行田尚希のレビュー一覧

  • 神楽坂・悉皆屋ものがたり 着物のお直し、引き受けます。

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    ネタバレ

    キャラがそれぞれしっかり立っていて(丁寧にキャラ作りがされている印象)読んでいるとそれぞれにのめり込んでしまって、いい意味で大変でした。
    紬ちゃんの思いも分かるし、千明くんの葛藤も分かるし。
    この二人が恋愛的パートナーではなく、仕事面でのパートナーで居続けたのも好印象でした。
    まあ千明くんには押しかけ女房がいますしね。
    彼女の思いもまた素敵でした。
    そりゃ敵うまい。
    紬ちゃんは寧ろ別キャラとのフラグが立っていたのに、見事にスルーしていて笑いましたけど。
    彼はもうちょっと真面目になるべきか。
    まあ本命が決まれば落ち着くタイプと見た。
    着物を通じて人との絆や想いが感じられるエピソードばかりで、どれ

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    2019年10月05日
  • 海の上の博物館

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    学芸員の資格は取れたけれど採用試験にはことごとく落ち、やっと小さな市の小さな博物館に非正規職員として採用されて・・・なんかどこぞの世界でもよく聞く話かも、と思いつつ読んでみた。
    お話的にはまあまあ。でも読みやすく、楽しく読めました。

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    2016年07月03日
  • 路地裏のあやかしたち3 綾櫛横丁加納表具店

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    最後は晴れやかに

    ラストは爽やかに終わりました。清々しい読後感です。

    奥深い表具の世界で個性の強い妖怪達が綴る心温まるストーリーは、3巻で終わってしまうのが勿体無い位愉快なものでした。そして主人公の青年の成長、もう少し見てみたかった気もします。

    登場人物達が(半分は人ではないけど)互いを思いやりながらも騒動を巻き起こす、それに振り回されっぱなしの青年、同情しながらも羨ましい気持ちにもなります。こんな妖怪達なら会ってみたい。

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    2015年10月06日
  • 路地裏のあやかしたち2 綾櫛横丁加納表具店

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    前巻よりも面白い

    人間の常識からかなり外れた感性と思考を持った、やたら行動力のある妖怪達に振り回される主人公の人間の高校生、ちょっと可哀想だけど、それ以上に妖怪達との暮らしを楽しんでるようで、微笑ましいです。

    ほのぼのした妖怪コメディといった感じの作品です。

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    2015年10月05日
  • 海の上の博物館

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    初仕事、念願かなった博物館職員(臨時だけど)。されどその内容は理想とほど遠く。
    という内容ではあるのだけれど、少しずつ仕事を任せてもらえたり、それまでの知り合いが思わぬところで繋がっていったり、やさしいお話。ご都合主義とまではいかないが、現実早々易しくはないけれど、それでも一生懸命仕事をしていく主人公には好感が持てる。
    頑張ってるね、と思わず声をかけたくなる。

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    2015年02月23日
  • 午後十一時のごちそう ~三ツ星ゲストハウスの夜食~

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    初め小町の言い訳じみた感じが嫌でしたが、反省して学んだ姿がみえ、ホッとしました。せっかく良い話なのに…と思ってたので。
    美味しい料理と思い出。私だったら何を作ってもらうだろう。

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    2025年09月10日
  • 午後十一時のごちそう ~三ツ星ゲストハウスの夜食~

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    仕事逃避で旅行…までは良かったが
    停まる場所はダブルブッキング。

    違う場所に行かされ、あんな事を言われれば
    確かに怒鳴り返すかと。
    しかし主人公、よく食べます。
    どこに消えていくんだ、というくらいに。

    職場で不当な扱いを受けているような1話目でしたが
    辞めて再就職の2話目で納得、でした。
    確かに、あまりに忙しければ見えない場所は…と
    後回しにする事はあるかもですが、胡麻化して
    甘やかして…は、自宅のみ、でしていい事です。

    おかげさまで、一人前になれそう、な主人公。
    料理人の彼はきちんと一人前の道を進んでいますが
    オーナーだけが謎、でした。
    最後の話で謎が解けるわけですが…。
    これ、主人公

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    2024年11月19日
  • 海の上の博物館

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    「海の上の博物館」というタイトルに惹かれて購入した本だったけど、博物館をテーマにした本は読んだことがなかったので面白かった。
    主人公が次々に起こる問題を解決していきながら物語が進む。
    博物館で働く学芸員たちのそれぞれのキャラクターも個性的で面白かったし、つまずきながらも憧れの学芸員として奮闘する主人公にはついつい応援したくなるような気持ちにさせられた。

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    2023年11月14日
  • 心の落としもの、お預かりしています ―こはるの駅遺失物係のにぎやかな日常―

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    千葉県の<こはるの駅>に勤める若き駅員・日渡が、同じ遺失物係に勤めるなかなかクセの強い須藤と成島とともに、日々届けられる落としものに向き合う、心温まる物語たち。奇妙な落としものと、色々な事情を抱えた落とし主。ひとつの落としものにこんなドラマがあるなんて。
    須藤と成島を始め、他の駅員たちについては、社会人これでいいのかって思う部分大だったけれど(笑)

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    2023年06月30日
  • 午後十一時のごちそう ~三ツ星ゲストハウスの夜食~

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    ネタバレ

    最初のお客様だった小町はホテルのお仕事をしていた人だったからノーカンとして、序盤はある分野の職業の方ばかりがお客様だったので、話のバリエーションとして大丈夫なのかと客の少なさとは別の意味で心配になった。
    そして、小町の胃袋の大きさも。
    深夜にあれだけ食べて太らないのは何でだ。

    出てくる夜食が様々な国の料理を網羅しているのには本当に驚いた。
    客の話からそれを言い当てるオーナーも、それを作れてしまうシェフもまだ若いのにハイスペックである。
    小町のお母さんの料理も、他のお客様の料理も話だけからの再現は難しそうなのに(だから一度は失敗する話もある)できてしまう二人は一体どんな人生を送ってきたのだろう

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    2021年04月24日
  • 海の上の博物館

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    【感想】キャラがマンガチックなので読みやすい。
    【一行目】濃い紫色の布地が目の前ではらりと落ちてゆく。
    【内容】
    ・マンガ的なキャラクタたちによる、博物館が舞台のお仕事小説。四つのお話が収められている。
    ・第一話は春、今は博物館になっている建物と、博物館がある小島の宝物の噂。
    ・第二話は夏、ニジイロアゲハがいるとされている草原で出会った男子高校生。
    ・第三話は秋、友達が引っ越して孤独になった少女が度々博物館に来るようになった。
    ・第四話は冬、取り壊しが決まった藍沢家家屋を残すために行動開始!

    ▼茅埜辺市博物館についての簡単なメモ

    【藍沢家家屋】とても古い建物だが相続人は遠く離れているので市

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    2021年01月02日
  • 神楽坂・悉皆屋ものがたり 着物のお直し、引き受けます。

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    着物のお話に惹かれて読んでみました。
    千秋や紬が変わっていく心の過程がよくわかりませんでしたが着物はただの高い服じゃないんだ、と思わせられました。

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    2019年12月31日
  • 海の上の博物館

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    若菜が自己判断で動く度、危なっかしいような気持ちになった。でも、人に確認してばかりなのもいけないのかもしれない。。終盤は宣戦布告を受けて主体になって動いたり、議会で発表したり、すごいなあと思う。一年未満とはいえ経験を積んで来たのだからとはいまいち思えなくて、読んでいてもうそんななのかと驚いてしまった。あまり主人公に寄り添えなかった。

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    2018年10月17日
  • 海の上の博物館

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    博物館の有る田舎の町を舞台に臨時職員の女性のちょとした成長を描いた物語。
    春夏秋冬と4つのエピソードで構成されている。

    なんというか最初のエピソードが背景や人物紹介を兼ねることもあってちょっととっちらかった印象で、どうなることかと思ったけど回を追うごとによくなった。
    基本的に、毎回、町の人のトラブルを解決する筋立てだけど、なんだかんだと放っておけない主人公若菜はお人好しだよなあ。

    4つのエピソードの中ではラストのエピソードがよかった。
    若菜がちゃんと自分で努力して問題を解決しようとするところがいい。
    個人的なハイライトはそんな若菜が議会で古民家の保存を訴える演説に望む場面。
    『祖母がここに

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    2015年11月09日
  • 真白、はじめてのお伊勢参り

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    題名に惹かれて手に取ったら、なんとも可愛らしい話だった。
    犬が病気の飼い主の快癒を願ってお伊勢参りをするのだけど、道中遭遇する名もない町人さん達に混じって、偉人が出てくるでてくる(笑) 真白が旅した道を考えるとあり得なくはないのだけど、まぁなんとも贅沢な旅ですね。羨ましいぜ。

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    2015年10月23日
  • 路地裏のあやかしたち 綾櫛横丁加納表具店

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    不思議な表具の世界

    表具屋という、日本画を飾るための掛け軸職人を生業にしている化け狐と、お仲間の愉快な妖怪の面々のちょっと奇妙な物語です。
    心霊現象を解決していく体のショートストーリーですが、特段怖いというわけでもなく、むしろほのぼのしています。

    何百年も生きてる妖怪達の話ですが、妖怪達が随分と現代化しています。
    個人的には化け狸の樹さんのキャラが気に入りました。人を化かそうとしているのに、分かりやすすぎる性格で周りに見抜かれまくってるとかw。良い人、いや狸なんでしょうね。

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    2015年10月03日
  • 真白、はじめてのお伊勢参り

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    さら~っと読むには良いけど…内容は薄い。(決して悪いわけではない)
    一つ一つのエピソードが、全てご都合主義に終わっており物足りない…主人公(主犬公?)の真白にもたまに苛立ちを感じてしまった…

    カバーも口絵も可愛くて、つい惹かれてしまったけど早まったかなぁ。

    もっとエピソードを削って、掘り下げるのが良いのかな…テーマは面白いと思いました!

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    2015年10月02日
  • 海の上の博物館

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    学芸員モノは珍しいので期待していたのだけどお仕事小説としてはちょっと物足りないな。
    ストーリーには全く関係ないのだけど水害の危険がありどうなとこに史料運び込んじゃダメだよということばかりが気になっていた。

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    2015年07月30日
  • 海の上の博物館

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    新人学芸員のお仕事小説です。

    お仕事小説の、王道の設定、展開で、
    ある意味、安心して楽しめましたが、
    尖がった特異な部分はなかったので、
    内容は‘ふつぅ’ですかね~。

    博物館・美術館が大好きなボクには、
    学芸員、といぅお仕事は憧れなので、
    もっと…といぅ思いもありましたが、
    その辺りは、欲張りですね…。

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    2015年06月22日
  • 海の上の博物館

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     タイトルの「博物館」というキーワードに目をつけ、入手してしまった。肝心の博物館、学芸員ネタは少なく(当然か。それが主ではないので)、わかりやすい展開で進む、シンプルなライトノベルだった。
     架空の存在と、最後の最後で明かされたチョウを、ついつい調べてしまっていた自分がいました・・・ねえで、そんなのとつぶやきながら。ホントにそんな綺麗なのがいたら楽しい。実在するのは南米のモルフォ蝶のような感じなのだろうか?と、この本に出てくる昆虫には妙に気がいってしまった。

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    2015年03月05日