H・ローセンフェルトのレビュー一覧
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ネタバレ(上巻より)
セバスチャンの女癖の悪さにまきこまれたウルスラが
片眼を失ったものの無事でよかった。
彼女を愛するリーダーのトルケルといい、
今回登場した政治家の妻をもつエリック警部といい、
愛する人を大事にする男性たちが報われないのは、
納得がいかない。
そして、ビリー。
結婚式のシーンでビリーは危ないな、とぼんやり思った。
でもそれは、幸せな結婚生活を送れるのだろうか、という類の心配で、
婚約者のがぶり寄りで迎えた結婚式当日とあっては、
誰もがする心配だったと思う。
それなのに全く予想外の展開となってしまった。
彼も好青年だったのに。
また、作者たちのクリフハンガーにひっかかってくやしいが、
早く続きが読みたい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ犯罪心理捜査官セバスチャンの第四弾。
相変わらず、捜査班の内輪もめに頁数がさかれているが、
事件とのバランスの悪さは気にならなかった。
一家四人が殺された現場から逃れた少女と
セバスチャンの関係が中心に思えたせいか、
読み手の方が慣れてきたのか、
セバスチャンが事件解決に役に立っていたからなのか。
人生で唯一心を開いた妻と娘を一度に失ったためか、
どうもセバスチャンは憎めない。
彼が望んだ結果にはならなかったとしても、
救おうとした少女が無事で良かった。
犯人が判明した後に残ったページ数の多さに
さらなる展開があるのかと、めまいがしそうだったが。
(下巻へ続く) -
Posted by ブクログ
ネタバレ(上巻より)
前作の最後で判明した、
セバスチャンの娘についての話が進むのは期待していたが、
それが話の中心になることや事件に巻き込まれることは
望んでいなかった。
また、前作のダメ警官が刑務所長になって再登場したのはわくわくしたが、
妊娠中の妻が巻き込まれるのはちょっと違う。
全体的にあざとすぎるというか、何かをやりすぎている気がする。
今回登場した女性で、
セバスチャンのストーカー、
人の話を聞いていない押しかけ女房的なエリノールよりも、
IT担当で特別班の縁の下の力持ち的存在だったビリーの彼女、
彼を変えようとしているミィの方に薄気味悪さを感じるのは、
自分だけだろうか。 -
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犯罪心理捜査官セバスチャンのシリーズ、4作目。
前作のラストでの大事件はいったい…?
セバスチャンは有能な心理分析官だが、傲慢で協調性がなく女好きという迷惑男。
国家刑事警察の特別班に舞い戻ったのも、じつはまったく個人的な都合からだった。
どこか余裕をもって描かれているせいか、何となく憎めないところもありますが。
迷惑ぶりが最高潮だった3作目。
その後、最悪の事態は免れているようですが…
一家4人が殺される事件が、地方で起きる。
トルケル率いる殺人特別捜査班に依頼が来て、セバスチャンも参加します。
もう一人幼い女の子が現場にいたことがわかり、目撃者として狙われるかもしれない。
セバスチャンは少女を探し当て、信頼を得ます。
しかし…? -
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シリーズ3作目、後半。
事件は当初、被害者の身元もつかめなかったが、チームの奮闘により次第に手がかりが見えてきます。
そこには、大がかりな背景が…!
移民の女性シベカはイスラム教の指導者に厳しく諭されますが、最初は心配して何かと反対していた息子と心が通い合うようになり、いい読後感でした。
捜査班の若い女性ヴァニヤがFBIへ行くのを阻止しようとひそかに手を回したり、身勝手な考えで忙しいセバスチャン。
理由は切ないものですが…
ヴァニヤにはいい迷惑。しかも、ヴァニヤの父にも事件発覚、その発端というのが…
セバスチャンは捜査ではあまり活躍せず、迷惑男の真骨頂!な話だけど。
捜査班の人物像が次第に立体的になってくる印象で、それが面白かったです。
捜査班リーダーのトルケルは、同僚ウルスラとの関係に悩んでいます。トルケルが愛するウルスラは有能で大人だが鬱屈ある変わった女性、そして思わぬ事態に?誰が一番つらいのか…
とんでもないラスト!
続きをすぐ読まないと☆ -
Posted by ブクログ
「犯罪心理捜査官セバスチャン」のシリーズ3作目。
難事件よりも、捜査班のメンバーそれぞれの事情がもう大変?
山中で6人の白骨が発見される。
国家刑事警察の捜査班にいさんで加わるセバスチャン。本来は仕事熱心ではないけど、事情があったのです。
口が悪く協調性に欠け、女たらしで、事件の関係者の女性にも手を出してしまう迷惑男。
無能ではないんですけどね。
女たらしが依存症レベルなのには、悲しい理由もあるのです。
一方、アフガニスタンからの移民一家で主が行方不明となり、不名誉な逃亡とみなされていました。
妻のシベカは夫を信じ、あらゆる手立てを講じようとしますが、イスラム教徒なので、女性が表に出ることを止められてしまいます。
こちら側の話はしっとりと丁寧に描かれるため、こういう面があったのかと意外に思うほど。
いえ、セバスチャンと作家は別人ですから~(笑)
どう絡んでくるのかは後半のお楽しみ☆ -
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スウェーデンのベストセラーシリーズ。web本の雑誌で杉江氏が最新刊を推奨されてたので第一作を読んでみた。北欧にしては明るく読みやすい警察官の群像物。主人公は警官ではなく、心理学者の立場(プロファイラー?)で捜査協力し、過去には大きな成果を挙げた男セバスチャン。太めで独身、毒舌でセックス依存症。捜査会議での空気を読まない、人を馬鹿にする発言の破壊力は満点。ただしプーケットの津波で家族を亡くしていたり、いろいろと影の部分も興味深い。
事件解決後に起こるサプライズな結末も破壊力あり。シリーズ自作が気になる終わり方も上手。3.9
セバスチャンが仕留めた女性についての表現がまたいやらしい。
・彼女は”成長株”どころではなかった。それ以上の存在だったのだ。 -
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【殺害された女性たちには、1つの共通点があった。しかしその発見は、捜査班に不穏な空気をもたらすものであった。全ての鍵を握る男・ヒンデにアプローチをかけるヴァニヤたちであったが、セバスチャンは彼に危険を感じていた。そして不穏な動きを見せるヒンデの狙いとは……。】
誰が犯人なのか……と思ったら、下巻の序盤で明らかになります。今回は前作のような、犯人当てミステリーではなく、次に何が起こるかわからないサスペンスになっています。
前作の皮肉や冷静さはどこへやら。今回のセバスチャンに余裕はまったくありません。ある人を守るため、なりふり構わず奔走します。しかし、その人に思いは届かず……。この苦しみが彼への罰なのか。
前作とは全く異なる展開を見せる第二弾。ラストの波乱の展開に備えよ! -
Posted by ブクログ
上巻を読み終わって、いま下巻の真ん中へん。
捜査も佳境。ターゲットが絞られた!
期待しないで読んだけど、なかなかに面白い。
まず主人公のセバスチャンが面白い。
自己中でひねくれてて世の中なめてて
おまけにすぐに女とやっちゃうしょーもない男。
まぁ、それだけモテるわけだし
彼がそうなったのには原因があるわけだが。
チャラいイメージの(←偏見)セバスチャン
という名前がよく似合う男である。
他の人物もキャラクターがよく差別化されており
生き生きと描かれているのでイメージがとてもしやすい。
映像化を想定しているのだろうけど。
まず最初に登場する、所轄の警部ハラルドソンは
子供を欲しがる妻から「作業」のようなセックスを
昼夜強要され、ヘマばかりしていてコミカルだ。
バツイチの捜査特別班刑事リトネルは
人妻である優秀な鑑識官ウルスラとできており
部下のヴァニヤやビリーはそれに気づいているが
当然、見て見ぬフリをしている。
そして、我らがセバスチャンは
被疑者の母親らとも寝てしまい。。。
さすがフリーセックスの国、という言い方をすると
スウェーデンの人に怒られそうだが
そんな生々しさが人物に色彩を与えていて
感情移入がしやすくなる。
殺伐とした事件の人間くささも際立つ。
さて、事件はどうなる? →下巻へ -
Posted by ブクログ
【スウェーデンの沼地で、心臓がえぐられた少年の遺体が発見される。猟奇的なこの事件を早期解決するため、国家刑事警察の殺人捜査特別班に要請がかかった。しかし、刑事たちの前に、捜査への参加を求める1人の男が現れる。彼の名はセバスチャン・ベリマン。有能なプロファイラーだが、自信過剰で協調性ゼロ。おまけに手当り次第に女と寝るセックス中毒。そんな彼が捜査に乗り出す理由とは……?】
北欧ミステリーの新たな傑作、と名高い新シリーズ。とにかくテンポがいいです。登場人物の背景など、事件以外の話が半分ぐらい(以上?)入っているにも関わらず、中だるみは一切なく、グイグイ引き込まれます。キャラクターの個性が立っていて、全員に魅力と哀愁を感じ、そこでもまた引き込まれます。
地道な捜査で一歩ずつ犯人に迫る過程が、ジワジワと面白いです。刑事ものでこんなにドはまってしまうとは思ってもいませんでした。