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路地裏にひっそりと佇む、加納表具店。店を営むのは、若く美しい環。掛け軸や屏風に込められた思念を鎮める仕事を引き受けている彼女のもとには、様々な事情を抱えた妖怪が相談を持ち込んでくる。 今回登場するのは、音痴なのにミュージシャンををめざす〈鵺〉、弁護士として働く〈天邪鬼〉、そして〈雪女〉の蓮華。彼らの切ない物語に触れ合ううちに、高校生・洸之介は将来の進路を深く考えるようになる──。 人間と妖怪が織りなす、ほろ苦くも微笑ましい、どこか懐かしい不思議な物語。多くの読者に愛されたシリーズも、これにて完結!!
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Posted by ブクログ 2016年02月22日
シリーズ最終巻。
前巻から匂わされていた洸之助の進路問題を縦軸に、いつもの絵画絡みの問題解決を横軸にした展開だった。
今巻のあやかしは鵺と天邪鬼と雪女。
前者二人はいつものようにあんまりあやかし設定とは関係ない話だった(笑)
そんな中、雪女の蓮華さんの話は雪女ゆえの悩みと友達への想いが描かれて、個...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年05月09日
読み終わるのがとても名残惜しいシリーズ。常連の登場人物だけではなく、出てくる出てくるあやかしたちがみんな非常に暖かい人柄で魅力的だ。今回は、鵺、天邪鬼、雪女が話の中心になるが、主人公の洸之介の進路も重要なテーマになっている。そう言えば、主人公のお母さんやその部下たちもいい人ばかりだね。こんな世界へ行...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年05月13日
路地裏のあやかしたちシリーズ、3作目。今作にて完結。
母子家庭であることを考慮し、自分の進路を決めつけていた洸之介だが、表具師という仕事に触れることで本当に自分がしたいことへの意識を高めていく。
予想通りの展開で完結したけれど、この終わり方で本当に良かった。表具師という、一般的にはなかなか触れるこ...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年11月22日
一作目から続けて読んだので、作家さんがだんだん書き慣れていくのがわかった。今回は様々なあやかしたちのエピソードとともに、高校三年生になった洸之介の進路に関する本人の迷いを軸にして描かれる。そうだろうなあという展開ではあったけれど、そこまで表具に魅せられていくようすがあまり感じられなかったというか、妖...続きを読む
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