小島正樹のレビュー一覧

  • 祟り火の一族

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    人が燃えるミステリ
    昔、橋の建築のために人身御供にされた出来事に関する謎とか、自殺する人やら燃える人やら空に現れる死体やら、なんだかいかにもなミステリ
    本格派?と言われるミステリは久しぶりに読んだなぁ

    読んでて違和感を感じるところはやはりヒントになっていて、読んでて気づかない伏線も後から説明されて思い出せる程度には印象には残っている
    前半、探偵がドヤ顔で推理を披露して外すところは蘇部健一「六枚のとんかつ」を彷彿したので、本編の謎もオチが付くかもと思ってたけど、そうではなかった

    シリーズものらしいけど途中から読んでしまいました

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    2019年08月19日
  • 浜中刑事の妄想と檄運

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    【収録作品】浜中刑事の強運/浜中刑事の非運 
     浜中刑事のキャラはいい。夏木刑事とのコンビものをこれからも読みたい。

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    2019年01月05日
  • 浜中刑事の迷走と幸運

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    名探偵は他におり、主人公は人柄と運に恵まれているという設定が面白い。決して気持ちのいい物語ではないのに、捜査側のキャラのおかげで読後感はいい。

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    2018年12月27日
  • 誘拐の免罪符 浜中刑事の奔走

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    ネタバレ

    ミスリードにすぐ気づけなくて、面白さがちょっと減った。浜中の妄想は急に始まるから、わかっていてもびっくりする。

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    2018年12月24日
  • 誘拐の免罪符 浜中刑事の奔走

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    浜中刑事シリーズで、主役になってからは3冊目。奇天烈なトリックがてんこ盛りの海老原探偵シリーズとは違って、こちらは刑事としての捜査が続くので地味な印象が拭えない。女児の誘拐事件が発端だがすぐに生きて発見され、別荘からの女児の消失の謎と関係者のアリバイ崩しが本書のメインになる。浜中は謎解き役では無く、上司が謎を解くヒントになる行動を(結果的に)してしまう役。そういう人を主役にするのがこのシリーズのユニークさだね。
    無論それだけでは終わらず、作者は今回も罠を仕掛けていて、その罠にもキチンと伏線が張られていたのには感心した。面白かった。

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    2018年10月02日
  • 浜中刑事の迷走と幸運

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    事件の真相は悲しく辛いものだった。浜中の妄想が少なめで息抜き部分が足りなかったから、余計に重い印象。

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    2017年10月15日
  • 扼殺のロンド

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    動機も殺害方法もわからないまま連続殺人は続いていく。
    一族の中で次々と殺人が起これば、当然生き残った者の中に犯人がいると見当がつく。
    犯人役を用意周到にあらかじめ決めていた犯人の凍てついた心理が怖ろしい。
    まるで2時間ドラマの脚本を読んでいるようだった。
    意外な人物が犯人…というのはミステリーによくある筋書きだけれど、いつ、どうやって犯行に及んだのか。
    それを考えると、犯人に目星はついていたけれど特定する自信はなかった。
    いつの間にか事件を起こしたそもそもの動機よりも、人を殺すことが目的になっていく犯人の心理変化は怖い。
    殺人の快楽に染まってしまった人間には、何をどう伝えても虚しいような気もし

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    2017年04月26日
  • 武家屋敷の殺人

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    ネタバレ

    ありえない現象を可能にした「とんでもトリック」満載の“やりミス”(やりすぎミステリ)は本作も通常運転。早々に推理は挫折、もうそのとんでもなさを楽しんでやろうへシフトチェンジwあまりに手が込みすぎてて種が明かされてもスッキリ感は薄いwでもなんだかんだで結局、横溝テイストあふれる小島作品の雰囲気が好きなんだな~。
    全てが判明してから瑞希さんの依頼動機を聞く場面を再度読み返すと、思わずグッとこみ上げる。もう一人の隠れた主人公のせつない胸中に思いを馳せてしまった。

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    2017年04月21日
  • 武家屋敷の殺人

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    やりすぎミステリに相応しい内容。
    死体消失、入れ替わり、地下室の消失、死体移動、蘇り、とこれでもかとばかりに色々と出てくる。最後にはキッチリとオチがつきドンデン返しも有り満足。

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    2016年11月12日
  • 武家屋敷の殺人

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    冒頭読み始めた段階から「あ、これ私の好きな奴だ」と確信させる、ワクワクの読書でした。文庫化にあたって大幅加筆修正されたらしく(ノベルズ版未読でして…)そちらとの比較はできませんが、文庫版単品で読む限り、文章、描写等々ストレスに感じるところはどこもなく、すらすら読めました。

    最初に提示された謎が、かなり早いうちに解決しちゃう展開に「おおおお、このあと(残りページこんなにあるのに)どうなっちゃうの」と思わせておいて、まだまだ襲い来るネタと展開の数々。面白かったです。

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    2016年10月20日
  • 扼殺のロンド

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    面白かった。最後はドキドキした。
    ただ現実味がなさ過ぎてゾッとする怖さみたいなものがなくて、いろいろあるのに印象が残らず。
    それが残念。

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    2016年05月10日
  • 十三回忌

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    島田荘司と組んでいただけあって、昔の作品に雰囲気が似てる。
    なんとなく「斜め屋敷の犯罪」か、綾辻行人の「館」シリーズの感じ。
    しかしトリックはやりすぎでしょ!?
    タネを見て、呆れるしかない。(笑)

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    2016年04月04日
  • 祟り火の一族

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    浜中刑事の意にそぐわない出世話が可笑しかった。こんな幸運な不運あり?w
    細部まで丁寧な謎解きとは裏腹に、トリックが大胆過ぎてどうしても半笑いになってしまう。あの二人羽織には驚愕w
    悲哀と苦しみを背負いながら、なおユーモアと優しさを忘れない名探偵海老原から今後も目が離せない。

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    2016年02月07日
  • 祟り火の一族

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    今回もやり過ぎミステリの名に負けない大技がさく裂した。じめじめドロドロした展開は物語の中盤あたりから満腹感を見せ始めた。もう少いま風を求めたい自分にとっては古風さを拭えなかった。

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    2016年01月04日
  • 浜中刑事の妄想と檄運

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    小島正樹に期待する奇想なミステリーではなかったのですが、それでも面白かった。
    読みやすいし、引き込まれる。
    そして、倒叙ものにもかかわらずミステリーの驚きを提供してくれる。
    違った雰囲気の小島正樹がいた。
    そういう作品です。

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    2015年12月20日
  • 十三回忌

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    扼殺の...の後に読んだためか粗さが感じられた。ただ、作者の恵まれた作家としての環境に羨むだけではなく、相応以上の実力に引き込まれていった。

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    2015年10月20日
  • 浜中刑事の妄想と檄運

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    海老原シリーズでサブキャラだった、人のいい浜中刑事を主人公に据えた中編2編でなんと倒叙モノ。
    村の駐在所勤務を夢見る浜中は、ありえないほどの強運の連続で手柄をたて続けて県警捜査一課に配属され、事件を解決しては駐在所の夢から遠のいていく…
    いまいち好きになれなかった海老原探偵とちがって、浜中刑事は好感が持てるキャラクタだからか全体的に読みやすかった。倒叙でありながら犯行の一部を伏せることで読者も騙す仕掛けで、特に「浜中刑事の悲運」ではこの著者らしい捻りも炸裂。奇想のやりすぎミステリも好きだが、浜中刑事もシリーズとして続けてほしい。

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    2015年06月28日
  • 十三回忌

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    ネタバレ

    タイトルの持つ禍々しい響きがフックとなり、帯に書かれた「ラストに騒然」というキャッチが決め手となって手に取った一冊。

    しかし残念なことに、その期待を満たすにはいたらず…

    一回忌、三回忌、七回忌と同じ日に殺人が行われるという設定は興味深いものがありました。ただ、それ以外に惹かれる要素がなかったかな、と。

    個人的に本作のような非現実なトリックを用いたミステリが好みではないという点。特にバスと土砂の件は、あまりに「ゲーム的」な香りが強くて、やや引き気味になってしまったことも、あまり良い印象に繋がらなかったのかも。

    そうした点を「パズル的なミステリなんだ」と割り切って読んだとしても、真犯人があ

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    2015年03月26日
  • 扼殺のロンド

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    二重密室のトリックは面白い。
    巧いかどうかは別として面白い。

    リアリティとかは置いておいて、これだけ謎を連発しておいてちゃんと合理的な解答を用意したのはすごいと思う。

    ただ前作『十三回忌』の方がインパクトがあって好きかな。

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    2014年10月07日
  • 十三回忌

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    トリックの乱れ打ち。
    それに圧倒されていると足元を掬われる一撃。
    現実的かどうかなんて度外視のトリックは読んでいて気持ちがいいです。

    ただ、ところどころ粗い部分があるように思います。
    ダイイングメーッセージの必要性など…

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    2014年06月01日