行田尚希のレビュー一覧
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購入済み
最後は晴れやかに
ラストは爽やかに終わりました。清々しい読後感です。
奥深い表具の世界で個性の強い妖怪達が綴る心温まるストーリーは、3巻で終わってしまうのが勿体無い位愉快なものでした。そして主人公の青年の成長、もう少し見てみたかった気もします。
登場人物達が(半分は人ではないけど)互いを思いやりながらも騒動を巻き起こす、それに振り回されっぱなしの青年、同情しながらも羨ましい気持ちにもなります。こんな妖怪達なら会ってみたい。 -
購入済み
前巻よりも面白い
人間の常識からかなり外れた感性と思考を持った、やたら行動力のある妖怪達に振り回される主人公の人間の高校生、ちょっと可哀想だけど、それ以上に妖怪達との暮らしを楽しんでるようで、微笑ましいです。
ほのぼのした妖怪コメディといった感じの作品です。 -
Posted by ブクログ
一作目から続けて読んだので、作家さんがだんだん書き慣れていくのがわかった。今回は様々なあやかしたちのエピソードとともに、高校三年生になった洸之介の進路に関する本人の迷いを軸にして描かれる。そうだろうなあという展開ではあったけれど、そこまで表具に魅せられていくようすがあまり感じられなかったというか、妖怪たちのエピソードは面白かったけれど、洸之介と母親の関わり、洸之介の学校生活があまり生きたものとして頭のなかで描けなかった。加納表具店と学校の洸之介のクラスのみが独立してあり、他の日常がない感じ…。それは、畠田恵さんの『しゃばけ』でも感じることで、何故だろうとずっと考えていたが、普通の小説であれば主
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Posted by ブクログ
仕事逃避で旅行…までは良かったが
停まる場所はダブルブッキング。
違う場所に行かされ、あんな事を言われれば
確かに怒鳴り返すかと。
しかし主人公、よく食べます。
どこに消えていくんだ、というくらいに。
職場で不当な扱いを受けているような1話目でしたが
辞めて再就職の2話目で納得、でした。
確かに、あまりに忙しければ見えない場所は…と
後回しにする事はあるかもですが、胡麻化して
甘やかして…は、自宅のみ、でしていい事です。
おかげさまで、一人前になれそう、な主人公。
料理人の彼はきちんと一人前の道を進んでいますが
オーナーだけが謎、でした。
最後の話で謎が解けるわけですが…。
これ、主人公