モームのレビュー一覧

  • 月と六ペンス

    Posted by ブクログ

    ストリックランドは、馬鹿なのか?
    奥さん捨てて、人の妻を自殺に追い込んで、当の本人は絵画を描くことに夢中になってる。

    絵画芸術家って、こんな奴らが多いのか?
    もし多いなら、絵画を見たくない。

    0
    2025年04月28日
  • 人間のしがらみ(下)

    Posted by ブクログ

     ミルドレッドに失恋した主人公フィリップは、新しい恋も始まり立ち直りつつあったが、そんな彼の前に恋人に捨てられたと言ってミルドレッドが現れる。彼女を見てフィリップの感情はまた揺さぶらるのだが、果たして二人の間はどうなるのか、といったところから下巻は始まる。

     そして、フィリップが親しく付き合い、その言動に目を見張ったり、才能に憧れたりした友人たちが、ある者は病に倒れ、また別のある者は夢をあきらめたりして、かつての親密な関係が失われていく一方、医局員として研修をしていた病院で知り合ったことがきっかけで、アセルニー一家との交際が始まり、フィリップは人生の新たな一面に目覚めていく。
     そんな中、フィリップは投資の失敗から財産のほとんどを失ってしまい、下宿代も払えず路頭に迷うに近い状況になってしまったが、そんな彼に手を差し伸べてくれたのがアセルニーとその家族であった。その口利きで何とかデパートの婦人服売り場の仕事を見つけたフィリップだったが、果たして彼の人生は、そしてミルドレッドとの関係はいかに、という展開。

     ある出来事があって、フィリップは医学校での研修を終え、医師への道を目指すこととなり、そしてある人と二人で人生を送って行こうと決意する。
     
     ミルドレッドに対する気持ちが、若者らしい執着的な愛から、焼けぼっくい的に火がつき、さらに同情、哀れみと変わっていくところは分からないではないが、ミルドレッドの態度に共感を持てないし、齢を重ねてくると、そもそも恋愛部分を読むのがきつくなってくる。
     そういった意味では、フィリップが一度零落を経験してからの新しい生き方のところに共感を覚えたし、それこそが本書読後の後味を良くしているのではないだろうか。

     ない。訳者あとがきにもある通り、本書はこれまで『人間の絆』というタイトル名で訳されてきたが、「絆」という言葉が”つながり”とか”結びつき”といったポジティブな意味に変わってきているようで、本書の内容からすると確かに”しがらみ”という言葉の方が適当な気がする。

    0
    2025年03月31日
  • 聖火

    Posted by ブクログ

    半身不随の夫の不可解な死をめぐる推理小説風の戯曲。立場が違えば抱える悩みや思考も変わってくるのだろうが、互いの価値観のぶつけあいが読み手の心をささくれ立たせる作品である。最後のシーンにおいて何が正しいのかなんて議論しだしたら、人間の利己的で卑しい面があらわになりそうである。

    0
    2024年05月31日
  • 月と六ペンス

    Posted by ブクログ

    ゴーギャンをモデルにしつつ、かなり相違点多いそうです。いろいろぶっとんだイカれ男だったので、史実とは異なると知ってなぜか少し安心した。

    株式仲買人→画家、西洋文明→未開のタヒチ、まるで対極にあるようなものを切望しながら前半生を苦しみ生き続けてある日ようやく解放されたのか、あるいは漠然とした憧れを秘めたまま平穏に生きていたところ、ある日突然天啓にうたれて考えが変わってしまったのか、ぜひゴーギャン本人に聞いてみたい。

    ストリックランドのねじくれた天邪鬼な嫌らしい性格、個人的には読んでて全然嫌ではない。一応は筋が通っているし、なんなら魅力的ですらある。
    彼の人生そのものへのスタンスとして、知人・世間のことは気にもかけず、とにかく自己を追求する姿勢はかっこいいが、とても真似できるものではない。
    でも本人は生きにくいとも思ってなかったんだろうな。

    絵画をみて、そこから何かを感じ取れる人でありたい。

    0
    2023年10月26日
  • 人間のしがらみ(上)

    Posted by ブクログ

     モームは短編という先入観があって長編は敬遠してきたのだが、そろそろ読んでおきたいと思い、代表作「人間のしがらみ」(これまでは「人間の絆」というタイトルが多かったが)を読むことにした。

     冒頭、まだ幼いフィリップ(本作の主人公)を慈愛の目で見守る病床の母、それが親子の最後の別れとなってしまう。とても印象的なシーンで本書は始まる。

     両親を失ったフィリップは牧師の伯父夫婦の元に引き取られる。そして彼は生まれながらの内反足だった。
     神学校での学校生活に嫌気がさし、牧師になることを放棄し、異なる生活を夢見てハイデルベルク、さらに画家になることを志してパリへと赴く。そこでの友人との付き合いや交流を通して、彼は様々なことを学び考える。しかし結局自分の才能に見切りをつけて、今度はロンドンの医学校に入学したものの、ウェイトレスをしている女性に猛烈な恋をして、学業は疎かになってしまう。しかも彼女はなかなか振り向いてくれない。
     上巻は大体こういったところ。

     本巻の半分くらいまではなかなかページが進まなかったが、個性のある人物が登場してきたパリの辺りから、彼、彼女らとフィリップとの付き合いの様子や、若者ならではの自信と不安がないまぜになった心理がうまく描かれていて、面白く読み進めることができるようになった。
     自分を愛してくれない女性に対して卑屈なほどの対応をするフィリップ、彼は果たしてあきらめることができるのか、この後どうなるのか、というところで、下巻へ。

    0
    2023年10月06日
  • 月と六ペンス

    Posted by ブクログ

    解説を読むとよりおもしろい

    どこまでも心が求める「なにか」を追い求め苦悩する

    己の中の芸術を突き詰め続ける

    0
    2022年02月07日
  • マウントドレイゴ卿/パーティの前に

    Posted by ブクログ

    正直、名作とか、古典の香りを感じることはなかった。普通。

    不気味ではあっても、それこそ上には上がいくらでもいる。
    不思議な話にしても惹きつける力があまりない。

    メイドとか、お茶、植民地、体裁、外聞を気にする気質はイギリスだなぁとは思う。

    0
    2012年12月25日