐらいの時間であったかなんてことは意味がない。一瞬の永遠。
    それは夢のような、胸が締め付けられるような、なにものにも代えられない時間だっただろう。
    お互いにとって。

    会いたい、でももう会えない人。
    会いたい、でももう会えない人。

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    2015年08月11日
  • 遠く不思議な夏

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    小さいときに毎年のように行っていたおばあちゃんちのことを思い出した。不思議な話は少しどきっとしたし、夏独特の、あの不思議で懐かしい感覚がしました。

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    2014年08月23日
  • K町の奇妙なおとなたち

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    ネタバレ

    なんか表紙がいいカンジだったので手にとる。
    お話、お話の間にある挿絵もなかなか味わい深いものがあった。

    奇妙なおとなたち。
    なるほど。
    ファンタジーではない。懐かしい、とゆーわけでもない。
    奇妙、とゆー字面がぴったりの感じなお話。

    ぼっちゃん、と呼びかけられるまで、主人公、女の子と思ってたぞ。
    ちょっとしんみりしちゃったのはベティのおはなし。
    あとあじ悪めだったのは月光仮面のおはなし。
    なーんか気になったのは教頭先生のおはなし。

    この子の家族は興味深い。
    先生、と呼ばれる元ヤクザっぽい父。
    あっ、今思ったが、先生って政治家系か??
    そこそこ豊かなおうちっぽい。
    そーいや、おとなたち、とあ

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    2013年03月27日
  • 遠く不思議な夏

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    田舎の風景や、大きな家の不思議な感じや、親戚づきあいや、子どもの頃の感じ方や、とても懐かしい雰囲気に満ちた作品。主人公のぼくにはいつも人には見えないものが見える。しかしそれらを全部まるごと知っていてくれるきっちゃん(名前がうろ覚えになってしまった・・)さんの存在がぼくに、そして読者に安心感を与えてくれる、うまい仕掛けになっているようだ。一番不思議なのはこの人かも。

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    2011年10月04日
  • 遠く不思議な夏

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    田舎のおじいさん・おばあさんが孫に語る自身の不思議な体験談を物語にしたかのような本。

    怪談では無い、田舎という限られた空間の中で、そこに住む人々が信じるもの、都会にはない豊かな自然とそこの人々との関係から生まれたような現象。現象というと無機質に感じられるかもしれませんが、普段は目に見えないし感じられないのだけれど、確かに存在していて、ふとした瞬間に現れ出でる。この物語の形式が、大人になった自分が子どもの頃のことを思い出して書く、というものだからなのかもしれませんが、少し距離を取りつつその不思議さを観察するかのような視点で、あまり感情的でないからこそ、かえって「あれは何だったのだろう」という謎

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    2011年09月30日
  • 6+1の不思議

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    卒業して50年以上経っている、小学校の同級生が、それぞれの不思議体験を語る。
    斎藤洋さんのお得意のちょっと不思議なあやかしストーリーといった感じだが、"不思議"がちょっと弱いというか、あまりにも漠然としすぎていて、『あれはもしかすると○○だってのでは…』といった余韻があまりなく、『え。どゆこと??』と感じる話が(私には)多かった。
    ほんのり不思議の塩梅もけっこう難しいのだなと思った。

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    2023年11月10日
  • おばけとしょかん

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    やばこわ!よるねれない...
    ぜんぶがこわい...本のせかいに入ってしまってもどってこれないとおもった。

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    2023年06月17日
  • アルフレートの時計台

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    児童書だけれど大人も楽しめるし、読んだあとほっこりする本。

    児童書ってけっこう面白い。
    自分が小学生くらいのときにこの本を読んでたらどんなことを感じたのかな。

    どうやらシリーズらしくて、この本の前に『ドローセルマイアーの人形劇場』という本があるらしい。
    でも、この前作を知らずにこの本を読んだが十分に楽しめる内容だった。

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    2020年09月09日
  • 遠く不思議な夏

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    母の郷里ですごした、少年時代の夏休み。そのなんでもない田舎ぐらしの中でぼくは幻とも現実ともつかない不思議なできごとに出会う。昭和三十年代を舞台につづる12の奇譚。

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    2017年05月28日
  • 遠く不思議な夏

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    子どものころ毎年夏に行ったは母親実家がある田舎の思い出。
    ちょっと不思議な体験を忘れないうちに書き留めたという設定。
    時代は昭和30年代から40年代。
    座敷わらしのような、不思議なものが見える少年。

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    2016年11月22日
  • K町の奇妙なおとなたち

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    ネタバレ

    昭和30年代、東京のはずれのK町。
    わたしが回想する、就学前から小学生(低学年くらいまで)時代の、ちょっと不思議な連作短編。
    両親をはじめ、隣のK荘(アパート)のいつもお小遣いをくれるおばちゃん、お父さんの下っ端野良部下(?)のサブロウさん、時々預けられたベティーさん、銭湯で潜水艦の乗組員ごっごをした普段は堅い顔したおじさん、知らず知らずのうちに わたしがつないだ、モデルガンの店主と近所のカズちゃんの恋。・・・

    戦後日本の、なんだか陰影礼賛な建物がならぶ、東京とはいえまだまだ田舎の町の
    奇妙な、でも、ありそうな物語。

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    2014年08月10日
  • K町の奇妙なおとなたち

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    ネタバレ

    子供の頃に不思議に感じたことも、大人になって考えてみると、存外あっさりと解決してしまうことがある。
    が、やっぱりどう考えても辻褄の合わないこともある。

    『まれやまさんちのおばちゃん』
    おばさんの家で見た、茶箱いっぱいの蛇の死骸。今考えると漢方薬か何かに使うんだろうけど、あの時箱の中から聞こえた音は一体何だったんだろう。そしておばさんは東京の高級住宅街へと引っ越して行った
    『カズちゃんたち』
    K町にいる3人の男女のカズちゃんが、おかめのお面をつけて夜の原っぱで踊っていた
    『サブロウさん』
    サブロウさんに聞かされた狸囃子を探して迷子になった私を助けてくれた灯りが、「おくりちょうちん」だと気づいた

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    2014年04月27日
  • アルフレートの時計台

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    児童文学なのかな?
    内容をまったく知らずに古本屋で買ってきた本

    ちょっと切ない話でした
    いや・・・悲しい以外の感情があまり沸かなかった
    クラウスが今現在、「人生なんて生きる価値ナイ!」って
    なげやりになっているなら
    友達からの手紙で「もっと大切に生きよう!」ってなるなら
    そうかそういう話なのかと思うけど
    そこはこっちの勝手な思い込みでそういう設定にしていいものか・・・

    クラウスは仕事も一生懸命で向上心もあって
    周りの人ともうまくやっているように見える
    友達のことも忘れていない彼に
    手紙が必要だったのかなー?とオモウ

    なのでアルフレートがかわいそうだなぁと
    悲しい気持ちばかりが沸きました

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    2013年09月07日
  • K町の奇妙なおとなたち

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    斉藤 洋 作
    森田 みちよ 絵
    偕成社 (2012/9)

    続いて斉藤 洋 作

    これはまだ戦後の名残があり高度経済成長に駈け出そうとする時代
    奇妙なおとなたちを少年の目を通してユーモラスに描きます

    疑問は残ったままなのがいいです
    後味がとてもいいです

    ≪ あの時代 混沌として 親も子も ≫

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    2013年03月21日