堀本裕樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
まず、ねこまきさんのマンガが圧倒的に素晴らしいです。絵の感じが最高に癒されます。
次に俳句。どれも猫あるあるで楽しいです。
そして堀本さんの解説。川柳と違って季語や用語の勉強になり、ちょっと得した気分になります。例えば、
「ねこに来る賀状や猫のくすしより」
のくすしは薬師で医者のこと。
「黒南風(くろはえ)や沖をみている猫ひとつ」
の黒南風は夏の季語。梅雨時期に吹く湿った南風のことらしいです。
夏らしいところで好きな句は
「猫の眼のひらいてとじて遠花火(とおはなび)」
解説とマンガが一致していないところも良くて、俳句を二度楽しめる構成になっています。