森田みちよのレビュー一覧
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ネタバレなんか表紙がいいカンジだったので手にとる。
お話、お話の間にある挿絵もなかなか味わい深いものがあった。
奇妙なおとなたち。
なるほど。
ファンタジーではない。懐かしい、とゆーわけでもない。
奇妙、とゆー字面がぴったりの感じなお話。
ぼっちゃん、と呼びかけられるまで、主人公、女の子と思ってたぞ。
ちょっとしんみりしちゃったのはベティのおはなし。
あとあじ悪めだったのは月光仮面のおはなし。
なーんか気になったのは教頭先生のおはなし。
この子の家族は興味深い。
先生、と呼ばれる元ヤクザっぽい父。
あっ、今思ったが、先生って政治家系か??
そこそこ豊かなおうちっぽい。
そーいや、おとなたち、とあ -
Posted by ブクログ
田舎のおじいさん・おばあさんが孫に語る自身の不思議な体験談を物語にしたかのような本。
怪談では無い、田舎という限られた空間の中で、そこに住む人々が信じるもの、都会にはない豊かな自然とそこの人々との関係から生まれたような現象。現象というと無機質に感じられるかもしれませんが、普段は目に見えないし感じられないのだけれど、確かに存在していて、ふとした瞬間に現れ出でる。この物語の形式が、大人になった自分が子どもの頃のことを思い出して書く、というものだからなのかもしれませんが、少し距離を取りつつその不思議さを観察するかのような視点で、あまり感情的でないからこそ、かえって「あれは何だったのだろう」という謎 -
Posted by ブクログ
ネタバレ子供の頃に不思議に感じたことも、大人になって考えてみると、存外あっさりと解決してしまうことがある。
が、やっぱりどう考えても辻褄の合わないこともある。
『まれやまさんちのおばちゃん』
おばさんの家で見た、茶箱いっぱいの蛇の死骸。今考えると漢方薬か何かに使うんだろうけど、あの時箱の中から聞こえた音は一体何だったんだろう。そしておばさんは東京の高級住宅街へと引っ越して行った
『カズちゃんたち』
K町にいる3人の男女のカズちゃんが、おかめのお面をつけて夜の原っぱで踊っていた
『サブロウさん』
サブロウさんに聞かされた狸囃子を探して迷子になった私を助けてくれた灯りが、「おくりちょうちん」だと気づいた -
Posted by ブクログ
児童文学なのかな?
内容をまったく知らずに古本屋で買ってきた本
ちょっと切ない話でした
いや・・・悲しい以外の感情があまり沸かなかった
クラウスが今現在、「人生なんて生きる価値ナイ!」って
なげやりになっているなら
友達からの手紙で「もっと大切に生きよう!」ってなるなら
そうかそういう話なのかと思うけど
そこはこっちの勝手な思い込みでそういう設定にしていいものか・・・
クラウスは仕事も一生懸命で向上心もあって
周りの人ともうまくやっているように見える
友達のことも忘れていない彼に
手紙が必要だったのかなー?とオモウ
なのでアルフレートがかわいそうだなぁと
悲しい気持ちばかりが沸きました