島田明宏のレビュー一覧

  • ファイナルオッズ

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    食品会社勤務の太一は大の競馬ファン。破天荒な上役と組んで、自社の危機を救うため馬券で大勝負に挑む。勝ち馬探しのヒントも満載の全く新しい馬券ミステリー。
    久しぶりの競馬小説。本物の競馬自体も興奮と謎に満ち溢れるが、そこに人間ドラマがミックスされると、とんでもない傑作が生まれる。個人的に競馬小説の最高傑作は石月正広『サシウマ勝負』だが、本作のスリル感は物足りない。

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    2022年01月30日
  • ノン・サラブレッド

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    血統は知るほどに深いです。
    競馬ライターとしての取材に裏付けされた描写も流石です。
    競馬界の光と闇を知りました。

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    2020年10月13日
  • ジョッキーズ・ハイ

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    島田明宏さんの競馬ミステリー、3冊目。

    今回は北関東の公営競馬場が舞台。
    そこで起こる禁止薬物混入事件を、冴えない騎手の純也とその恋人で売れっ子競馬ジャーナリストの紗耶香が探っていくという物語。
    昨年6月にはJRAでも156頭が競走除外になるということがあったし、同じようなことが起こり続けている岩手競馬をも思い起こされる、結構旬なネタ。
    前作ほど陳腐な設定でもなく、裏表紙に書いてある『競馬に関する描写のリアルさ』というのはまあその通りで、普通にサクサク読み進む。
    だけども同じく書いてある『ミステリーとしての切れ味』というのはどうかなぁ。
    事件が起きてからものんびりしていて第2、第3の事件が起

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    2020年02月22日
  • キリングファーム

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    島田明宏さんの競馬ミステリー、2冊目。

    今回は、北海道は羊蹄山の近くにある生産育成牧場が舞台。
    東京で仕事に失敗した佑介がそこで働くことになり、サラブレッドとの触れ合いに心洗われていくのだが、一方、人里から隔離された敷地の中では変死や失踪事件が次々と起こり…というお話。
    オーナーブリーダーのことやサラブレッドの生産・育成について丁寧に描写され、競馬を知らない人でも十分に入っていけるのは前作と同様。
    そうしたことも含めて前半はまあまあの展開で、巻頭に置かれた開拓時代の惨劇とどう結びつくのかもあって興味をつなぐのだが、しかし、明かされた真相や設定がなんとも陳腐な感じを否めず。

    競馬ファンとして

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    2019年07月19日
  • キリングファーム

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    島田明宏『キリングファーム』集英社文庫。

    謎解きという点で不満が残る競馬ミステリー。ディック・フランシスの一連の作品レベルを期待したのは間違いだったか。

    明治時代の北海道開拓団の悲劇を描いたプロローグ……時代が現代に移り、起業に失敗した主人公の祐介が北海道の風死狩牧場で働き始めてから次々と起こる変死事件、失踪事件までは面白かったのだが……

    本体価格580円
    ★★★

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    2019年04月23日
  • ダービーパラドックス

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    島田明宏さんって、ナンバーとかnetkeibaのコラムのほうでお馴染みだが、作家なんだな。

    ある馬主の馬ばかりがレース中に故障することに不自然さを覚えた競馬記者・小林。
    その馬主の周辺を洗う内に、他にも疑惑が浮かんだり、命を脅かされそうになったり…。
    競馬サークルについては熟知している作者ゆえ、語られる背景に間違いはなく、そうした意味での安心感はあり。
    長く競馬をやっているが「ボーンシスト」とか「個体識別に使うマイクロチップ」のことなどあまり知らなかったこともあり。
    ただ、ミステリーとしての展開はなんか焦点がぼやけてまだるっこしく、読み終わってしまえば疑わしいと思わす小ネタを撒いてたばかりと

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    2018年12月06日
  • 誰も書かなかった 武豊 決断

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    武豊のことを知りたいと手に取った。
    努力を見せないとか、あんまり理解出来ないが非常に興味深かった。
    競馬に興味が無いので今の彼がどうなっているか知らないが、出来れば著者の語りだけではなく本人の言が多いと良かった。

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    2015年07月09日
  • 誰も書かなかった 武豊 決断

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    いろんなことが時代の流れでかかれてたので面白かった。
    でももう少しひとつひとつ詳しくかかれていたら最高だった。
    さすが武豊ですな~。

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    2015年02月22日
  • 誰も書かなかった 武豊 決断

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    武豊騎手と交友の深い島田さんにより書かれた武豊さんの歴史を綴ったもの。

    武豊騎手についてデビューから今までの騎手人生についてよく書かれています。
    武さんがどういうことをしてきたか、どういうことを感じていたか知るにはいいかもしれません。
    が、これ普通に競馬ファンしてればわかるようなことだなとも思う。
    「誰も書かなかった」とタイトルにあるけど、そこまで深くなかった。

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    2014年07月19日
  • 誰も書かなかった 武豊 決断

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    まさに天才。騎手になるために生まれてきたとしか思えないようなひとでした。
    出走できたことが最大の勝因です、って。めっちゃかっこいい。

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    2014年07月03日