あらすじ
夜明けにもっとも近い刻こそ、闇はいっそう深くなる――〈捜索隊〉に与えられたタイムリミットまで残り数時間。殺人鬼・ファブリの魔の手は、ついに一行を捉える。そして、徳永準の前に現れた少女の目的とは…? 「突然――スタジオから飛び出して、アタシは〈捜索隊〉に復帰したくなった。なにもかも放り出して、ビキニのままで、今日初めて知り合った大切な仲間たちのために、東京中を走り回りたくなった。(おちつけ、おちつけ、オサリバン・愛!)これは仕事なんだ。アタシの選んだ仕事なんだ。ここがアタシの戦線なんだ。だからアタシは歌うんだ。――今のアタシは、こんなことしかできないけど。ビキニの道化師で、見事に鼻フックやりとげて、お屠蘇気分のお茶の間の皆さんにクスリと笑ってもらうのが精いっぱいだけど。でも、仲間たちが、がんばってるから。どこかできっと、がんばってるから。だからアタシも全力で歌う。遠い遠い異国の、アタシの遥かなる故郷、遥かなる一族の歌を。」(パート11「Into the Midnight」より)
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Posted by ブクログ
真相へ向かうこの5巻のおもしろさは私のお墨付き!
一気に読みでした!
あいつが・・・!まさか・・・!?
コレまでにもあった絶体絶命の危機が
コレまでよりも増して来る!
捜索隊のみんなの心境に変化があったり、
新たな仲間たちとの結束があったり
最終巻を目の前にしてこの巻は6冊の中で一番キーになってます。
と、同時に一番ひきつけられるおもしろいトコロです!
Posted by ブクログ
誤送信されたメールから脊髄反射で行動を開始し、その後も情報のやり取りと共に脊髄反射行動していた少年少女。事件が小康状態になったところで、それぞれが、それぞれ自分を見つめ始める。link fiveの後半でやっと“分別をわきまえた”大人が登場。どうやら少年少女の親たちにも信じられないリンクの兆候がっ。