行田尚希のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
画に込められた想いがもたらす怪奇現象を解決する軽ミステリー。
とりあえず楽しく読んだ。
主人公洸之介を除き登場人物のほとんどが題名どおりあやかしなんだけど、作中ほぼずっとみんな人の姿だし、物語的にも、あやかしである必然のあるエピソードはあまりなかったかな。
そう言う意味では、せっかくのあやかし設定をうまく活かせていない気がする。
いやまあ、なにかと不思議ごとを素直に受け入れられるという利点はあるけど。
5つのエピソードのうち、個人的には4話と5話が心に残る。
4話は想いの隠し方がステキ。
でもその内容が揚羽のエピソードだったらもっとよかったかな。
5話は、他の話とは違い謎解きではないのだけ -
Posted by ブクログ
博物館の有る田舎の町を舞台に臨時職員の女性のちょとした成長を描いた物語。
春夏秋冬と4つのエピソードで構成されている。
なんというか最初のエピソードが背景や人物紹介を兼ねることもあってちょっととっちらかった印象で、どうなることかと思ったけど回を追うごとによくなった。
基本的に、毎回、町の人のトラブルを解決する筋立てだけど、なんだかんだと放っておけない主人公若菜はお人好しだよなあ。
4つのエピソードの中ではラストのエピソードがよかった。
若菜がちゃんと自分で努力して問題を解決しようとするところがいい。
個人的なハイライトはそんな若菜が議会で古民家の保存を訴える演説に望む場面。
『祖母がここに -
購入済み
不思議な表具の世界
表具屋という、日本画を飾るための掛け軸職人を生業にしている化け狐と、お仲間の愉快な妖怪の面々のちょっと奇妙な物語です。
心霊現象を解決していく体のショートストーリーですが、特段怖いというわけでもなく、むしろほのぼのしています。
何百年も生きてる妖怪達の話ですが、妖怪達が随分と現代化しています。
個人的には化け狸の樹さんのキャラが気に入りました。人を化かそうとしているのに、分かりやすすぎる性格で周りに見抜かれまくってるとかw。良い人、いや狸なんでしょうね。 -
Posted by ブクログ
表具にまつわる妖怪と人間のお話、最終巻
ひょんなことから狐の妖怪の表具師、環さんの弟子となった主人公
環さんの仲間の妖怪たちと、居心地の良い日々を過ごすも
高校3年の洸之介は将来の帰路に立っていた
自分の進む道に迷いの生じ始めたそんな洸之介の前に
とある課題が出されて…
****
相変わらず主人公目線で語られる地の文の語り口が
ちょっと好きではないのだけど
日本の古いもの、その伝統などに触れることができて
勉強になったり感心したりしている
シリーズも最後となり、主人公の新しい未来
そしてゆっくりと流れる妖怪たちの時間とが交わる先というのを
想像してみたり