あらすじ
二人の娘から見た父・手塚治虫。夜ごと印刷所に現れる“砂かけ男”。“ギャグの神様”赤塚不二夫の激白。そして最後のアシスタントが語る手塚治虫の仕事場の終わり…。実録・手塚治虫伝説、堂々完結!!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
複数の視点からのエピソードに食い違いがあっても、それは「藪の中」ではなく、手塚治虫という人物の強烈な個性を示すもの。丁寧な取材と圧倒的な熱量。手塚全集に加えても良いのではないかとすら思う。
Posted by ブクログ
読むたびに全身全霊で創作に挑む手塚治虫先生とそれを再現するとんでもない気合で描かれた絵にモチベーションが上がる。上がってもその場限りでしかないため、定期的に読み返す必要がある。手塚先生がもしアニメに血道を上げなかったら一体どうなっていたのだろう。アニメ界も変わっていただろうし、漫画もどうなっていただろう。作風に相乗効果はあっただろうけど、なければないなりにいい漫画だったかもしれない。
こうしてわが身を振り返ると編集者さんにはあんなふうに構ってもらったこともないし、そもそも締め切りを破ることもないし、破らないといけないような仕事もない。そう思うともっと頑張っていればよかった気もするけど、ストレスがなくて楽しいばかりであった。結局水が低い方に流れる漫画人生であったとしか言いようがない。
1巻は読んでいたのだけど続きは読んでいなくて、漫画の担当さんにお借りした。
匿名
凄い人たちと時代
吉本浩二先生が手がける手塚治虫先生のマンガの最終巻です。
手塚治虫先生の凄さとそれを支えていた人々もまた凄い人たち。さらにそういう凄いことがまかり通っていた凄い時代を感じられた作品でした。
Posted by ブクログ
仕事をしてる人、とくに何か作る立場にいる人は頑張ろうと思うきっかけになる。天才と呼ばれた手塚治虫でも、こんだけやってんだと驚いた。ブラックジャック、再読するかな
Posted by ブクログ
人間ドラマもいいがやはり第一の魅力は漫画ハードデイズナイトな実録にあると「砂かけ男」のメチャクチャに思う。今まで見たことのない手塚治虫劇、堂々の完結。
Posted by ブクログ
気合が入った絵だけど、やっぱり上手いと思えないし、好きでもない、って感覚は終始変わらず。でも、内容は手塚治虫の情熱が十二分に伝わってきて、同氏の作品をあまり知らない自分でも、十分楽しめました。
Posted by ブクログ
手塚治虫は凄い人で、それを支えていた人々もまた凄い人たちで、さらにはそういう凄いことがまかり通っていたもの凄い時代でもあった。
というわけで、意外と長期連載となった本作も完結。「漫画の神様」としての手塚治虫のイメージに、そのカウンターと言うべき「酷いエピソード」が時たま挙げられたりもしていましたが、当事者の言を交えてそれらを一つに繋げた、より実際に近い手塚治虫像が面白かった作品でした。吉本浩二さんの作画も、それを伝えるのに最高のものだったのではないでしょうか。
Posted by ブクログ
マンガの神様と呼ばれた人間は、肉体を酷使していた。ということを、今の若い人が知る。それがどれほどに意義あることなのか!ふるえる。この熱量で書ききった作画担当の吉本さんに大拍手!
Posted by ブクログ
クランポン社 やっぱりヌイグルミはお尻だね 長引いた反抗期が途中で打ち切られたような… 大日本印刷五反田工場生産管理部 ここから取次店への配本がスタートします 奈良県生駒市 旧態依然とした医師会 寺沢武一ぶいち 市川市行徳 手塚先生はマンガの神様 赤塚先生はギャグの神様 …黒澤明からお花が来てたから。 新座スタジオ 遅刻するような厳しい量じゃないでしょう 自ら創作しようとしない不肖の弟子… 手塚治虫物語 1992年5月手塚プロダクション解散 人は二度死ぬ
Posted by ブクログ
砂かけババアのくだりが一番面白かったです(笑)
最終話のわりに盛り上がりにもかけたようにも思えますがおおむね面白かったです。
大人の本気を見れた気がしましたし。
手塚治虫って自分自身に一番厳しいんですね。
自分のやりたいことをやり抜いた人生って感じでかっこよくも思えます。