野崎つばたのレビュー一覧
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人間にも「敬愛規律」のようなものがあることは、デーヴ・グロスマン「戦争における『人殺し』の心理学」を読むと分かることですが、本書には、そのような心情を欠いた人物が登場します。
作者の菊石さんは、第1作目のインタビューで、「機械のような人間」と「人間のような機械」との交流を描きたかった、ということをおっしゃっていましたが、本書でも、「人殺しへの抵抗感」という人間的な心を失った(その意味では機械のような)人間と、敬愛規律はなくとも、人を傷付けることに心理的な(!)抵抗を覚える機械との対立が描かれています。
2025年5月10日再読。
この辺りになるとさすがにプロットは覚えています。
2度目ということもあって、ややプロットの強引さが気になるところもありましたが、次巻以降が楽しみな展開でした。 -
Posted by ブクログ
人間味の無い機械のような人間と、機械らしく無い人間じみた機械。
相反する2人が機械を脳に埋め込む事が当たり前となったSF世界で活躍するSF相棒もの。
映画「インセプション」を彷彿とさせるような人間の脳内記憶への侵入技術「電索」や、視界に自動で字幕やパーソナルデータが出る未来のAR技術のような「ユア・フォルマ」。ゲーム「デトロイト・ビカムヒューマン」のような人型高性能ロボット「アミクス」といった近未来SF要素がこれでもかと出てくる。
そういったSF要素に慣れていない場合は少し読みにくいかもしれない。
しかし魔法的設定などよりスムーズに理解しやすい。近未来SFは時代が進んだ今だからこそイメージしやすい要素になったとひしひしと感じられた。 -
Posted by ブクログ
面白かった。
近未来SF×ミステリーと、暗い過去を持つもの同士のコンビなのが良かった。
最初は、機械みたいな人間であるエチカと、人間臭い機械であるハロルド、という構図かと思いきや、ハロルドがしっかり機械だった、という展開も好き。
ミステリーも複雑で楽しめた。
所々、哲学的な問いかけがあるのも、考えさせられた。機械のプログラムと、人間の脳の電気信号による思考、果たしてそこまで違うものなのか?であったり、敬愛規律の存在であったり。
数十年後に議論されていそうなテーマで、面白かった。
電撃文庫で大賞なのも頷ける作品だった。
次巻を読むのが楽しみです。
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購入済み
それぞれシリーズで読みたい♡
ショタ攻めに背徳感ありながらもイケショタにはまってしまい私にとって最高な1冊でした全部面白かった♡
それぞれの短編もののうち1作品だけは単行本化されてるのを見つけたので早速購入して読みました良かったです~
他の短編物も全部続きあるなら購入したたいです♡ -
Posted by ブクログ
ネタバレProjectEGOについても、エチカとハロルドについても、外側から見てるとよく分かった。
当事者ゆえか内側にいるからか、登場人物たち側からは全貌が見えていないのがもどかしく思うほど。
あの人物が関わっていたことは意外だったが、にしても見えていなさすぎだろうという。
特にエチカとハロルド。
互いに互いの気持ちも自分の気持ちすら見誤るから、徹底的にすれ違うという。
本当にもどかしい。
スティーブが唯一と言っていいほど外側から俯瞰して、かつ冷静に現状を見ていただろうから、さぞかしもどかしい思いをしただろうなと少し同情した。
話が進むほど、逆に遠ざかっていく主役コンビ、どうにかならんか、辛い。