常盤新平のレビュー一覧

  • 彼らは廃馬を撃つ
     1935年に書かれ、1970年と1988年に出版されてはいずれも廃版となっては、三度の光を浴びて復刊したのが本書である。しかしこれもまた再版とはならず現在は廃版の状態である。「廃版」とタイトルにある「廃馬」に重なるイメージがあるのだが、本も馬も人もいつかは廃棄される運命にあり、撃たれる運命にあるの...続きを読む
  • シャーロック=ホームズ全集1 緋色の研究
    読んだことが無かったので大人になって今更読んでみました。
    シャーロックホームズが探偵ということは知っていましたが、こうも独特な人だとは…推理パート後の「犯人がわかった」からの物語は最初、あれ?読んでる本変わった?というレベルの変わり様でしたがだんだんと事情が分かって面白い展開でした。ホープの無念が晴...続きを読む
  • [新版]O・ヘンリー ラブ・ストーリーズ 恋人たちのいる風景
    一つひとつの物語が15ページほどの短編集
    どれも心地の良い会話でロマンティック
    読み終わった後は心がポカポカします
    文章も読み易いが退屈する内容ではなく、非常にオススメ
  • シャーロック=ホームズ全集3 バスカビル家の犬
    ワトスンくんをバスカビル家に送り出すときにホームズが「君がベーカー街に戻れることを祈ってるよ」みたいに言ってて、そんな危険だったら行かすなよって思った。
    こーゆーシャーロック・ホームズの狂ってる感じが面白い笑。
  • シャーロック=ホームズ全集4 恐怖の谷
    ホームズ4つの長編最後の作品
    二部構成で読んでいてドキドキワクワクする。
    子供の頃読んで二部の印象が強すぎて
    一部をまるっと忘れていた。
    解説読んで
    ピンカートン探偵社が実在することに驚いた。
  • シャーロック=ホームズ全集1 緋色の研究
    文庫など拘りがないなら
    小学生に薦めるなら最初にこの翻訳をお薦めする。
    (個人的意見です)
    ホームズは色々な翻訳バージョンがあるので
    最初にこれを読んで大筋を掴んでから
    他の子ども向け文庫や一般の文庫など
    お気に入りの翻訳を見つけると良い
  • シャーロック=ホームズ全集3 バスカビル家の犬
    思えば子供の頃初めて読んだホームズがこの本だった。
    人生初ホームズだったはず…
    名探偵コナンベイカー街の亡霊の映画を観て
    最初に読んだ。
    古本屋で見かけ懐かしくなって再読。
    読んだのが十年以上前なので記憶違いがかなりあり吃驚
    厳密には犬は凶器で真犯人は人間だった。
    小学生にはこのシリーズを薦めたい。...続きを読む
  • シャーロック=ホームズ全集1 緋色の研究
    僕が読書を始めるきっかけになった本である。
    ホームズはワトソンと出会いルームシェアを始める。
    ワトソンはホームズの職業に興味を持ち、捜査に同行する。
    あの時と同じだとかつて自分が読み始めた感覚を思い出した。
    因みに現在漫画で連載されているホームズでは変装していたのはホープではなくモリアーティの仲間で...続きを読む
  • シャーロック=ホームズ全集3 バスカビル家の犬
    言わずと知れたホームズシリーズでも人気の一冊。
    緋色の習作ではホームズシリーズの基盤を作り、四つのサインでは推理要素に加え波乱に満ちた追走劇があった。
    そして今回は不気味な魔犬伝説に相次ぐ犬の目撃情報、荒涼な大地に底なし沼…薄気味悪いホラー要素が取り込まれている。
    ただの推理小説でなく、現在のミステ...続きを読む
  • シャーロック=ホームズ全集3 バスカビル家の犬
    心霊的と思われるような事件であっても分析や推理により、実際に犯人を探し当ててしまうのは凄いと思った。
    このような推理力が、ホームズ作品の魅力なのかなと感じた。
  • シャーロック=ホームズ全集1 緋色の研究
    鋭い観察力を駆使して事件の真相にたどり着くことができるというのは、凄い才能だと思った。

    ホームズは観察力というものがいかに大事なのかを知っており、それによって事件を解決していく。

    ホームズがどのように、事件の真相を掴んだのか気になってしまいどんどん読み進めてしまう作品だった。
  • シャーロック=ホームズ全集1 緋色の研究
    この本は、本当に夢中になって読んでしまった。
    ホームズとワトソン博士の出会いのきっかけも書いてあったし、人を二人も殺した犯人の昔の物語も書いてあった。
    私が心に残ったのは殺人者の昔の物語だ。その昔のことがきっかけで復讐するために二人もの人を殺したのだが、ある女性やその父親のためにやったことなのだ。長...続きを読む
  • シャーロック=ホームズ全集1 緋色の研究
    シャーロックホームズシリーズには数多くの名言がありますが、自分の考え方に影響を与えたと言える名言が二つあります。この本で語られた「屋根裏部屋」の理論はその一つ。

    『人の記憶には限界があり、見たこと聞いたことをすべて覚えていては本当に大切なことを忘れてしまう。また雑多に保存して必要な情報を取り出すの...続きを読む
  • 銀座旅日記
    作家、翻訳家の常盤新平さんの、70代に入ってからのエッセイ集。
    「銀座」のタイトルと、表紙絵に惹かれて手に取った。
    銀座は、歴史と懐かしさを感じさせる大人の街で、私にとっては雲の上のようなイメージ。
    今はどうなっているか知らないけれど。

    一日おきにパンとお粥の朝食、入浴洗髪髭剃、猫に餌をやるところ...続きを読む
  • 銀座旅日記
    新年早々、オッペンハイマーの作品で失敗したので次は絶対に
    はずしたくなかった。なので、本書である。常盤新平氏は私の
    好きな作家であり、翻訳者である。

    既に休刊となった雑誌「ダ・カーポ」に3年半に渡って連載された
    日記風エッセイである。うん、当たりである。

    70代前半の常盤氏の日常は非常に活動的だ...続きを読む
  • シャーロック=ホームズ全集4 恐怖の谷
    今まで読んできたシリーズの中で、1番ドキドキしました。
    どんでん返しの連続でした(笑)

    元になる事件がある事に驚きです。
  • シャーロック=ホームズ全集3 バスカビル家の犬
    推理だけではなく、恐怖感を煽ってくるのがドキドキしました。
    ホームズが意外にも動揺したりと、魅力的でした。

    ワトスン先生のレベルがどんどん上げられていってますね(笑)
  • シャーロック=ホームズ全集1 緋色の研究
    前々から気になっていたのでトライしました。

    2人の出会いを知ってちょっとビックリ。最初から2人で探偵業してると思っていたので...。

    犯人の動機もきちんと書かれていたし、2人のでこぼこっぷりも読んでいて微笑ましかったです。
  • シャーロック=ホームズ全集1 緋色の研究
    ホームズだけではなく、まわりの登場人物との友情などが、よんでいて楽しかったです。ワトソンとホームズの友情が、すごかったです。
  • 新装版 諸君! この人生、大変なんだ
    「山口瞳は,大人の男としての教科書だ」
    そういう風に思う.
    どうも,こういった人を好むのは,「おじんくさい」とか「年をごまかしているのでは」なんて言われるきっかけになってしまいそうだけれども,良いものは良い.
    丁度,山口瞳が亡くなった1995年は,日本がとても大変な年だった.年明け早々,神戸で大きな...続きを読む