箸井地図のレビュー一覧
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購入済み
読んでためになる。
虫歯に興味があって読んでみました。
マンガで描かれているので面白く読んでいて勉強になります。
最初は絵が雑なのが気になりましたが、読んでいると気にならなくなりました。
親知らずがあって歯医者から「抜歯しましょう」と言われても抜くのが怖くて避けていましたが、
親知らずの回を読んで抜くことを決意しました。 -
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読み終わりました。
『15×24』という不思議なタイトル。15人の24時間の物語ということです。
簡単に言うと、ネットで知り合った見ず知らずの女の子と心中しようとしている高2男子徳永。ところが自殺をほのめかす書きかけのメールがひょんなことから拡散。同級生から見知らぬ人まで拡散したメール。あちらこちらで野次馬的に自殺を防ごうとする人が現れ、これらの人がバーチャルにリアルに結びついたり離れたり…。
物語はそれぞれの登場人物が回想しながら語るという形で進められます。時系列でそれぞれが語るわけだけど、15人もいるので名前と立場を把握するだけでも大変。でも、その語り口はスリル満点。
さあ、徳永の自殺は止 -
Posted by ブクログ
富士見ファンタジアの「狗狼伝承」や「ジェスターズギャラクシー」といった
浪漫的な作品を読んできた身としては
作者がこういう作品も書けるという事自体が一つの驚きでした
時代がかった言葉遣いがこの作者の持ち味かと思ったのですが
本作ではそれは見る影もなく若者言葉に取って代わられています
内容としては、群像劇という形になるのでしょうか
一応徳永の自殺が軸になっていますが
主人公はどちらかといえば彼を止めようと奔走する人たちのようです
純粋に止めたい人、止めて喝采されたい人、訳あって止めに走らなければならない人、
止める気なんてなくてただ死を目撃したいだけの人
それぞれの思惑が -
Posted by ブクログ
「死」をめぐる物語。
自殺サイトで知り合った「17」と自殺することにした徳永準。
待ち合わせは大晦日の新宿。
最後に学校の友人に遺書をメールで送ろうとしたが、新宿の雑踏で携帯電話をスリに盗られてしまう。
書きかけの遺書が送信され、その遺書メールは蜘蛛の巣状に友人の友人へ送られ、「捜索隊」が作られる。
徳永は徳永で、携帯をなくしたことで「17」との待ち合わせ場所がわからなくなってしまう。
捜索隊は徳永を見つけられるのか?
徳永は17と出会えるのか?
日本版「24」とでもいうべき、一人称がどんどん入れ替わり、スピーディーに進んでいく物語。
どんどん読んでしまう、久々にラノベで面白かったー。