たなか鮎子のレビュー一覧

  • ゆきのひのプレゼント

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    ネタバレ

    「冬はちょっとした心のあたたかさがひときわ感じられる季節」というあとがきに、たなかさんが描く冬のファンタジーの隠し味を発見。
    町にやって来た雪の妖精スノーイーが甘い匂いに誘われて見つけたのはケーキ屋さん。スイーツ好きな妖精という設定から微笑ましいな。
    ケーキ屋さんの男の子ピノくんとスノーイーのそれぞれの優しさに応えようとするお互いの“ありがとう”の気持ちに心地良く包まれる。
    クリスマスの陰に隠れがちな12月のお誕生日がテーマになっているのも、変化球でいいなと思った。
    9歳息子の頭はクリスマスのことでいっぱいw

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    2024年12月10日
  • ゆきのひのプレゼント

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    冬ーって感じの色合いで、寒そうなのが
    ビシビシ伝わってくる。
    アナ雪みたいな世界観?って思った。
    文字多めだからまだ息子には早かった。
    イラストを探すのは楽しい。

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    2024年12月06日
  • あきねこ

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    かのが、公園で出会ったのは秋の風景を描いていると言うあきねこ。
    あきねこは、チューブをぎゅうっとしぼって絵の具を出していく。
    慣れた手つきで描いた絵はコスモス、ふわりと揺れながら歌い始める。
    次に描いた絵は、すすきの野原でまるで金色の海のよう。さわさわとすすきのほが歌う。
    今度は君が描いてごらんと言われ、3枚目の画用紙に現れたのは山の中で、森の木たちは赤や黄色に染まった木の葉を揺らして歌う。
    あきねこ あきかぜ ごきげんよう
    ことしの しごとは もう おしまい…と
    気がついたら絵の中にあきねこの姿が。
    風がやむとすべてが消えて、公園は秋の色。


    たっぷりと秋の風景が楽しめる。
    コスモスの艶や

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    2024年10月02日
  • 愛の本 ──他者との〈つながり〉を持て余すあなたへ

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    まさに他者との距離や自分自身がどうしたいかがわからなくなってた時に道標になってくれた。
    家族でも他者。あたりまえにわかってくれることはない。
    「楽観主義は意識」

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    2024年01月21日
  • ふしぎなかさやさん

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    美しいファンタジー
    ヨーロッパの画家さんかなと思った
    イギリスの大学、今はパリ在住とか
    なるほど
    隅々まで丁寧に描かれた絵の中で
    しばらくたゆたっていました

    雨のきらいなレミ
    ちょっと怖いぼうけんもしますが
    「行て帰りし」
    ラストはふんわり

    ≪ なないろの にじにかわるよ あめのつぶ ≫

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    2023年08月29日
  • 愛の本 ──他者との〈つながり〉を持て余すあなたへ

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    よき本だったけど後半がぼやけた
    自分にとっての「ほんとう」から幸福をデザインすること。。ほんとうが絶えず変わるので難しいなと思い、わたしにはその部分だけささらなかった、ゆえにいまよりちょっといい状態、が描けてない

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    2023年06月19日
  • 愛の本 ──他者との〈つながり〉を持て余すあなたへ

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    楽観主義は意志に属し、悲観主義は感情に属する
    自分以外は全て他者。他者との距離があるからこそ繋がりを感じられる
    全てを受け入れてもらうことを期待せず少しでも理解されたら良しとする

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    2023年04月09日
  • あきねこ

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    女の子「かの」の前に突然現れた「あきねこ」が、ガラス玉のように透きとおった「あきかぜえのぐ」を使って、まっ白な画用紙に絵を描き始めると、たちまち現れる、様々なあきのふうけいたち。

    それらを見ていると、秋という季節は、こんなにも色に惹き付けられるものだということを実感させられる。何の花や木なのかを認識する前に、まず飛び込んでくるのは色の存在感。

    そう思うと、秋って淋しげな印象だけじゃないんだね。現に物語のかのはとても楽しそうに見えるし・・と思っていたら、最後は哀愁感漂う終わり方に、少しの切なさが。

    ちなみに四季ねこシリーズとして、他にも、「はるねこ」、「なつねこ」、「ふゆねこ」もあり、それ

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    2024年01月08日
  • ふしぎなかさやさん

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    7歳1ヶ月の娘
    4歳1ヶ月の息子に読み聞かせ

    ファンタジーな不思議なおはなし

    ストーリーはどうあれ
    絵がすごい惹かれる

    色彩が美しい


    追記

    10歳0ヶ月の娘に読み聞かせ

    再読。表紙は記憶にあったけど
    内容はすっかり忘れてた。

    素敵なデザインの傘がいっぱい
    どれがいいかなー
    迷っちゃうな。

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    2022年06月28日
  • ルナのたまごさがし

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    転校生のルナが絵の時間を抜け出して教室の外に出ると、
    白い卵を発見。
    手に持っていた絵筆で模様を描いたらウサギが出てきて、カラフルたまご探しが始まった。
    気づけば教室のみんなも一緒にエッグハント。

    イースターエッグとイースターを題材にした絵本。
    卵は物事の始まりの象徴。
    見つけて割れば、何かが生まれ芽吹く。

    ページのあちらこちらに散りばめられたカラフルなイースターエッグを
    ついついルナと一緒になって探してしまう。
    卵のデザインも1つ1つ異なり、
    どれを見ても可愛く楽しい。
    イースターエッグがたくさんぶら下がった木は圧巻。

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    2022年04月11日
  • フィオーラとふこうのまじょ

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    ふこうのまじょにしあわせの星をよこどりされてしまったフィオーラですが、前向きな心は持ち続け…
    イタリア民話を下敷きに創作したお話。

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    2020年07月08日
  • 愛の本 ──他者との〈つながり〉を持て余すあなたへ

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    周りの人と気持ちが通じたり、自分の考えや行いが他の人に認めてもらったりすることによって、ぼくたちの「生」は限りない広がりと深さを持つようになる

    本当の私ではなく、自分にとってのほんとう。
    自分が「これだ」と思えるものをどんなものでも見つけること。それでお金をもうけようとかいったことにあまりこだわらないこと。

    ほんとうに幸せそうな笑顔で笑っていられるのは、生きている限り抱え込まざるを得ない「制限」や「挫折」を、それぞれの仕方で自分自身の中に上手に馴染ませながら、自分の憧れや理想を、手放さない方向に自分たちの生を絶えず向かわせようとする努力をしているからだとぼくは思う。

    ジンメル「距離がなけ

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    2019年02月11日
  • あきねこ

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    素敵だけど、思ったほど乗り切れなかった感じ。
    絵柄のせいかな?
    かわいいんだけど。
    でも話の筋は好きです。
    あきねこが透明の絵の具で描き出す新しい秋の世界。
    四季シリーズなんだね。
    他のねこも読んでみたい。

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    2016年08月10日
  • フィオーラとふこうのまじょ

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    8分41秒:武豊
    *この絵本は「不幸な星の下の娘」(『みどりの小鳥-イタリア民話選』イタロ・カルヴィーノ作 河島英昭 訳/岩波書店を下敷きに創作されたもの。
    家の中が火が消えたようにくらくなる ということとはどういうことなのか、家族のありかたも考えめぐらせる。

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    2011年07月24日
  • マルーシカと12の月

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    どっかで見たことあるような話

    名前や服装や顔がロシアっぽい
    けど日本の作家さん

    お姫様が病気になって3月にならないと咲かない花をかごいっぱい持ってきたらかごいっぱい金貨をあげるというお触れをきいたままはは・まま姉コンビに家を追い出されたマルーシカ
    焚き火にあたってた12人の兄弟が月の精で、ちょっとだけ12月を3月にしてくれて、
    欲に目がくらんだふたりは遭難して、もらった金貨は貧しいひとに配ってめでたしめでたし

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    2011年03月29日