小島正樹のレビュー一覧

  • 十三回忌

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    もはや犯人を当てたり、犯行手段を推理したりの段階を超えて、ハチャメチャな謎解きに感心する/呆れる/爆笑する/憤慨するのが、正しい楽しみ方だと思う。これでも小島作品としてはまだ大人しい方なんだが。

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    2021年03月09日
  • 怨み籠の密室

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    ネタバレ

    大学生の飛渡優哉が4歳まで両親と暮らした村を訪れた時、止まっていた時間が動き出す。冷淡な伯父や村人からの死の予言、起こる連続殺人事件…。
    首吊り自殺に見せかけた密室の謎解きということで今巻はやり過ぎトリック控えめかと思ったら、これがなかなか大掛かりw
    神社の首無し死体消失トリックはミステリー好きなら予想可能。
    あっと驚くのに十分な衝撃の真犯人。見立て云々はやり過ぎな気もするけど動機はよく分かる。
    ドロドロした暗い影を落とす人間関係の中、優哉に向ける探偵・海老原の心強い優しさがこもる言葉が残す余韻が好きだな。

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    2021年02月17日
  • 誘拐の免罪符 浜中刑事の奔走

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    かなり最後まで真犯人の予測つかず。叙述ミステリ的な要素も含まれてて、最後にやっと冒頭の内容の理解できた!
    浜中刑事と夏木刑事のコンビ大好きなので、続きが読みたい。

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    2021年02月08日
  • 祟り火の一族

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    海老原浩一シリーズです。不運な運命の浜中刑事も登場するというおまけ(?)つき。
    火に祟られた一族の宿命と連続殺人の謎。
    今回もてんこもりのトリックでした。

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    2021年02月06日
  • 浜中刑事の妄想と檄運

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    浜中刑事のシリーズは好き。強運で手がかりをみつけちゃうご都合主義的なものもあるけど、浜中刑事のお人好しな部分とか、相棒の夏木さんとかいい味出してる。
    「浜中刑事の悲運」の方はある種ハッピーエンドで終わるけど、真犯人にも家族がいるんだよなと憂う考え方がいい。

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    2021年02月05日
  • 扼殺のロンド

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    これは…あまりにもすごすぎなトリックだなぁ。推理小説さながらのトリック。読み物としては面白い。小沢さんと海老原くんのいがみ合いながらの認め合いも好き。
    読後の哀しい感じがハンパない。

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    2020年12月14日
  • 祟り火の一族

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    名探偵海老原がカッコよく思える作品。
    火に祟られた狩能一族にまつわる怪異的な連続殺人事件の話だけど、正直最後はちょっと相関図がうまく把握できなくて理解しづらかったかも…。でもこんな壮大な事件展開、よく思いつくなぁという感じ。

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    2020年12月10日
  • ブラッド・ブレイン3 闇探偵の旋律

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    月澤の過去が明らかに。これ、かなり凄惨すぎる…。今回は死刑囚同士のデスゲームって感じだったけど、「主人公は死なないだろう」という安心感から気楽に読めるよね笑

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    2020年11月27日
  • ブラッド・ブレイン2 闇探偵の暗躍

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    前作を読んでからだいぶ経っていたので、前作のストーリーを思い出すのに時間かかった。
    完全クローズドの脳科学研究所での連続殺人事件。とりあえず次作が気になる終わり方…。
    全員クセのある死刑囚(無期懲役囚もいるけど)な状況下での百成くんがどう生き残るのかが気になる。

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    2020年11月24日
  • 浜中刑事の迷走と幸運

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    浜中刑事シリーズ第2弾。タイトルから短編集だと思ったら長編だった。
    鉄柵で囲まれたフリースクールで教師が殺害され、凶器は学園から離れた街路樹の上に刺さっていた。警察が調べていくと学園ではひどい虐待が行われていたようで‥
    倒叙でありながらさらに捻りがあるストーリー。浜中刑事の妄想は控えめながら幸運呼び込み体質は相変わらずで、辛い話だが刑事が一丸となってフリースクールの闇を暴こうとしていたのが救いだった。

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    2020年09月30日
  • 愚者の決断 浜中刑事の杞憂

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    田舎の駐在所に憧れつつもなぜか手柄を立ててしまう浜中刑事シリーズ第4弾。
    二年前に一億円の現金が強奪された事件は、盗まれた金が焼失し未解決に終わった。そして今その容疑者が殺害されたことから事件が再び動き出す‥
    浜中刑事の幸運も妄想もそこそこで、まっとうな警察小説。この著者には尖ったところを期待してしまうので物足りない気もするが、さまざまなピースが最後にきっちり嵌るのはすっきりした。

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    2020年09月05日
  • 浜中刑事の迷走と幸運

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    浜中と夏木のコンビがいい。実際にはありえないかもしれないけど、捜査一課の人間関係が気持ちいいミステリ(内藤了さんの作品とか)は、その部分でモヤモヤしないので読みやすいというか。
    最初から「犯人」が分かる時点で、どのように事件に向き合っていくのか、またこの学園の暗部が晒されていくかが気になって、さらさら読めた。

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    2020年08月27日
  • 扼殺のロンド

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    ネタバレ

    後書きにもあるように島田荘司を彷彿とさせる予想のつかないとんでもトリックでおもしろかった。

    ただ、人物描写が細かいわりに、キャラがあまりたってないように感じた。姉川家や小沢さんはキャラがあったのだが、笠原に関しては存在する必要があるのかというレベル。またラストのエピローグは絶対いらなかった。数行書かれてるが、書く必要があるのかというレベルのありきたりな結末で、もっと深く書かないととってつけた感が否めない。

    謎についてはとても惹きつけられるものでワクワクした。

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    2020年07月30日
  • 愚者の決断 浜中刑事の杞憂

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    ネタバレ

    今回は、浜中の強運はそれほどでもなく、普通のミステリ。妄想はほどほどでいいから、強運ぶりをもっと見せてほしかった。

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    2020年07月02日
  • 愚者の決断 浜中刑事の杞憂

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    ネタバレ

    小島先生の久しぶりの、しかも浜中刑事モノとしてとっても楽しみにしていたのだけれど・・・
    まぁ、さほどの裏切られ方をした訳でもなかったがちょっと期待外れ。

    殺人方法も荒唐無稽って程でもなく予想の範囲内で犯人も黒幕も納得できて、オチもなぁ~んだ・・・

    ホントに期待してた。

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    2020年05月31日
  • 扼殺のロンド

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    ネタバレ

    お勧め度:☆6個(満点10個)やはり、読み終えて感じるのは、あまりにも盛り過ぎ的感は否めない。次々と起きる殺人事件、しかも。奇天烈な殺害状況。最初はこれをどうやって収束していくのだろうと思いながら読み進めていく。たとえば、最初の自動車事故。男女の死因もさることながらその経緯も不自然すぎる。次の密室殺人も包帯のぐるぐる巻きに幽霊騒ぎ、次の扼殺の違和感。それを、探偵役の「海老原浩一」が理路整然と解いていくという展開。一応それぞれ理屈は通っているけど、やはりちょっと無理があるかなあとも思う。でも面白かった。

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    2020年05月27日
  • 十三回忌

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    ネタバレ

    困難な状況でどうやって連続殺人を行ったのか?
    そこだけが焦点になっている本格推理小説。トリックや仕掛けに興味があるミステリーファンだと評価は違うのかもしれないが、そこまで熱心なミステリーファンではない俺にとっては、それ以外の目の粗さが気になって、どうも集中できなかった。

    警察官同士の会話も、資産家一家の関係も、名探偵の冴えっぷりも、どれもボヤーっとしてる感じで残念。人間描写は二の次…っていう小説もあっていいのだろうけど、俺にはちょっと読みづらかった。

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    2020年04月01日
  • ブラッド・ブレイン2 闇探偵の暗躍

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    難攻不落と思えた場所があっけなく崩壊していく。犯罪者の脳の研究はこのままなかったことになるのかしら…。

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    2019年10月01日
  • 十三回忌

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    ネタバレ

    なかなかトリッキーな連続殺人事件。
    最後に突然海老原が真相を暴き出すので、あっという間に真相がわかってしまった感じ。
    個人的に複雑な家系図の推理小説は大好きなんだけど、こんな家族関係の一族がみんな一緒に暮らすのはつらいだろうな・・・

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    2019年09月24日
  • ブラッド・ブレイン1 闇探偵の降臨

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    続編が出てこの巻も加筆・改稿されたというので改稿版を再読。読む前は忘れていたが、読み出したらどんどん思い出した。
    再読でもやはりトリックが緻密すぎる印象。

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    2019年09月18日