堀本裕樹のレビュー一覧

  • 春夏秋冬 雑談の達人

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    この本に出会って"俳句"をつくるようになった。入り口は川柳だったけれど、俳句へと一歩踏み込んで作り始めると想像以上に楽しい。歳時記を購入し、旅行に行くと一句、季節の変わり目に一句など、俳句を通して自然や四季をより深く感じられるようになった。

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    2019年12月11日
  • 春夏秋冬 雑談の達人

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    令和に次の元号が決まり。改めて日本人でよかったなぁという思いから気づいたら手に取っていた本。四季を愛でることのできる日本は本当に素敵な場所。次日本に戻ったら四季の巡りを日々体感しながら過ごしたい。歳時記がいま欲しい。

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    2019年04月04日
  • ねこのほそみち

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    ネタバレ

     見開き、右頁に猫を詠んだ俳句と解説、左頁にマンガが描かれています。解説が堀本裕樹さん、マンガがねこまきさんです。八十八句あります。2016.4発行です。マンガがとてもいい感じです(^-^)
     ①ランドセル放り隣りの子猫見に ②肉球にリモコン触れて春来(きた)る ③秋の夜の猫のあけたる障子かな ④猫の飯相伴するや雀の子 ⑤猫起きて家族の揃う小正月 ⑥尾道のきれいな猫の秋思(しゅうし)かな

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    2018年12月26日
  • 俳句の図書室

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    五七五の十七音の調べ。それは世界で一番短い詩・俳句。句を読んだ時の背景や作者について、季語や技法を知ることでより趣深く俳句が鑑賞出来るはず。わかりやすい解説で近代から現代俳人の幅広い作品をやさしく読み解く初心者におすすめの一冊。

    昔から短文詩が苦手だったのですがそれでもきちんと俳句について教養を深めたいなあと思っていた昨今、偶然本屋さんでこの文庫本が目につき購入。一句につき2ページでの解説でさくさくと読めるのもいいですし、文学に触れること自体も初めてだよという方向けに本当にわかりやすくやさしく書かれているのも印象よかったです。せいぜい子規や虚子や山頭火と授業で知った俳人くらいしか知らなかったので、知らない現代俳人がいっぱいでこんなにいっぱいいるんだなあと驚きでした。又吉さんとの対談もよき。

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    2018年09月01日
  • 俳句の図書室

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    とても読みやすくて、分かりやすく丁寧に書かれていて、俳句初心者にはうってつけだった。
    技術面について、項目ごとに必要なことが書かれていて、分かりやすかった。
    鑑賞について、ただ句だけポンと出されても分からないところを、さらっと鑑賞の手引きみたいなことが提供されていて、俳句を読むときの手がかりになった。見開き1ページ、もしくは半ページで1句ずつ紹介されている形式も、読みやすかった。
    全体的に「俳句はこうあるべき」みたいな押し付けがましさがまったくなくて、必要な技術と著者のオススメ俳句を教えてもらった感じ。好感触な読書だった。

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    2017年10月17日
  • 俳句の図書室

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    読めなく意味のつかめない漢字が沢山あった.鞦韆,紫雲英等々.月の名前が十五夜,十六夜,立待月,居待月と続くなんて,素晴らしい感覚だと思った.各俳句の解説が,非常に読みやすいし,分かりやすい.言葉を選ぶには,言葉を知らなければならないと感じた.「技法」の章もくどくどした説明がないのが良かった.

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    2017年09月20日
  • ねこのほそみち

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    猫が出てくる俳句。堀本裕樹さんが小説やエッセイっぽい+季語などの解説、ねこまきさんが漫画のコラボ。

    コラボなんだけど、お互いの文なり漫画は見ないで、あくまでも俳句のみを読んでの文なり漫画なりで書かれたらしく、どちらも内容が一致しているわけではない。

    猫の行動に「あるなーこれー」という話が多くて面白かった。

    季語は意外のものもあった。

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    2016年10月22日
  • ねこのほそみち

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    俳句・解説・かわいい絵で情景描写!
    という3度おいしいご本です。

    これまで俳句に興味のなかった方にこそ手にとって
    味わってもらいたいと思うような1冊です。

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    2016年06月06日
  • 短歌と俳句の五十番勝負(新潮文庫)

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    短歌と俳句の対決ということになっているが、エッセイの要素が多い。というか、エッセイありきで詠まれている感じ。

    お二人がどういうことを考えながら短歌や俳句を詠まれているのかが分かって興味深い。

    一方で、巻末の対談は専門的な話が多く、短歌や俳句も詳しくないとついていけないところもあった。

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    2026年01月02日
  • 短歌と俳句の五十番勝負(新潮文庫)

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    様々な年代・職業の方々50人からお題をいただき、穂村さんが短歌で、堀本さんが俳句で、それに答えてゆく。
    それぞれの短歌と俳句にはエッセイも添えられているという楽しい企画。

    なんだけど、実はあまり面白くなかった。
    どうしてなのかは自分でもよく分からない。
    堀本さんの文章の中に「この2015年の…」とある。
    そうか、この作品たちは大体十年前のものなのだね。
    このところ益々熱を帯びてきている短歌界隈、流行り廃りの流れもあるだろうし、十年前の作品たちを、どこか古く感じてしまったのだろうか。
    出されたお題に対しての歌や句に、あまりぶっ飛んだものがなくて正直少し退屈に感じてしまったのもある。

    勿論、いいなと思うものはあった。

    ●穂村弘さん
    どろどろのバナナの皮を抱きしめて猿が謀反の夢をみている 

    青空にエンドロールが流れだす蝉が鳴いてるだけだった夏

    やわらかいひかりに頬を照らされて ポカリスエットだけの自販機

    火星移民選抜適正検査プログラム「杜子春」及び「犍陀多」

    ●堀本裕樹さん
    炎天の校区飛び出す謀反かな 

    夕焼に塗り込められてゆくこころ

    切り口の楕円うつくし胡瓜漬


    ところが私が一番好きだと思ったものは今作のために作られた作品ではなく、エッセイ部分に紹介されていたものだった。

    ジャムパンにストロー刺して吸い合った七月は熱い涙のような 穂村弘

    これこれ!
    こういう短歌好きだ!
    この鋭角にぶっ飛んだ感じにキュンとしてしまう。
    そして何故か切なさも感じる。
    ムチャクチャやった夏も、もう戻ってこないな…みたいな。

    そして俳句は堀本さんのものではなく、堀本さんのエッセイで紹介されていた高浜虚子。

    先生が瓜盗人でおはせしか 高浜虚子

    あの先生が瓜を盗んでいたなんてという驚きと悲しみ。
    「おはせしか」という敬語が余計に切なさを呼びながらも、どうしても漂ってくるおかしみ。


    お二人のあとがき対談もついていたけれど、それよりも良かったのは壇蜜さんによる解説。
    壇蜜さんの文章、結構好き。
    面白かった。


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    2025年06月12日
  • 俳句の図書室

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    単行本「十七音の海:俳句という詩にめぐり逢う」を解題。
    又吉直樹との対談も収録し、文庫カバーが随分キャッチーに。
    この人、鎌田東二に師事したり、中上健次を私淑していたり、と好きになれそうなのだが、お友達界隈が微妙で、選句にもきちっとお友達の作を反映したりして、如才ない。
    まあそーゆーもんなんだろうけれど。
    鑑賞もコンセプトもちょうどいい。

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    2025年01月03日
  • 短歌と俳句の五十番勝負(新潮文庫)

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    異化とリアリティ。31文字という長さが異化を許容するのか。17文字だと現実にチューニングするしかないか。

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    2023年11月07日
  • 短歌と俳句の五十番勝負(新潮文庫)

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    なんか、掲載順が
    短歌→俳句
    なのって、不公平ではないのだろうか。

    同じお題なんだから、文字数少なくて制約条件がきつい
    短歌
    を先に持ってきてあげるべきなのでは?

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    2023年09月20日
  • 猫は髭から眠るもの

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    ネタバレ

    タイトルに引用された句がよいね。
    ゲスト審査員の角田光代選の一句だ。

    去年今年猫は髭から眠るもの   もふもふ

    子猫、猫の恋、さらには竈猫と、猫は季語にもなっている。犬が「猟犬」くらいしかないのよりは、あるほうか? 近頃は、家の中で飼うのが当たり前となってきているので、その行動も、じっくり観察もしやすく、句も浮かぶというもの。

    猫の可愛さを詠んだ句よりも、亡き猫や、亡き人と猫の想い出を詠んだ句に、じんわりくる。年取ったなあ。

    亡き猫と遊びし部屋の障子貼り  小宮太郎

    亡き母の衣服枕に猫眠る  大野貴子

    他にも、「亡き夫の~」とか数句。
    ちょいと「亡きxx」という発句が多いのが気になるが、猫との良き思い出に浸れ味わいがある。

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    2022年09月27日
  • 短歌と俳句の五十番勝負(新潮文庫)

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    新潮社のPR誌「波」の連載。
    お友達からお題を募って、ふたりで題詠したもの(本来すべてがいいわけではないので、玉石混淆はやむなし)を、エッセイ風に自作解説した上で、二度にわたって対談で褒めそやす。
    なんという企画。
    でも本来歌界や句会ってそんなもんだろうし、作品性の違いというか世界の捉え方の違いみたいなものが見えて、結構面白い。
    穂村さんはファンタジーや架空の夏を設定。
    堀本さんは自身の体験や季語から発展。
    もちろんそれぞれ幅はあるけど。
    短歌と俳句の違い、それぞれにフィットした味方なんだろうな、とも。
    出題者ー作者ーもうひとりの作者ー読者という関係の中で生まれる・立ち上がる場。
    おおっと思ったのは、

    ・街師走信じられない多情の日
    ・秋蝉(しゅうせん)の尿(しと)きらきらと健次の忌
      ※8月12日中上健次没。堀本は和歌山生まれ。
       題詠ではない、エッセイ中での自作引用。
    ・切り口の楕円うつくし胡瓜漬
    ・妹の寝顔の上の蟻を吹くおいてけぼりのアリスの姉は

    解説の壇蜜もナイス。

    (1)椅子 穂村弘 歌人
    (2)動く 堀本裕樹 俳人
    (3)たまゆら 北村暁子 編集者
    (4)信じられない 藤野可織 作家
    (5)風見鶏 竹本健治 作家
    (6)まぶた 松家文子 大学生
    (7)唾つば 又吉直樹 芸人
    (8)かわいい 名久井直子 装丁家
    (9)挿入 荒木経惟 写真家
    (10)流れ 鏡リュウジ 占星術研究家
    (11)カルピス 高橋久美子 作詞家
    (12)謀叛むほん 北村薫 作家
    (13)たしなめる 柴崎友香 作家
    (14)ゆとり 朝井リョウ 小説家
    (15)黒 千田朝子 小学生
    (16)水際 中江有里 女優
    (17)ぴたぴた 谷川俊太郎 詩人
    (18)背骨 菱刈チ力 整体師
    (19)四十八 道尾秀介 作家
    (20)放射線 新妻香織 相馬市議会議員
    (21)夢精 ビートたけし コメディアン
    (22)客 柳本あかね 「茜夜」店主
    (23)塗る 堀江敏幸 作家
    (24)文鳥 梅崎実奈 書店員
    (25)罪 北村篤生 牧師
    (26)ロール 寺島さやか 「本屋B&B」店長
    (27)はにかむ 石田ゆうすけ 旅行作家
    (28)古本屋 広瀨洋一 古書店主
    (29)ゲーム 米光一成 ゲーム作家
    (30)誕生日 千野帽子 文筆業
    (31)部長 長嶋有 作家
    (32)稲荷 布上智範 イタリア料理店店長
    (33)逃げる リヒト モデル
    (34)適性 西崎憲 作家
    (35)舞台 柳家喬太郎 落語家
    (36)楕円 竹内亜弥 女子七人制ラグビー日本代表
    (37)着る 祐真朋樹 スタイリスト
    (38)腹 佐藤隆信 出版社社長
    (39)描く 師岡とおる イラストレーター
    (40)歌う 大住憲生 ファッションディレクター
    (41)やわらかい 会田朋代 幼稚園教論
    (42)安普請 壇蜜 タレント
    (43)ふるえる 青柳いづみ 女優
    (44)瀬戸内海 田丸雅智 ショートショート作家
    (45)おいてけぼり 小松孝知 運送業
    (46)愛嬌 山田邦子 出版社受付係
    (47)うらはら 五戸真理枝 「文学座」劇作
    (48)忖度そんたく 迫田朋子 ジャーナリスト
    (49)共謀罪 藤田直哉 文芸評論家
    (50)ぴょんぴょん 馬場あき子 歌人

    【穂村弘×堀本裕樹】あとがき対談
    【穂村弘×堀本裕樹】対決! 短歌と俳句 公開勝負
    解説 壇蜜

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    2022年08月03日
  • 短歌と俳句の五十番勝負(新潮文庫)

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    俳句と短歌での題詠。二人の筆者の作風が全く違うのが面白い。エッセイも添えられてることで、初心者でも理解できて、俳句や短歌それぞれのテクニックや特徴などがわかるのもありがたかった。

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    2022年07月19日
  • 桜木杏、俳句はじめてみました

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    連句繋がりで今度は俳句小説。
    奇しくも?ほしおさん作品と雰囲気が似てるような。

    句会の流れや、何より季語の勉強になった。
    でもやはり私は、同じ17音でも、個人プレーの俳句より、チームプレーの連句をやってみたいな。
    自分の句がとられる喜びもわかる気がするけど、
    それぞれが詠んだ景色が一つになるのって、とても素敵そう。

    タイトルの句は、
    きつかけはハンカチ、言葉放すこと、愛鷹が露払いして、が良かったかな。
    作中の句だと、
    号外を、板前の、星月夜、点滅は、冬銀河、湯豆腐、初春や…あたりが好きかな。

    しかし杏ちゃんよ、想いの丈詠み過ぎじゃない?笑
    ちなみに最後のバス待ちの句は、昴さんが以前詠んだバス停の句にも繋がってると勝手に解釈してる。


    見切りを付けるのはいつでもできるし、止めてしまうのは簡単です。でも、続けることは意外に難しい。続けるという意志を持ち続けることがまず大事なことなんだと思います。

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    2021年05月05日
  • 桜木杏、俳句はじめてみました

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    なんかかわいい「おはなし」だった〜。

    出会いを求めて母親の句会に参加したら
    本当にご縁があって(笑)
    親しくなった句会メンバーに
    からかわれつつも恋心隠しきれず
    めぐる一年を過ごすのだ。

    そもそも、俳句の壁を低くして
    若い人たちにも親しんでもらおうと
    入門書がわりに書いた小説のようなので
    役目は果たしているといえましょう。

    句会のたびに発表される句も
    著者や著者の知人が詠んだやつ使ってるんだ!
    アンソロジー句集のようでもあるね。

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    2021年04月21日
  • 桜木杏、俳句はじめてみました

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    母に勧められて俳句会「いるか句会」に参加する事になった女子大生の杏。初めての俳句作りや句会に、周りの人たちについていくのが精一杯。でも楽しい仲間たちと俳句作りにだんだんとはまっていき、そして仲間の中のひとりの男性に惹かれていく。その俳句の上達ぶりや恋の行方を描いている。
    本業が俳人の著者が書いた小説で、読みやすくはある。けど、所々「あれれ」っていうところもあり、物足りなさも感じる。でもこの文体がヒロインの爽やかさには合ってるかな。

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    2019年12月23日
  • 俳句でつくる小説工房

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    俳人の堀本さんが一般から俳句を募集し、その句をもとに田丸さんが、ショートショートを作った、という一冊です。
    なかなか面白いですよ。もともと俳句って、詠む人の想像力を刺激するものなので物語を引き出しやすいのかもしれませんね。そして田丸さんのスタイルと俳句の相性も良さそうな気がします。ショートショートというと星新一さん、江坂遊さん、筒井康隆さん、阿刀田高さん、あたりの作品が有名ですが、この4人の作品は面白いのは当然ですが、ブラックでビターな部分がかなり強いんですね。皮肉が強い、というか。
    対して田丸さんというのはゼロとはいいませんが、ブラックな要素は薄いですね。読後感さわやか、という作品がほとんど。特にこの俳句をもとに書かれた作品集はその傾向強いですね。ご本人の性格もあるでしょうが、世代的なものもあるのかな?1987年生まれだそうです。私の思い込みかもしれませんが、このあたりの世代って、ほんと優しい人たちが多いですよね。

    『弾き蛙』
    不眠に悩む青年が同僚からG線錠のマリアの楽譜を渡される。同僚の指示通りに水をはった風呂桶の中に楽譜を浸しておいた。朝目覚めて風呂を覗いてみると、あらびっくり!!!!!!という話。

    『ムクドリ合唱団』
    ムクドリの大量発生に悩むある地方都市の市役所に老人が現れる。騒音問題を解決するという。老人はムクドリの集まっている場所へ向かった。そして手にしていた指揮棒を振りはじめた。すると、ムクドリたちのは一斉に・・・・・・・。という話。

    『ペーパーノイズ』
    ペーパーノイズとはラジオ放送中にアナウンサーが紙をめくるときにする音のこと。トークの最中に聞こえるぺらっ、ぺらっ、という音ですね。ある女性DJのペーパーノイズは不思議なチカラを持っていて、ペーパーノイズの音を聞いたリスナーは時間をさかのぼることが出来る(ように錯覚する)。で、ある男から、後悔に満ちたハガキが届く。DJはいつもは1枚とか2枚くらいしかめくらないんだけど、その時だけは、ゆっくりと何枚も紙をめくる。ぺらぺらぺらぺら・・・・。すると、ラジオを聴いていた男の部屋のドアを叩く音がして・・・・・・という話。
    2017/12/02 07:11

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    2018年01月04日