こときのレビュー一覧

  • 調幻の氷翠師

    ネタバレ

    深い

    土地と神様の名前がいっぱい出てくるので何回も読み直して整理した。
    それにしても、ヒーローの本名すら明かされない話はいい意味で衝撃だった!!
    最後の最後までヒロインとヒーローの関係は匂わしで終わるし…悶絶だわ。
    ルネ側の話も読んでみたかった。
    チューリップ持って出かけている間はシェネラのことをどう思ってるとか、他の兄弟の話とか、有能なお守りの話とか。
    読み終わったあとに、読んだ人の数だけ結末があるようなお話でした。




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    2020年11月14日
  • 翼の帰る処 (上)

    購入済み

    10巻読了、もう一度読みます

    10巻一気読みしたので、物語の世界へ、しばらく行ってくることが出来ました。
    活字を読み慣れた方には、お勧めです。
    一見地味に見えますが、壮大なファンタジーです。

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    2020年09月20日
  • 翼の帰る処 番外編 (2) ―ことば使いと笑わない小鬼―

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    この作者さんの文章は、水のようにすらすらと読め、言葉が脳のフィルターに引っかかることなく、直接映像が脳内に描かれる感覚で楽しめる。毎回楽しみにしている。
    「ことば使いと笑わない小鬼」
    ファルバーンの視点でのお話。やりたいこととか、目標とか目的とか、そもそも自分自身を見失ったような、かといって悲観的になるわけでもなく淡々とした状態のファルバーンが、指示を受けて言われるがままに地下迷宮での調査に向かう。伝達官と皇女とアルサール(と鳥)と過ごすことで、なにかを取り戻す、あるいは得る、お話。ファルバーンは登場人物の中でも好きなキャラクターで、今回彼の思考を知ることができたのは良かった。
    「ヘルムデル先

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    2020年05月20日
  • 翼の帰る処 番外編 (2) ―ことば使いと笑わない小鬼―

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    本編の主人公であるヤエトといいこの本で中心であったファルバーンといい、わりと感情の起伏がない人が中心部に据えられていると、周囲の感情の動きが眩しく感じられて、個人的には感情の起伏が少ない方に引き摺られがちだと気付かされた一冊。それぞれの感情の動きと、そこに絡む周りの人達の交流が心地良かった。
    あと若様にヤエトの想いが受け継がれていく様子が思い浮かぶようでとてもよかった。

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    2020年05月17日
  • 翼の帰る処 番外編 (2) ―ことば使いと笑わない小鬼―

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    ネタバレ

    番外編第二弾。
    今回、ファルバーンの短編、キーナンの学舎生活、そして本編終了後のヤエト先生の短編。どれも楽しく読ませていただきました。
    ファルバーンがヤエト先生に微妙に似てることも新たな発見でしたが、伝達官が、確かにルーギンっぽい(表紙もあのエセ爽やか笑顔が・・・失礼)。皆さん皇女に振り回されて大変ね、と微笑ましく思いました。
    キーナンの学舎生活も、「おお、この子、ご隠居とは違う感じの大物になりそう」な感じで、将来楽しみです。
    ヤエト視点の短編、皆さん、先生のことを大好きですよね。皇妹がこの場にいたら、ヤエト先生はまたダウンしちゃってたんじゃないだろうか。
    皇女の切り開く未来に、ヤエトがずっと

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    2020年05月10日
  • 翼の帰る処 5 ―蒼穹の果てへ― 上

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    ああこんなところでまた待たされるのか。待ちますとも。

    まったく芽の無いスーリヤの、出番がますます減って悲しい。人がたくさんいるとね、どうしてもね。

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    2015年03月30日
  • 翼の帰る処 4 ―時の階梯― 下

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    やっと続きが!しかも次が最終だと!?
    動乱まっしぐらなこの帝国の、どこまでを読めるのだろうかな…。

    当初は戦記物かと思っていたら、ファンタジー色が随分濃くなりました。が、相変わらず駆け引きが面白い。この主人公ゆえに寝ている間によく話が進んでしまいますが…。
    神や魔物との距離が一気に縮まったこの巻。寝ていても役に立つ隠居できない主人公は、相変わらず死にかけておられる様子。国も動乱のにおいが漂っていますし、ヤエトの完全隠居は…もはや天国より遠い。
    ついでにラキニー様、最強なんじゃないかな。

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    2014年01月20日
  • 翼の帰る処 4 ―時の階梯― 上

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    ご隠居にやられた~!!!
    まさかヤエトさんにあんな能力があったとは!!!
    にやにやが止まらないじゃないか!!!

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    2013年03月21日
  • 翼の帰る処 4 ―時の階梯― 上

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    まさかの展開あり! ヤエトめ…

    そしてこんな引きなんかひど過ぎる。下巻いつ出るんだよ。待つけどいくらでも!

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    2013年03月12日
  • 翼の帰る処 4 ―時の階梯― 上

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    やっと4巻。ただし上巻のみ。隠居願望の虚弱な青年官僚の(意に反した)出世譚も、やっとここまで来ました。しかも今回は皇帝直々の「隠居を許す」宣言です。帯にもデカデカと……。

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    2013年03月04日
  • 翼の帰る処 4 ―時の階梯― 上

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    ヤエト先生が人たらしであるのは周知の事実ですが、実は女たらしでもある(ものすごく冷静+無自覚ですが)。
    先生は自分が振り回されていると思っているようですが、皇女の方も相当先生に振り回されているかと・・・。ご愁傷さまです。

    しかし、「隠居」。うん、あれは「隠居」とはいえないですね・・・。

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    2013年03月03日
  • 翼の帰る処 (上)

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    ヒロインとの年の差2倍の隠居願望主人公による、本格ファンタジー。以前から新書で展開していたシリーズだけれど、レーベルが休止状態になって単行本で再スタート。書き下ろし短編やカットが掲載されているということで、お布施半分、泣く泣く再購入。ついでにあらためて読み直してみたけれど、面白いね。やっぱり。

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    2012年12月07日
  • 翼の帰る処 5 ―蒼穹の果てへ― 下

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    「過去を視る」恩寵の力を持つヤエトは念願の隠居生活に突入したものの、仕事に忙殺される生活を送っていた。皇女は「兄たちの喧嘩を止められるなら」という理由から玉座を取りに行くと言いだし、皇帝からはヤエトの過去を視る力を利用して秘密を知られさることに。さらには魔界の蓋を閉じれば鳥たちが飛べなくなる可能性も浮上し、北嶺では帝国に対する不満が噴出する。ヤエトと皇女を取り巻く環境は徐々に変わりつつある中、少しずつ世界の罅へと近づくヤエトを待ち受ける運命とは――。感動の長編ファンタジーロマン、遂にグランドフィナーレ!

    本当に最終巻!?と疑うくらい問題山積みの前作でしたが、きれいにまとまった終わり方で納得せ

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    2022年02月21日
  • 翼の帰る処 4 ―時の階梯― 上

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    四の皇太子と五の皇太子が皇帝によって処断され、同母弟の七の皇太子が反旗を翻すというきな臭い状況になってきている。ヤエトは褒賞として隠居を許可されるが、実はヤエトを皇女から遠ざけるためという。その皇女が突然やってきて、ヤエトに突進し接吻する。うわあ、皇女もはっきりと意思表示をしたぞ。歳の差、二倍以上だが。でもねえ、ヤエトが男女の仲として受け入れるわけないよね。一方、皇妹ラキニーも突然やってきて、二の皇太子とともに3者が砂漠に赴くことになる。魔界の蓋が開くということをどれだけ信じているかは、二の皇太子はゼロに近く、皇妹はどうなんだろう。この人は、ヤエトによればほぼ魔女に近くて、何を考えているか分か

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    2022年02月13日
  • 翼の帰る処 2 ―鏡の中の空― (下)

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    主人公ヤエトがなんと、ただの書記官から4大公家のひとつの貴族になってしまう回。領地を隣同士とする第2皇子との信頼をなんやかんや策略を巡らせて得たりする。皇女として強く成長するのを眩しくみるヤエト。。

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    2019年05月15日
  • 翼の帰る処 (下)

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    過去を視る力を神より得た一族最後のヤエトと、皇女様のファンタジーストーリー?(恋愛は22歳差あるから発展しなさそう)
    1巻では上記二人の出会いと絆作りの話でした。

    ついでに時期皇帝の座を決めるために7人?の皇子がバチバチと対決するのが始まる。

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    2019年05月15日
  • 翼の帰る処 4 ―時の階梯― 上

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    皇帝から与えられた褒美は、夢にまでみた隠居だった。

    ようやく夢をつかんだというのに、やっている事は
    得る前と変わらないという悲しい現実…。
    むしろ、暇だからいいよね☆ という感じがします。
    哀れ…とか言っている暇がない感じです。
    そもそも、会う予定の無かった皇女が…。
    いやまぁ自覚するのは大事です?
    手本を出されて呆然としているのは同情を禁じえませんが
    確かに、あの手順はどうかと。

    後手に回っているというか、回されているというか。
    7番目の問題もありますが、こちらもどうなっているのか。
    今回倒れないな、と思ったら、やはり倒れました。

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    2017年11月14日
  • 翼の帰る処 5 ―蒼穹の果てへ― 下

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    思ったより、するっと解決した事件。でも彼らっぽいと言えば彼らっぽいかな。
    名残惜しいが、完結。そして未だに本格引退できない主人公。

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    2016年12月28日
  • 翼の帰る処 5 ―蒼穹の果てへ― 下

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    シリーズ完結。
    病弱主人公ヤエトと前向き皇女の組み合わせが楽しく、続刊が出るのをいつも楽しみにしてました。
    無事完結して本当に良かったです(こんな大風呂敷広げて終われるのか、と思ってました・・・)。
    「これで終わりじゃないんだよ、彼らの人生はまだ続くんだよ」という感じの結びで、その後の彼らの行く末に妄想がふくらみます。
    まあ、でも最後は皇女に押し倒されそうですけどね、ヤエト先生。

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    2016年11月20日
  • 翼の帰る処 5 ―蒼穹の果てへ― 下

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    ああ、終わっちゃったな……途中までは、本当にこの巻で終るのだろうかと懐疑的でしたが、世界の罅は意外なところにあって、それが判ってからは怒涛の展開でした。でも、この終わり方って、続きも書けそうな終わり方ですよねー?いっそ、第2部として、ヤエトが保留にした問題や、王への復帰など書いて貰えると嬉しいのだけど、妹尾さんのあとがきを読む限り、書く気はなさそうなのが残念です。ヤエトが倒れている間、進行してしまっている事件が多いので、せめて他の人の視点での外伝的なものでもいいんですけどねえ……。とにもかくにも8年がかりで完結させてくれた作者さんに感謝です。

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    2016年10月20日