あらすじ
食品会社に勤める太一は大の競馬ファン。ある日中山競馬場で、キレ者で知られる上司の立花に会う。立花に見込まれた太一は、会社が買収の危機にあることを知らされる。阻止にはあと十億円必要で、立花が用意できたのは五千万。増やす手段は皐月賞での単勝一点勝負! 狙いの暴れ馬が勝つ根拠は? オッズを保つ作戦は? 超リアルな夢物語。勝ち馬探しのヒントも満載の、全く新しい馬券ミステリー。「純烈」リーダー酒井一圭氏も大興奮!! 「こんなスリリングな勝負、私も加わりたかった!」
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Posted by ブクログ
わーい、嬉しいな。京都競馬場が約2年半の改修期間を経て、4月22日にグランドオープン!
早速、初日の昨日に行って来たけど、いや~、きれいになってて気持ち良かった。
仁川までは遠いので現地観戦に遠ざかっていたけど、季節もいいし、これからは淀で競馬三昧の休日だあ。
さて、著者になる競馬ミステリー、5冊目。
たまたま描かれるレースがちょうど今の時期に重なっていて、スプリングステークスから始まり、皐月賞をクライマックスに話が進む。競馬の話なのでサクサクと楽しく読める。
予想はいい線行っていても、出遅れたり詰まったりハナ差で負けたり別の買い方にしときゃあ良かったよとか、毎週毎週、馬券を外し続けている身からすると、あんなにズバズバ馬券が的中するかいなと思うが、まあいいか。
ハゲタカファンドに対抗するための10億円を皐月賞の払戻しでつくる話に、反対派の妨害工作がしょぼくて、殆どなんのトラブルもなく思惑通りに話が進む。
うまくいきすぎるが故に、逆に最後にどんな結末が待ってるのかと勝手に想像してちょっとドキドキしていたが、何も起こらず脱力した。
150頁あたりに話のミソとなるオッズのからくりが書いてあるが、冷静に計算すれば、いかにGⅠであっても10億円程度の単勝売上げではこれは無理であることが分かる。
→ 普通なら35百万円の売上げの馬に50百万円突っ込んで、その馬の単勝が22.5倍になるには、全体で2,391百万円の単勝売上げが必要で、元々書かれている936百万円に自分が出す50百万円を加えてからさらに他の馬へ1,405百万円の売上げ増が必要。
どんなにうまくオッズの動きを隠したとしても、それで他の馬の単勝を買う人がいつもの倍以上になるなんてあり得ないでしょう。