田中貴子のレビュー一覧

  • 猫の古典文学誌 鈴の音が聞こえる

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    ネタバレ

    飼い猫を愛でながらふと、猫と人との関係って昔はどうだったんだろう?と思った時にタイミングよく出会ったこの一冊。
    とても読みやすく、古典に出てくる猫たちの様子でやっぱり大昔から猫は可愛い存在だったのねとしみじみ思いました。猫又でも、化け猫でもやっぱり可愛い愛らしい猫さん。古典にちらほら猫の話が出ていたなんて。 また古文の勉強をやり直して、大昔の猫の話を原文のまま色々読んでみたい気にもなりました。猫好きさんにはもちろんオススメ。

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    2025年02月14日
  • いちにち,古典 〈とき〉をめぐる日本文学誌

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    流れる時間は同じでも、古典のなかの人々と現代の私たちとでは、その時間に起こることへの捉え方が少しずつ異なるのが面白いです。
    出典や参考文献も豊富で、ここからさらに読書を広げていきたいと思えました。

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    2024年08月05日
  • セクシィ古文

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    古文を引用し、田中貴子さんのサバサバした解説と田中圭一さんの手塚治虫風マンガがとてもマッチしています。

    今なら犯罪なことも多いのですが、笑ってしまうお話ばかりでした。
    バカバカしい下ネタが千年後も面白いっていいですね。

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    2023年01月18日
  • 猫の古典文学誌 鈴の音が聞こえる

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    猫の扱いが時代によって変わっていく様を文学作品の考察を通して論じる。歴史や仏教まで絡んでくるのが面白かった。

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    2021年09月06日
  • セクシィ古文

    購入済み

    対談もまた面白い

    作者と、挿絵の田中圭一の対談が面白い。今昔物語とか、漫画日本の古典で水木しげるが描いた作品も取り上げていた。

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    2021年04月15日
  • 香水のレッスン 今から香水をもっと楽しむための50の方法

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    香りについて詳しく書かれているが、文章はすっきりと簡潔でかつユーモアがあり、するすると読めた。自分にぴったりな香水探しをしていたので、この本を見つけられたのはとてもラッキーだった。香りの持つ力に興味が湧いた。熊本にある著者のお店にぜひ足を運んでみたいと思った。

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    2024年11月10日
  • 安倍晴明の一千年―「晴明現象」を読む―

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    安倍晴明のイメージはどのように生まれたのか。歴史的事実から説話、講談、現代の小説や漫画までを分かりやすく取り上げている。どのように今の晴明イメージが作られたのか、興味深く読んだ。これらを踏まえて、今のアニメを観るのもまた楽しい。

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    2024年02月24日
  • いちにち,古典 〈とき〉をめぐる日本文学誌

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    日本古典文学の〈とき〉とそれをめぐる人々、習俗を読み解く。短い古文の後に現代文の訳が付けられ、わかりやすく、興味がわくように書かれている。一日の時間帯を「あさ」「ひる」「ゆう」「よる」「まよなか」の5つに区切り、それぞれにまつわるトピックを綴っている。
    それぞれに印象に残ったトピックを拾い上げておく。
    「あさ」
    ・平安時代の「あかつきの別れ」とは、午前3時頃、女性と逢瀬の時を過ごした貴族が公務に付くための別れの時間帯。出仕するのは早朝で、寝る時間がほとんどなかった模様。
    ・平安時代の食事は基本的に朝夕の2食。朝食は午前の仕事の後だった。
    「ひる」
    ・「源氏物語」には、無防備に昼寝をする姫君の姿

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    2023年09月26日
  • いちにち,古典 〈とき〉をめぐる日本文学誌

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    一日の区入り目ごとにそれに関連した話題を古典文学から取り出した。あさ、ひる、ゆう、よる、まよなか。面白かった。

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    2023年05月12日
  • いちにち,古典 〈とき〉をめぐる日本文学誌

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    ネタバレ

    もうベテランの研究者による「古典探究」の入門書のわうだ。
     最初の庶民の家では、鶏が鳴かないのでは無いかという問題設定からハッとさせられる。
     その他の章でも、きちんと先行研究に目配りしながら、古典世界の昼食は、いつの時代から一般化したのかというような興味深い問題を論じている。
     愉しい新書である。

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    2023年04月22日
  • いちにち,古典 〈とき〉をめぐる日本文学誌

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    古典に現れる人も、時の移ろう合い間合い間に、情趣を覚え、生の喜びと不安に慄いていた。現代の我々と変わるところはない。

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    2023年03月15日
  • 猫の古典文学誌 鈴の音が聞こえる

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    猫アレルギーだし特に猫好きでもないけどフルバでは夾くん派の私が読んでかなりおもしろかったので、生粋の猫好きさんはさらにおもしろく読めるのではなかろうか。読みやすいしオススメ!

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    2021年08月26日
  • 香水のレッスン 今から香水をもっと楽しむための50の方法

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    香水の選び方、付け方、歴史まで分かりやすく解説してくれた本。
    スピリチュアル的な部分はちょっとよくわからなかったけど、匂いに関するエピソードも多く、香水を買いたくなった。丁寧に選んで一本使い切りたい。

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    2021年01月29日
  • 香水のレッスン 今から香水をもっと楽しむための50の方法

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    借りたもの。
    紹介されている香水はハイブランドの定番。それをどう使いこなすか…
    ただ付けるだけ、香水に詳しい人のお薦め香水を紹介するだけの本ではなかった。
    著者の香りの紹介に付随する数々のエピソードは、まるでプルースト効果……想起される記憶。それが香りの紹介を抽象的なものに留めず、血の通った皮膚の上で気化し、温かみのある香りとなって読み手に感じさせる。

    この本で一番印象的だったエピソード。
    相性の良い人の体臭は無臭に感じるという……
    実体験として持っているので激しく共感。むしろ「本当だったんだ!」という衝撃。長年の疑問がついに晴れた一冊だった。

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    2020年01月06日
  • 猫の古典文学誌 鈴の音が聞こえる

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    古典文学や絵画に登場する猫の描かれ方に見る猫文化の歴史。「猫のさうし」はファニー。 2014年発刊の文献も参照されており、元の単行本に比べてかなり加筆されている。 著者の飼い猫の推移に時の流れを感じる。

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    2019年01月04日
  • セクシィ古文

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    文字通り、古典の中で艶っぽい記述だけを選んだもの。

    艶っぽいと言っても通常のではなく同性愛からひとりエッチ、変態プレーまで何でもありで、明治以降のキリスト教的価値観に支配される前はもっとおおらかなのだと感じた。

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    2018年12月26日
  • セクシィ古文

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    発行当時は、普通に、キリシタンが告解する際、凄まじい姦淫を懺悔するとかが、普通に面白かったし、イラストの田中圭一先生が 「ホモは苦手」「仕事で描いてるけどこういうのはだめ」といった事を対談で言ってゐるのも、
    『大変だな』

    と思っただけで、特に感慨はなかった。田中圭一先生が後にBL描くとは思へなかった。

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    2018年02月13日
  • セクシィ古文

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    中学・高校で学んだ古文は内容がつまんない&暗記が多くてうんざりだったので(当然苦手)、卒業と同時に疎遠に。
    そんなところ、ふと本屋さんでこの本が目に留まったので好奇心で買ってみました。

    しょっぱなの「古事記」のイザナギとイザナミのまぐわいシーン描写・解説にまず度胆を抜かれ、その後も出るわ出るわのエロ描写にびっくりしつつもワクワク。
    古典にもこんなにゲスい話(しかもバリエーション豊富!)がいっぱいあるのかと急に親近感がわいてきました。
    特に今昔物語集と宇治拾遺物語、学生時代にじっくり読んでいれば古文にアレルギーを抱くこともなかったかなぁ。
    今よりも性に寛容というか自由だったというのが一番の驚き

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    2015年09月05日
  • 香水のレッスン 今から香水をもっと楽しむための50の方法

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    好きな香水は幾つかあるが、気分屋なのでひとつの香りを使い切ることがほとんどない。

    また、好きだと思ったはずなのになんだか今の気分じゃない香水もある。

    次に買うなら最後まで使い切れるような、愛用できる一本がいい!ということで…

    嗅ぐときは右の鼻腔から。ミドルノートで購入を決める。トリートメントの後、髪をすすぐ最後のお湯にほんの少し香水をプラス。ルームフレグランス代わりに使う。アロマポットにプラス。就寝時、ボディにまとって下地作り。流行りの香水で他人とかぶってしまうときは、その香水に使われているレシピの中からひとつの香料を使ったシングルフローラルを重ね付けしてオリジナリティを(例えばクロエな

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    2014年04月30日
  • セクシィ古文

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    ええ、結構あの人エヨおバカなことしてたのねぇ~ってなことやら、BL的なことまで、正直萌える古典でもあります。学生時代に知っていたら、もっと成績がよかっただろうにねw

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    2013年03月15日