宮崎克のレビュー一覧

  • ブラック・ジャック創作秘話 ~手塚治虫の仕事場から~

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    ブラックジャックに魅せられたのは、小学4年生の頃。(大人になってまとめ買いしたが)手塚治虫先生の漫画やアニメへそそぐ情熱が伝わって来て素敵。アシスタントの方々も本当にすごい人たちばっかりだったんですね。

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    2018年10月12日
  • ブラック・ジャック創作秘話 ~手塚治虫の仕事場から~

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    手塚治虫という天才とそれを取りまくアシスタント、編集長、編集担当など、当時の空気がよく伝わってくる。

    青春モノというぐらいの登場人物たちの熱さ、とりわけ手塚治虫のピュアさには感動するが、ずっと第一線を走り続けていた人だと思っていたので、一世を風靡したあと、連載を断られるような不遇な時期があったなんてこれを読むまで知らなかった。

    正直「天才」というイメージがあったが、ここまで仕事に対して凄まじい向き合い方をしていたのですね。

    この空気の中にいられた人たちが本当に羨ましいが、きっとそこにいたら逃げ出したくて仕方なかったかも。

    「昭和ってそういう時代だったよね・・・」と片付けてしまっては損だ

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    2018年10月12日
  • 月は囁く 下

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    中国系アメリカ人の月(ルナ)は、天才心理学者。
    相手の顔つきや表情、仕草などから真実を知る、いわゆる「観相」。

    ピノキオ効果、陰虚燥熱(いんきょそうねつ)、血虚肝鬱(けっきょかんうつ)、空想虚言症、蓋然性の犯罪、解離性同一性障害、などなど

    如何にしても、彼女は真実に迫るのか。
    それは、彼女の苦しい過去との対面でもあった。

    本巻は下巻ですが、ぜひ続編を希望します。

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    2018年07月28日
  • 月は囁く 上

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    中国系アメリカ人の月(ルナ)は、まだ若いが、最近日本にやって来た天才心理学者。

    血の繋がらない兄・陽一(警視庁の刑事)と、同居することに...
    そして、頼りない兄を、天才少女が助ける形に。

    「相は心に従って生ず」
    相手の表情やわずかな動きで、真相に迫る「観相」。
    彼女が暴くのは、いかなる真相か...

    兄と妹の関係が、微妙に揺れるところも面白いですね。

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    2018年07月21日
  • ブラック・ジャック創作秘話 ~手塚治虫の仕事場から~ 2

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    手塚さんのキチガイとも言えるわがままっぷりにドン引きしながら読んじゃいましたw
    むちゃくちゃすぎる(笑)

    でもそれが全員に恨まれていないあたり、デカすぎる才能とキャラのせいなんだろうなと思います。

    10本も連載を抱えながら落とさず品質も落とさなかったのもすごいと思います。
    以前から思っていたことですが手塚さんのバイタリティとネタの豊富さには脱帽です。

    その分振り回されるほうも大変ですが(笑)
    だから学生ながら松本零士さんらがいた「九州漫画同好会」が眠りながらもついていったのがすごい。

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    2017年01月16日
  • ブラック・ジャック創作秘話 ~手塚治虫の仕事場から~ 3

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    アシスタントやBJ、アニメ史をめぐるオリジン・ストーリーの巻。歴史の重みが楽しい分、いつもの手塚ご無体は少なめだけど中国パチ物にまさかの行動は「本物」のド凄さ。

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    2016年03月26日
  • 月は囁く 下

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    下巻になってストーリーにもひねりが出てきてより面白くなったと思う。まだバリエーション作れそうだし続編も描いて欲しいなあ。埋もれているのがもったいない。

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    2016年02月13日
  • 月は囁く 上

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    表情や仕草から人の真理を読める少女が主人公(ヒロイン)という、普通に考えれば反則的な推理マンガだけれどこれが面白い。今までになかった視点から事件が解き明かされるのが新鮮な感覚。もっと画力があれば最高だと思う。

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    2016年02月13日
  • ブラック・ジャック創作秘話 ~手塚治虫の仕事場から~ 5

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    複数の視点からのエピソードに食い違いがあっても、それは「藪の中」ではなく、手塚治虫という人物の強烈な個性を示すもの。丁寧な取材と圧倒的な熱量。手塚全集に加えても良いのではないかとすら思う。

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    2015年02月10日
  • ブラック・ジャック創作秘話 ~手塚治虫の仕事場から~

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    私が大好きな漫画の神様は、やっぱり漫画の神様だった!

    手塚治虫を語る周囲の人々の「あの頃はなにかとんでもないエネルギーに動かされていた」という語り口がなんとも胸に熱く、そしてエピソードの全てが実際のところ「とんでもないエネルギー」を放っていて読んでいてこちらまでぞっとするほど。
    「手塚治虫についての漫画を描こう」となった時にこの構成でやろうと思ってくれてとても嬉しい。読みながら私まで手塚治虫に会い、手塚治虫を知り、驚いたり呆れたり恐れたり感動する事ができる。

    表紙の装丁もすきです。レトロで熱くてシックで力強い。

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    2014年10月01日
  • ブラック・ジャック創作秘話 ~手塚治虫の仕事場から~

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    ブラックジャック創作秘話 1〜4

    ○汗だく
    中年男の仕事中の姿は漫画だろうが他の仕事だろうが変わりが無い。神様の人間っぽい姿が凄く魅力的な作品だ。と、言いたいけど、尋常じゃない仕事量は人間じゃない。これじゃ早死にする。
    ○神様は神様
    第6話が凄い。ネットもない、FAXもない時代に、海外から電話で原稿の書き方に指示を出しているが、その際机には何も無い。
    -どの本棚にある
    -何冊目の本の
    -何ページ目に
    -どんな資料写真が
    あるか記憶している。
    それに対し永井豪はしっかりとこなしてから海外に出かける。結果的に締め切りに遅れることはない二人だが、ものすごい対象的である。

    中学生の

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    2013年12月09日
  • ブラック・ジャック創作秘話 ~手塚治虫の仕事場から~

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    物心ついたころから側にあった手塚治虫の漫画…。
    存在が当たり前すぎて、制作者の苦労に思いを馳せたことがなかったけれど、本当に筆舌に尽くしがたい苦労、手塚治虫先生はもちろん、スタッフや編集者、その他大勢の方の努力があって出来た作品だったんだなあ…と改めて思いました。バクマンの2人は2本同時掲載だけでヒイヒイ言ってたのに10本とか…その尋常じゃない制作意欲と熱意と体力を心から尊敬。
    現代と違って携帯もインターネットもメールもFAXもない時代だからこその、作家と編集者の熱いつながりや、信じられないような逸話がすごい(アメリカから電話で漫画の内容を指示とか…そんなこと出来るの?)

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    2013年12月07日
  • ブラック・ジャック創作秘話 ~手塚治虫の仕事場から~

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    劇画ブームが到来し、「手塚はもう終わった」と囁かれたころ、手塚治虫が再び黄金期を迎えるきっかけとなった作品がブラック・ジャックだった。この作品の手塚治虫伝はそこから始まる。手塚治虫とスタッフの締め切りギリギリの狂騒ぶりについていまさら・・と思いつつ、知られざるエピソードがあるはあるはで読み出したらやめられない。天才とは誰もやろうともしないことや、とんでもないことを、とてつもない質で、ありえないほど大量に行う人だということはよく言われるが、ひとつこの作品を読んで天才と呼ばれる人の謎について思い当たったことがある。それは天才とはその才能が天から授けられたものであることを悟っていて、その才能を世の中

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    2014年10月12日
  • ブラック・ジャック創作秘話~手塚治虫の仕事場から~ 4

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    手塚伝説第4巻。
    最終エピソードの壁村エピソードが一番面白かった。
    前巻でのレビューでも書いたが,いつか「秋田書店伝説」みたいなものも描いてほしい

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    2013年09月23日
  • ブラック・ジャック創作秘話 ~手塚治虫の仕事場から~

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    手塚治虫ファンは必読の漫画です。
    ブラックジャクの創作秘話とありますが、
    実際は、手塚治虫という人間の生き方を描いている内容なので、
    読んでいて、本当にスゴすぎる漫画家の実像がよくわかる。

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    2013年07月21日
  • ブラック・ジャック創作秘話 ~手塚治虫の仕事場から~

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    ネタバレ

    ブラックジャック創作秘話と言うより、
    漫画家「手塚治虫」さんってどんな人?こういう人!
    と、
    いった内容の漫画です。

    最初、
    友人宅で2巻をチラッと読んだらおもしろくって「1巻ないの?」と聞くと貸してるらしい。。。
    ならばと、
    秋葉原のメイド喫茶で読もうとK-BOOKSで購入して続きが気になって3巻まで速攻で購入したもの。

    1巻は、
    「まんが道」も読んでみたいよ「壁」さん登場!
    そんな「壁」さんとは関係ないです、壁の穴が1話目な。
    大変なお仕事よね編集者さんって。。。

    とにかく、
    まんがの神様と呼ばれた手塚先生って、仕事の鬼なんですよ!
    そこんところが描かれてるのが1巻です。

    お坊さん

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    2013年05月21日
  • ブラック・ジャック創作秘話 ~手塚治虫の仕事場から~ 3

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    愛だよ、愛。中学の課題図書にして、なんでもいいから、ともかく、愛を持つことがどれほど大事か、若い人に伝えようよ!!
    正直、中国の海賊版のエピソードは感動の前に、頭にくるよ!でも、そんなちっぽけな利権じゃないんだよね!!愛ですよ、愛!!

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    2013年05月02日
  • ブラック・ジャック創作秘話 ~手塚治虫の仕事場から~ 3

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    ネタバレ

    ドラマ化ですって?!
    配役にもよるけど、手塚先生より難しそうなのは、壁村さん? 阿久津さん?
    (そういえばマカロニほうれん荘のアオリ大好きだった。阿久津さんの作だったとは!)

    石坂啓さんは有名だけど高見まこさんも手塚プロだったのですね。

    石坂さんはまさに石坂ワールドなキャラですねっ。愛人もいいかも(笑)。

    パクリにも動じず劣化絵に激しく反発するところが流石手塚クオリティ。

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    2013年04月15日
  • ブラック・ジャック創作秘話 ~手塚治虫の仕事場から~ 3

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    印象的なのは、「MW」の連載で、背景が入っていない原稿を持って行ってしまって、そのまま印刷に回されてしまった時、手塚治虫が悔し泣きをした、というエピソード。
    完璧な作品が掲載されなくてよほど悔しかったのだろうなと思うと、マンガンにかける情熱の深さに心を打たれる。
    そして孫悟空のエピソード。わかっていることなのに、手塚治虫逝去のところで鼻の奥がツンとしてしまった。
    惜しい。ほんとに惜しい人をなくしたのだ、と。
    もっともっと書きたかっただろうなあと思うし、もっともっと書いて欲しかったと思う。あの多彩な世界を、もっと見せて欲しかった。

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    2013年04月13日
  • ブラック・ジャック創作秘話 ~手塚治虫の仕事場から~ 2

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    このシリーズの第1巻をすでに読んでいたことをすっかり忘れていた。自分のレビューを見てびっくり。なんと2年も間があいたんだな。
    さて第2巻は、アニメの話がメインになっている。虫プロをめぐるゴタゴタは当時けっこう話題になっていたような気がする。ご本人がなくなってしまえばすべては懐古談になってしまうから、なんとなくいい話のように見えるけれども、当時は今のブラック企業叩きもかくやと思われるほど非難されたものだった。
    しかし、それもこれも、すべては手塚治虫の完全主義が生み出したものだった。どこまでも作品のクオリティを追求していけばどうしたってそうなってしまう。そこに「オトナの計算」が入らないのが手塚治虫

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    2013年04月13日