宮本武蔵のレビュー一覧

  • 宮本武蔵「五輪書」 ビギナーズ 日本の思想

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    以前からちょこちょこ読んでたやつ。ようやく読み終わったが最初の方はもうだいぶ忘れてる。兵法書だが、その道の人以外にも感じるところはやはりあって、面白い。五輪書の原文・訳と、前後に宮本武蔵の実像についてや、五輪書の現代における位置付けなんかも入っていて、宮本武蔵入門的なところもある。五輪書は完訳ではないが、大部分入っている感じかな。実際に比較したわけではないが、類書の中でもよくまとまっている部類ではないかと感じる。強いていうなら、訳が、原文を尊重するせいかかなり直訳な感じなのは好き好きかも。

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    2023年05月05日
  • 五輪書

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    剣術が処世術であった時代に書かれたビジネス書と思って読むと、今でも通用する考え方が多数述べられていて興味深い。相手の身になって考え、事を有利に運ぶ。見えないものを見る。守りの行動も含め、すべては次の瞬間に敵を斬るためと心得よ。等々。
    武術をやっている人なら、より一層楽しめると思う。

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    2010年10月30日
  • 真訳 五輪書 自分を超える、道を極める

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    読みやすいと思う。現代風に語るならこういう感じになるかな? という感じ。
    元の文も載ってるので雰囲気重視の人もそれで自分なりに読んでも良いと思う。
    著書は実践者なのでそういう人が身体を張って現代訳しているので意味は通っていると思う。

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    2024年04月19日
  • 宮本武蔵「五輪書」 ビギナーズ 日本の思想

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    時代背景と共に、武蔵の精神が理解出来る本。武に生きた漢の心構えは、何か今の時代に必要な事を感じさせてくれる。

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    2022年09月03日
  • 五輪書

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    二天一流で知られる宮本武蔵の兵法観が、「地水火風空」の五大五輪にかたどって編成されている。
    当時の武士の価値観に触れるとともに、現代の剣道にも通じるところが多々あり、面白かった。

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    2020年05月19日
  • 五輪書

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    武蔵さんの熱い心が印象的でした。
    今でも十分に通じる内容で、興味深いところがあります。
    読んで良かったと感じた本でした。
    原文が難しく思えるようならば現代語訳で読んでもいいと思います。

    古典を必ず原文で読む必要はないですよね!

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    2019年06月14日
  • 宮本武蔵「五輪書」 ビギナーズ 日本の思想

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    五輪書そのものを浅読みして「ふむふむなるほど」と賢ぶっても時間の無駄。
    そんな読み方とは無縁にさせてくれる本。

    ○なぜ武蔵はこの本を書いたのか?が時代背景とともに解説されてること。
    ○なぜ五輪書がこれだけ普及しているのか?が時代推移とともに示されていること。

    この2点だけでも価値高い一冊。

    それにしても、五輪書おそるべし。人生の一冊になりそうだぞこりゃ。

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    2018年12月19日
  • 五輪書

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    小林秀雄がたしか、この宮本武蔵をいう男について「観察」ということばを使っていたような気がする。
    時にこういう人間がやっぱりどこかで生きて死ぬというのを知ると、続く精神のバトンというものが息づいていることがうれしくてたまらない。
    剣の鍛錬というものは、生きるか死ぬかいつもその境界にあって考えなければならない。相手を打てないような剣は剣ではない。剣はいつもそれを考えなければならない。とことんそれを自分の身ひとつで追求したというところが、この男のパトスである。先哲たちが真理を掴もうとして脇目も振らず考え抜いたのとおなじパトス。
    静かにじっと考えて書くというよりかは、いつも考えが先に動いていて、筆がそ

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    2016年12月18日
  • 宮本武蔵「五輪書」 ビギナーズ 日本の思想

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    電子書籍で読みました。
    五輪書全文掲載ではないのは残念だけども、ポイントとなる本文と訳、解説が丁寧に執筆、編集されていて、五輪書の中身や宮本武蔵について知るにはいい一冊。
    武蔵のイメージが変わりました。とても現実的な人だったのですね。

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    2013年06月20日
  • 五輪書

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    強く生き抜く意思を、単に言葉を並べているだけではなく
    とことん実用的な戦い方、具体的な例を出して事細かに教えてくれます。
    生きるうえで、バランスは大切です。
    この本は、そのバランスをふっと心に思い出させてくれる一冊。

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    2012年08月11日
  • 強く生きる極意 五輪書

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    ネタバレ

    随所に今に通ずる「なるほど」という部分がある。

    --引用--

    心の持ち方:
    平常心と異なることがあってはいけない。(中略)心を広くまっすぐに持ち、強く緊張せず、少しも弛緩せず、注意がいずれかに傾かないように心の真ん中に置き、心を静かに流れさせ、その流れる瞬間瞬間にも流れが止まらないように充分注意すべきだ。(中略)心の中の雑念を払い、広々とさせ、そこに知恵を置くのだ。

    物の見方:
    心眼で見る「観」と、目で見る「見」の二つの見方があるが、観の目で強く、見の目で弱く見、遠いところを近くでありありと感じるように見、近いところは遠くから大局をつかむように見るのだ。
    --引用おわり--

    非常にシン

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    2012年01月20日
  • 宮本武蔵「五輪書」 ビギナーズ 日本の思想

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    ネタバレ

    宮本武蔵の「二刀一流(二天一流)」について、自ら没する前に記し残した兵法書。武蔵は、13歳から29歳までの間に戦った真剣勝負において、一度も負けなしという。

    吉川英治の「宮本武蔵」は、何度も通読し、その剣へのひたむきな姿に、感動と尊敬の念を覚えたものだ。

    本書は、「地」「水」「火」「風」「空」の五つの巻から構成されている。全体を通じて、テーマは「必ず勝つ」ということ。「勝つ」ためにどうすればよいか、それを合理的に考えられたのが武蔵の兵法なのだろうと思う。

    当然、斬るか斬られるかの真剣勝負であり、現代のスポーツやゲームなどの世界とは違い、リアルに命がかかっており、負け=絶命を意味していたの

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    2025年08月18日
  • 五輪書

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    語注だけで口語訳は付されていないが、だいたいの意味は読み取ることができる。
    具体的な刀術を記した「水之巻」は、さすがに言葉だけでは具体的なところがよくわからなかった。

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    2024年07月03日
  • 真訳 五輪書 自分を超える、道を極める

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    ■評価
    ★★★☆☆

    ■感想
    ◯五輪の書について、言葉遣いを現代語風にし、いい意味でアクセントの効いた外来語を交えて翻訳した本。
    ◯著者自身が剣道有段者だということで、心得がある中で翻訳されている。
    ◯宮本武蔵は歴史的な資料が少なく、五輪書ぐらいしかまともな資料がないらしい。バガボンドをはじめとした現代の人が持つ武蔵像は、吉川英治の創作によるところが大きいとのこと。

    地(軍事思想・武蔵の半生)
    水(個人の剣術・身体の使い方)
    火(戦略・多数との戦い方)
    風(他流の分析)
    空(仏教的・短い)
    と、巻によって内容が変わっていることが知れてよかった。

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    2024年05月21日
  • 五輪書

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    心境を綴った著作ですから、素人目からは生き方論にも読み替えることができました。このような視点で読むと、居着きの件に興味を惹かれます。武道と禅、をテーマに、読書を繋げていこうと思います。

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    2022年08月14日
  • 五輪書

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    やはり完璧に意味を理解するのは難しかった。

    けど、武蔵が考える武道者の在り方や心構え、または人の在り方なんかは、現代にも通じるものがありました。

    次は解説付きの分かりやすいものを読んでみたい

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    2021年05月23日
  • 五輪書

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    もうすぐ五輪なので読んでみた。当然ながらオリンピックとは何の関係もなかった笑

    二刀流とはどういう考えで、どういう心構えで戦うものなのか。漠然としているけれども、逆に小手先の技に囚われず基礎的な教えとも読めて、剣道とかの人にはイメージしやすいのではないでしょうか。
    「P56先づ太刀をとつては、いづれにしてなりとも、敵をきるといふ心也。」「何事もきる縁と思う事肝要也。」
    宮本武蔵が、戦国の世を渡り、刀で生死が決まる時代の人だったのだなと感じる。武術ではなく、相手を倒すことを念頭に置いている。

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    2019年08月31日
  • 五輪書

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    現代語訳されていなかったため、読むのに苦労した。
    二刀流である宮本武蔵の、武士としてなすべきことや構え、型などがまとめられている。
    内容理解に苦しんだが、興味深いものばかり。

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    2017年12月18日
  • 五輪書

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    【武蔵の人生観、兵法観を感じられる一冊】
    二刀流の使い手宮本武蔵。

    13歳で戦いをしてから、一度も負けたことのないと言われる伝説の武士である。

    その彼の人生観・兵法観をまとめたのが、この五輪書である。兵法について書かれているため、現代においてそのまま使える知識というのは少ない。

    しかし、彼がいかにして無敗を守り続けたのか?という点においては、非常に学ぶことが多い一冊となっている。

    ・毎日の努力の重要性
    ・精神的に相手を追い込むことの重要性
    ・精神的に自分を平常に保つ重要性
    ・意表を突く重要性
    などなど、剣術的なテクニックもあるが、心理的な面でいかに相手を追い込むかが記述されていることは

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    2016年07月25日
  • 五輪書

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    有名だが内容はあまり無い。
    抽象的すぎる上に、『よく吟味すべし』と判断を丸投げにしている記述が多い。
    逆に、抽象的すぎてどうとでも解釈できるのでここまで残ったのかもしれない。

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    2015年12月30日