あらすじ
父親、母親、そしてふたりの息子。その家では一家四人が無残な死体で発見された。凶器は散弾銃、怪しい人物はすぐに挙がった。違法狩猟をめぐって、殺害された一家ともめていた男がいたのだ。だが、事件への関与を証明するのは困難。現場のトシュビー市の市長の夫で、捜査責任者のエリック・フロディーン警部は外部から応援を要請する決心をした。昇進したての彼は、なんとしてでも早急に事件を解決し、自分の昇進が妻のコネではないことを証明したかった。そこで呼ばれた最高の人材、それがトルケル率いる国家刑事警察殺人捜査特別班だった。凄腕の迷惑捜査官、本領発揮! 人気シリーズ第4弾。
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Posted by ブクログ
犯罪心理捜査官セバスチャンの第四弾。
相変わらず、捜査班の内輪もめに頁数がさかれているが、
事件とのバランスの悪さは気にならなかった。
一家四人が殺された現場から逃れた少女と
セバスチャンの関係が中心に思えたせいか、
読み手の方が慣れてきたのか、
セバスチャンが事件解決に役に立っていたからなのか。
人生で唯一心を開いた妻と娘を一度に失ったためか、
どうもセバスチャンは憎めない。
彼が望んだ結果にはならなかったとしても、
救おうとした少女が無事で良かった。
犯人が判明した後に残ったページ数の多さに
さらなる展開があるのかと、めまいがしそうだったが。
(下巻へ続く)
Posted by ブクログ
犯罪心理捜査官セバスチャンのシリーズ、4作目。
前作のラストでの大事件はいったい…?
セバスチャンは有能な心理分析官だが、傲慢で協調性がなく女好きという迷惑男。
国家刑事警察の特別班に舞い戻ったのも、じつはまったく個人的な都合からだった。
どこか余裕をもって描かれているせいか、何となく憎めないところもありますが。
迷惑ぶりが最高潮だった3作目。
その後、最悪の事態は免れているようですが…
一家4人が殺される事件が、地方で起きる。
トルケル率いる殺人特別捜査班に依頼が来て、セバスチャンも参加します。
もう一人幼い女の子が現場にいたことがわかり、目撃者として狙われるかもしれない。
セバスチャンは少女を探し当て、信頼を得ます。
しかし…?
Posted by ブクログ
セバスチャンのキャラが違ったらもっと人気出てたのかな…でもこのキャラだからこそ起きていることがややこしくなってきて面白さにつながってるんだよな…下巻へ