こときのレビュー一覧
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ネタバレ
深い
土地と神様の名前がいっぱい出てくるので何回も読み直して整理した。
それにしても、ヒーローの本名すら明かされない話はいい意味で衝撃だった!!
最後の最後までヒロインとヒーローの関係は匂わしで終わるし…悶絶だわ。
ルネ側の話も読んでみたかった。
チューリップ持って出かけている間はシェネラのことをどう思ってるとか、他の兄弟の話とか、有能なお守りの話とか。
読み終わったあとに、読んだ人の数だけ結末があるようなお話でした。
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購入済み
10巻読了、もう一度読みます
10巻一気読みしたので、物語の世界へ、しばらく行ってくることが出来ました。
活字を読み慣れた方には、お勧めです。
一見地味に見えますが、壮大なファンタジーです。 -
Posted by ブクログ
この作者さんの文章は、水のようにすらすらと読め、言葉が脳のフィルターに引っかかることなく、直接映像が脳内に描かれる感覚で楽しめる。毎回楽しみにしている。
「ことば使いと笑わない小鬼」
ファルバーンの視点でのお話。やりたいこととか、目標とか目的とか、そもそも自分自身を見失ったような、かといって悲観的になるわけでもなく淡々とした状態のファルバーンが、指示を受けて言われるがままに地下迷宮での調査に向かう。伝達官と皇女とアルサール(と鳥)と過ごすことで、なにかを取り戻す、あるいは得る、お話。ファルバーンは登場人物の中でも好きなキャラクターで、今回彼の思考を知ることができたのは良かった。
「ヘルムデル先 -
Posted by ブクログ
ネタバレ番外編第二弾。
今回、ファルバーンの短編、キーナンの学舎生活、そして本編終了後のヤエト先生の短編。どれも楽しく読ませていただきました。
ファルバーンがヤエト先生に微妙に似てることも新たな発見でしたが、伝達官が、確かにルーギンっぽい(表紙もあのエセ爽やか笑顔が・・・失礼)。皆さん皇女に振り回されて大変ね、と微笑ましく思いました。
キーナンの学舎生活も、「おお、この子、ご隠居とは違う感じの大物になりそう」な感じで、将来楽しみです。
ヤエト視点の短編、皆さん、先生のことを大好きですよね。皇妹がこの場にいたら、ヤエト先生はまたダウンしちゃってたんじゃないだろうか。
皇女の切り開く未来に、ヤエトがずっと -
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Posted by ブクログ
「過去を視る」恩寵の力を持つヤエトは念願の隠居生活に突入したものの、仕事に忙殺される生活を送っていた。皇女は「兄たちの喧嘩を止められるなら」という理由から玉座を取りに行くと言いだし、皇帝からはヤエトの過去を視る力を利用して秘密を知られさることに。さらには魔界の蓋を閉じれば鳥たちが飛べなくなる可能性も浮上し、北嶺では帝国に対する不満が噴出する。ヤエトと皇女を取り巻く環境は徐々に変わりつつある中、少しずつ世界の罅へと近づくヤエトを待ち受ける運命とは――。感動の長編ファンタジーロマン、遂にグランドフィナーレ!
本当に最終巻!?と疑うくらい問題山積みの前作でしたが、きれいにまとまった終わり方で納得せ -
Posted by ブクログ
四の皇太子と五の皇太子が皇帝によって処断され、同母弟の七の皇太子が反旗を翻すというきな臭い状況になってきている。ヤエトは褒賞として隠居を許可されるが、実はヤエトを皇女から遠ざけるためという。その皇女が突然やってきて、ヤエトに突進し接吻する。うわあ、皇女もはっきりと意思表示をしたぞ。歳の差、二倍以上だが。でもねえ、ヤエトが男女の仲として受け入れるわけないよね。一方、皇妹ラキニーも突然やってきて、二の皇太子とともに3者が砂漠に赴くことになる。魔界の蓋が開くということをどれだけ信じているかは、二の皇太子はゼロに近く、皇妹はどうなんだろう。この人は、ヤエトによればほぼ魔女に近くて、何を考えているか分か
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Posted by ブクログ
ああ、終わっちゃったな……途中までは、本当にこの巻で終るのだろうかと懐疑的でしたが、世界の罅は意外なところにあって、それが判ってからは怒涛の展開でした。でも、この終わり方って、続きも書けそうな終わり方ですよねー?いっそ、第2部として、ヤエトが保留にした問題や、王への復帰など書いて貰えると嬉しいのだけど、妹尾さんのあとがきを読む限り、書く気はなさそうなのが残念です。ヤエトが倒れている間、進行してしまっている事件が多いので、せめて他の人の視点での外伝的なものでもいいんですけどねえ……。とにもかくにも8年がかりで完結させてくれた作者さんに感謝です。