行田尚希のレビュー一覧
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ネタバレキャラがそれぞれしっかり立っていて(丁寧にキャラ作りがされている印象)読んでいるとそれぞれにのめり込んでしまって、いい意味で大変でした。
紬ちゃんの思いも分かるし、千明くんの葛藤も分かるし。
この二人が恋愛的パートナーではなく、仕事面でのパートナーで居続けたのも好印象でした。
まあ千明くんには押しかけ女房がいますしね。
彼女の思いもまた素敵でした。
そりゃ敵うまい。
紬ちゃんは寧ろ別キャラとのフラグが立っていたのに、見事にスルーしていて笑いましたけど。
彼はもうちょっと真面目になるべきか。
まあ本命が決まれば落ち着くタイプと見た。
着物を通じて人との絆や想いが感じられるエピソードばかりで、どれ -
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最後は晴れやかに
ラストは爽やかに終わりました。清々しい読後感です。
奥深い表具の世界で個性の強い妖怪達が綴る心温まるストーリーは、3巻で終わってしまうのが勿体無い位愉快なものでした。そして主人公の青年の成長、もう少し見てみたかった気もします。
登場人物達が(半分は人ではないけど)互いを思いやりながらも騒動を巻き起こす、それに振り回されっぱなしの青年、同情しながらも羨ましい気持ちにもなります。こんな妖怪達なら会ってみたい。 -
購入済み
前巻よりも面白い
人間の常識からかなり外れた感性と思考を持った、やたら行動力のある妖怪達に振り回される主人公の人間の高校生、ちょっと可哀想だけど、それ以上に妖怪達との暮らしを楽しんでるようで、微笑ましいです。
ほのぼのした妖怪コメディといった感じの作品です。 -
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仕事逃避で旅行…までは良かったが
停まる場所はダブルブッキング。
違う場所に行かされ、あんな事を言われれば
確かに怒鳴り返すかと。
しかし主人公、よく食べます。
どこに消えていくんだ、というくらいに。
職場で不当な扱いを受けているような1話目でしたが
辞めて再就職の2話目で納得、でした。
確かに、あまりに忙しければ見えない場所は…と
後回しにする事はあるかもですが、胡麻化して
甘やかして…は、自宅のみ、でしていい事です。
おかげさまで、一人前になれそう、な主人公。
料理人の彼はきちんと一人前の道を進んでいますが
オーナーだけが謎、でした。
最後の話で謎が解けるわけですが…。
これ、主人公 -
Posted by ブクログ
ネタバレ最初のお客様だった小町はホテルのお仕事をしていた人だったからノーカンとして、序盤はある分野の職業の方ばかりがお客様だったので、話のバリエーションとして大丈夫なのかと客の少なさとは別の意味で心配になった。
そして、小町の胃袋の大きさも。
深夜にあれだけ食べて太らないのは何でだ。
出てくる夜食が様々な国の料理を網羅しているのには本当に驚いた。
客の話からそれを言い当てるオーナーも、それを作れてしまうシェフもまだ若いのにハイスペックである。
小町のお母さんの料理も、他のお客様の料理も話だけからの再現は難しそうなのに(だから一度は失敗する話もある)できてしまう二人は一体どんな人生を送ってきたのだろう -
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【感想】キャラがマンガチックなので読みやすい。
【一行目】濃い紫色の布地が目の前ではらりと落ちてゆく。
【内容】
・マンガ的なキャラクタたちによる、博物館が舞台のお仕事小説。四つのお話が収められている。
・第一話は春、今は博物館になっている建物と、博物館がある小島の宝物の噂。
・第二話は夏、ニジイロアゲハがいるとされている草原で出会った男子高校生。
・第三話は秋、友達が引っ越して孤独になった少女が度々博物館に来るようになった。
・第四話は冬、取り壊しが決まった藍沢家家屋を残すために行動開始!
▼茅埜辺市博物館についての簡単なメモ
【藍沢家家屋】とても古い建物だが相続人は遠く離れているので市 -
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博物館の有る田舎の町を舞台に臨時職員の女性のちょとした成長を描いた物語。
春夏秋冬と4つのエピソードで構成されている。
なんというか最初のエピソードが背景や人物紹介を兼ねることもあってちょっととっちらかった印象で、どうなることかと思ったけど回を追うごとによくなった。
基本的に、毎回、町の人のトラブルを解決する筋立てだけど、なんだかんだと放っておけない主人公若菜はお人好しだよなあ。
4つのエピソードの中ではラストのエピソードがよかった。
若菜がちゃんと自分で努力して問題を解決しようとするところがいい。
個人的なハイライトはそんな若菜が議会で古民家の保存を訴える演説に望む場面。
『祖母がここに -
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不思議な表具の世界
表具屋という、日本画を飾るための掛け軸職人を生業にしている化け狐と、お仲間の愉快な妖怪の面々のちょっと奇妙な物語です。
心霊現象を解決していく体のショートストーリーですが、特段怖いというわけでもなく、むしろほのぼのしています。
何百年も生きてる妖怪達の話ですが、妖怪達が随分と現代化しています。
個人的には化け狸の樹さんのキャラが気に入りました。人を化かそうとしているのに、分かりやすすぎる性格で周りに見抜かれまくってるとかw。良い人、いや狸なんでしょうね。