ジェリー・ポラスのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
会社という組織は往々にして利益追従傾倒や時代という変革に適応できずに衰退するか、適応した会社は反映するのかを一つの視点と解釈をを実践という形で提供する内容である。
本著は指すカリスマ経営者では時代を超えて活躍出来る企業にはならないと主張する。淘汰という言葉がある。不要なものを排するという意味だ。会社組織も同じで社会から不要になれば淘汰され、吸収または倒産するという形で消えていく。それはスタートアップだろうが、ベンチャーだろうが、中小企業、大企業や世界企業でも同様に言える。今、正に世界の最先端にいるメガカンパニーだろうが、100年持つかは誰にもわからない。もしかしたら、10年後には無いかもしれないからだ。
さて、本著ではその時代毎の流行に惑わされることなく、自社が主張する核心部分を核としながらも、時代という大きな変化に適応し、自社を更新しせよと強く主張する。この言葉はどの業界業種にも言える。別に時代に無理して合わせなくても良い。ただ、何故、それを今やる必要があるのかという問いを磨き続けて行動しながら修正していくことが必須だろう。
単なる利益や株主価値の最大化を目的にせず、時代が変わっても揺るがない「核となる理念」を持ち続け、その理念を軸に経営判断や組織作りが重要である。
本著は企業や組織作りについて様々な視点と思索を提供するものだ。だが、これは家庭内や副業レベルでも応用は充分に利く。巨大企業も家族という単位でも組織作りは重要なことだ。
自社が掲げる、個人が掲げる大きな目標と同時に、提示して社員や社会の心を惹きつけることが革新と成長を生む。そして、普遍的な基本理念を土台に、変化への柔軟性も持ちつつ、組織自体が永続性を獲得できる仕組み作り――これが「ビジョナリー・カンパニー」(時代を超える企業)の条件であり、何十年にもわたる成功の根本理由だろう。
時代を超えて活躍したい人に向けて読み継がれる良書であるといえよう。 -
Posted by ブクログ
◆すばらしい意図を持ち、気持ちを奮い立たせるようなビジョンを持っているが、その意図を活かす具体的な仕組みをつくるという不可欠な手段をとっていない組織が少なくない。
ex.ディズニー大学生
◆カルトのような文化
・先見性(ビジョナリー)とは、やさしさではなく、自由放を許すことでもなかった。事実はまったく逆であった。ビジョナリー・カンパニーは自分たちの性格、存在意義、達成すべきことをはっきりさせているので、自社の厳しい基準に合わない社員や合わせようとしない社員が働ける余地は少なくなる傾向がある。
《カルトと共通する点》
* 理念への熱狂
* 教化への努力
* 同質性の追求
* エリート主義
・個人崇拝のカルトをつくるべきだということではない。それは、絶対にやってはならないことである。学ぶべき点は、基本理念を熱心に維持するしっかりした仕組みを持った”組織をつくる”ことである。
・カルトのような文化は、基本理念を維持するものであり、これとパランスを取るものとして、進歩を促す強烈な文化がなければならない。 -
Posted by ブクログ
概念として4つ
①時を告げる予言者になるな。時計をつくる設計者になれ。
②ANDの才能を重視しよう。
③基本理念を維持し、進歩を促す。
④一貫性を追求しよう。
かなり古いものではあるが、確かに同じようなことをしていた日本企業もある。理念をつくるなど。
ただ、現在では時を告げる予言者がトップの企業も多く、カリスマ性に溢れる経営者もいる。
少し時代のズレがあるため、シリーズを読んでみたくなった。
そのような経営者たちに、どのような考えを持っているのだろうか。
説明
企業の使命として株主への利益還元がさけばれて久しい。しかし、ジョンソン・エンド・ジョンソンのように企業が奉仕する優先順位として1に顧客、2に社員、3に地域社会、最後にようやく株主という基本理念を掲げる企業がアメリカの経営者から尊敬を集めているのも事実だ。 本書は、アメリカの主要企業のCEOから採ったアンケートによって選び出された18社の歴史に対する6年間の調査から生み出されたレポート。企業を組織する人間が企業内に活力を生み出すのは、カネでは計れない動機づけにあるというシンプルな「真理」が、ライバル企業と比較された各社の資料、エピソードから浮き彫りにされる。著者の1人であるコリンズはコンサルティングも手がける大学教授であるためか、随所に抽象化された概念と企業が取るべき方策が図を合わせて示される。しかし、経営指南よりも、世界を代表する大企業の決断の歴史が斜め読みできる魅力の方が大きいだろう。(青木 明) -
Posted by ブクログ
「あなたの生きがいは?」と問われてすぐに答えられるだろうか?
そんなことを考えさせられました。
1.この本を一言で表すと?
・成功者へのインタビュー本
2.よかった点を3〜5つ
・人に与えられた時間は限れられている。だから、誰か他人の人生を生きて、その時間を無駄にしてはならない(p162)
→自分の好きなことにもっと時間かけるべきだと反省しました。
・彼らが共通に持っている価値観があるとすれば、それは自分の生きがいに対する誠実さだ(p118)
→何か生きがいをみつけられた人は強いと思う。何か目標が必要ということか。
・BHAGが生きがいを具体的に教えてくれるとき、ビジョナリーな人にはいつの間にか、思いがけない幸運が与えてくれる最高のチャンスをつかみとる準備ができあがっている。(p283)
→目標があるからチャンスを見分けられると思う。目標がなければチャンス自体に気づかないということ。
・打ち込む価値のあるもので、一人の力だけで成し遂げられるものなんて一つもない。(p307)
→なんでも自分だけでできると思わない。つまり、人間関係が重要ということ。
・もしいつまでも続く成功を望むなら,そのためには,自分にとって生き甲斐のある人生を紡ぐことだ(p327)
→やはり生きがいということに行き着いてしまう。生きがいを見つけるのが一番難しいのでは。
2.参考にならなかった所(つっこみ所)
・ビジョナリーな人は、うまくいかないときには、うまくいかないことをそのままにしておくものだ。彼らは過去のツケを将来にまわすようなまねはしない。(p241)という内容とが理解できなかった。先延ばしはよくないのでは?
3.実践してみようとおもうこと
・自分の生きがいを考えてみる
4.みんなで議論したいこと
・生きがいは見つかっていますか?
5.全体の感想
・ビジョナリー・カンパニーとは異なり、あくまで自己啓発本だと感じました。
・本書でインタビューされた成功者たちは、富を得た後も、以前と変わらず現役として仕事をしているようです。その点は、自分はまだまだ未熟だと思います。
・ビジョナリー・カンパニーのほうが面白かったと思います。 -
Posted by ブクログ
成功とは、富や名誉とは関係なく、生きがいという自らが大好きな意義を追及し続けることである、という主張。
世界の「ビジョナリー」=「つくる人(BUILT)」な人たちへのインタビュー等を通じて、彼らの共通項を見つけ出したものである。
これを読んで、どう自分に生かすか???
まずは「生きがい」を考えてみることだろう。
翻訳自体は、自分にとってはあまり読みやすいとは言えず、頭に入ってきづらいこともあった。
また、もともと知りたかった「ビジョン」に関する話は出てこなかったので、これについては自分の選択ミス。
[more]
(目次)
序章 ビジョナリー・カンパニーから、ビジョナリー・ピープルへ
第一章 あらためて成功を定義する
PART1 意義−彼らは、なぜ成功し続けられるのか
第二章 情熱と意義を追求する
第三章 情熱はひとつだけではない
第四章 誠実な姿勢をつらぬく
PART2 思考スタイル−究極の変身は頭の中から始まる
第五章 静かな叫びに耳を傾ける
第六章 カリスマは大義に宿る
第七章 弱点を受け入れる
PART3 行動スタイル−生きがいのある人生を紡ぐ
第九章 思いがけない幸運に備える
第十章 論争を盛り上げる
第十一章 すべてを結集をさせる
●付録−ビジョナリー・ピープルへの道のり -
Posted by ブクログ
『ビジョナリー・カンパニー』のシリーズはすべて読んだのでこちらも読んでみた。
書かれていることそれぞれについてはそれなりだが、構成が下手なのか、十分なインタビューを行っていないのか。広範囲にわたり検討されていることはわかるのだけれども、他の同様なビジネス本に書かれていることとそんなに違いが感じられない。
『ビジョナリー・カンパニー』は、データや情報を分析し研究しつくした結果、これだ!というものに行き着いた感があったが、この本には、そのような、これだ!がないですね。
特定の人物へのインタビューの詳細が2、3人分載っていればもう少し違ったかもしれない。 -
Posted by ブクログ
「ビジョナリーカンパニー」と同時に読みはじめました。それぞれ内容がどう異なるのか興味があったのですが・・・、よく見ると著者が違うんですね、表紙ぜんぜん見てなかったです。
カンパニーの内容は当然継承しているものの、視点が個人に向けられているところから、なんとなく盛り上がりに欠けるような気がしてさらさらっと読み終えてしまいました。
カンパニーの方が感銘を受けることが多く、じっくりとまだ読書中です。また読み終わったらレビューを書きます。が、こちらも1箇所がつんときたポイントがありました。twitterにもupしましたが下記の文章
「正直になるべきだ。われわれには科学、技術、そして富がある。ないのは意志であり、意志がないから貧困を阻止できないという言い訳は、歴史的には通用しないだろう」
・・・みんながしない、1人ではやっても意味がない、自分がしんどい思いをするだけ
といった理由で、心の葛藤はありつつも行動に移さないことって多いものです。今の時代ではそれでいいかもしれませんが、次の世代やもっと未来の人達がそれを見たらやはり受け入れられないのかもしれません。
第二次大戦において自他国共にあれだけの被害を生んでしまったことを、当時それを止めることが出来なかったのを、僕のような若い世代が理解しがたいのと同じことだと思います。
未来の人類のために生きているわけではないけれど、自分のしてきたことを後世に残したい願望はあるので、自分なりの自信をもって引き継いでいけるよう生きていきたいものです。 -
Posted by ブクログ
まず最初に書いておきたいのは、
読みづらい。
内容的には色々取り入れる面があった。
情熱を持って取り組み、その情熱に対しては他人からの評価に左右されず、確信を持って遂行する。
3つの輪(意義、思考、行動)の調和を持って永続する成功を手に入れた人達の実例が記載されていました。
●情熱的な意義
-目的はは一つとはぎらない。どの情熱も大切
-共通に持っている価値観とすればそれは、自分の生きがいに対する誠実さだ
-意義は自分自身でしか定義出来ない
●思考スタイル
-大義が自信をあたえてくれる
-取り組む価値があればなんとしても取り組む
‐人が大義を育てれば大義もその人を育ててくれる
‐失敗を糧にする(敗者はそれを失敗と言い、勝者はそれを学習という)
-弱点や挫折を自信喪失の理由にしない
●行動スタイル
-全ての出来事に責任を感じて行動する
-論争を求める
-ひとりの力だけでなし遂げられるものはない
-自分の意識の照準を自分の生きがいに合わせる
-意義と思考の整合性を確かめる
メモ用です。