たなか鮎子のレビュー一覧
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たなか鮎子さんの絵本ですね。
きょうは ヨハンが はじめて
クリスマスマーケットに でかける 日。
クリスマスを おいわいする ための
かざりや おかしを いちばで そろえます。
マーケットに つくと
たくさんの でみせが ならんでいました。
「きれいだなあ」
いろとりどりの おもちゃを ヨハンが
ながめていると………
「いやはや こまった」
ちいさな こえが きこえました。
みると、くるみわり人形と きんいろの
お星さまが ひそひそ
はなしているではありませんか。
きんいろの お星さまが クリスマスツリーから
おっこちてしまったのです。
「かわいそ -
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たなか鮎子さんの絵本ですね。
ポツリ。
あそびに いこうと レミが ドアを あけると、
ほおに あめの しずき。
とおりに でると、ポツリ、ポツリ。トン、トトン
あめが きゅうに つよく なってきました。
レミは めの まえの みせに からだを
よせると、おおきな こえで いいました。
「もう! あめなんて、だいきらいだ」
すると、
「あめ、おきらいですか?」
みせの おくから、ふしぎな こえが
きこえてきました。
「それなら、かさを おひとつ いかがです?」
ドアが、すこしだけ あいています。
おそるおそる はいってみると、
そこは かさやさん。
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別の学校の生徒がビブリオバトルで紹介しており、職場の人間関係にちょうど煮詰まっていた時期でもあるので、帰りがけに購入。
極端に言ってしまえば、自分以外の人間はたとえ親であれ、配偶者であれ、子であれ、みな「他者」であり、自分と全く同じということはありえない、ということを(しっかりと)意識しながら過ごしていきましょう、その中でどのような考え方をしてゆけば、「生きづらさ」を感じすぎることなく生活することができるか、考えましょう、という趣旨の本です。
役に立つマニュアル本というわけではありませんが、読み終えると少し楽になった気がします。
追い込まれたとき、煮詰まったときに度々手に取る本になるかもしれ -
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ネタバレイタリア民話『不幸な星の下の娘』を下敷きに創作されたもの。
不幸の魔女に《しあわせの星》を奪われ、家族が不幸になるのを放っておくことができないフィオーラが知恵と勇気を胸に旅立つ物語。
こう書くとよくある話の一つなのだが、この物語の一風変わったところは魔女の倒し方である。
なんと世話になった洗濯女からプレゼントされた石鹸で魔女を洗い、綺麗にすることで不幸の力を奪うのである。
しかも綺麗になった不幸の魔女は改心し、遠い未来では《幸せの魔女》と呼ばれるようになるという結末付きで。
これが男主人公であれば剣や魔法を持ち出すであろうところを、非常に家庭的な方法で解決するというところがこの物語の凄さだと思