山藍紫姫子のレビュー一覧
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罠にかかった鹿は恐怖で死ぬことがあるって何かで聞いたことがあるけれど、まさにそれ程の目に遭って、周りに理解者が生まれそうだったのに、諦めて。 結局、イリスは一体何を受け入れてしまったのでしょうか。 本人が思っているコトとは違う絶望?が待っていそうで、それを 期待してる自分にちょっとだけ引いてます笑。...続きを読む
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舞台は今よりも未来、人口減少問題で社会的に色々あって、多少の順応が進みつつある頃。
主人公のイリス(多分総受け)が、かなりの不憫属性持ちのようです。 各巻の紹介文からも後見人との関係がメインだろうと思いますが、どんな展開になるのか、近未来の設定とどう絡んでゆくのか、楽しみです。
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全3巻となってますが、他2巻は別の作品、なのかな。 とりあえずこの巻は、ものすごく楽しめました。 Juneっぽくて好きです。 作者さん好きなので続けて読んでみようかな。
魔性、にもかかわらず本人はそれを不幸の一端だとしか思ってなくて、半端に抗うから余計に執着を煽って…の積立型執着愛(複数)、み...続きを読む -
衆道もの官能小説下巻です。こちらの方がエロ盛り沢山でBL色は強めですが、やはり女性(お澪)が絡むシーンがあります。
なかなか登場人物の心理に寄り添うのが難しい作品なのですが、お澪の企てで座敷牢に囚われていた沙門と弁天の再会シーンは美しかったです。それが愛であれ憎しみであれ、この2人には確かな絆があっ...続きを読む -
この展開を地雷だと感じる人もいるでしょう。全編通して退廃的な雰囲気ですが、実は案外誰も不幸にはなってない気もするんですよね。こういう作風は私好みですが他ではなかなか見つからないので☆5つにします。
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これは…えっちですね…(素直な心)
作品中の行為がえっちとかそういうわけじゃなく、文自体がなんというか淫靡というか…。
読んでる間、平日の昼間に惰眠を貪っているのに近い感覚に陥りました。
終始主人公(受け)目線で物語が進んでいく為、時折可哀想で仕方なくなってしまうのですが、
登場する男達の目線から...続きを読む -
もともと表紙の本仁先生が好きでたどり着きました。
お恥ずかしながら、今さらながら拝読させて頂いた山藍大先生様の至極の名シリーズ。
合併本でイッキに読めました。ありがたい。
もう、矛盾の無い構成と全体的にリッチでおしゃれな文章に目眩がしそうです。
洒落のきいた会話の応酬にキャラクターがドンとハ...続きを読む -
まさに耽美小説。
不良刑事のおっさんと、美貌と冷徹を持つ上司、そして日本人精神科医の謎の三角関係が始まったところ。展開としてはいきなりな感じもしたけど、とりあえず続きを読んでみたい。
特別収録のウロボロスは所変わって中世ヨーロッパが舞台。自分の尻尾を噛んで輪になった蛇(ウロボロス)のように、愛という...続きを読むPosted by ブクログ -
これまでの登場人物や事件がそこかしこで絡み合う。BL・ホモ・ゲイというより、耽美・官能というのがふさわしいエロス。イイトコロで終わっているので次が待ち遠しい。Posted by ブクログ
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私が、山藍紫姫子先生の作品で初めて読んだ現代モノ。
攻め、貴誉彦のSな性格と受け、那臣の淫乱体質、エロ満載なところは山藍先生の作品らしかったです。
脇カプ(?)のルキヤと龍星が可愛い。Posted by ブクログ