小島正樹のレビュー一覧

  • 武家屋敷の殺人

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    綺麗な論理と鮮やかなまでの狂い人。
    形あるものはいつか壊れる。人の心にもきっと形が存在するのだろう。しかし、愛とはいったい何者なのだろうか。そして愛にも形があるのだろうか。

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    2025年08月03日
  • 祟り火の一族

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    ネタバレ

    村や家の因習などが絡むミステリーが好きで購入。
    探偵、警察官の印象がとても良く読みやすかった。
    依頼人の性格がもっと良ければ…と思ったが、依頼人のイメージが悪い分、探偵、警察官の印象の良さに救われた。
    打算的な依頼人だった。
    薬品などの知識が満載で、「だから、そうなるのか!」と驚きの連続でした。
    とても面白かったです。

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    2024年08月17日
  • 武家屋敷の殺人

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     どんでん返しに次ぐどんでん返し、そして不可能犯罪に次ぐ不可能犯罪といった、本格ミスチリーの魅力が盛り沢山で面白かった。個人的には島田荘司御大の後継者、というイメージが湧いた。最後の探偵の依頼人への気遣いも良い余韻だった。

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    2024年03月02日
  • 武家屋敷の殺人

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    てんこ盛りすぎて何度も日記と本編とを行ったり来たりしました。
    家をつきとめる推理はなるほど~と感心しました
    怖すぎる内容とトリックで面白かったです
    江戸時代の話も怖かった
    那珂さんの太宰府の母のはなしは??でした。

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    2023年01月14日
  • 仮面の復讐者 浜中刑事の逆転

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    今回も妄想たっぷりしてる浜中刑事(笑)
    謎を解く時はきっかけは浜中刑事でも閃くのは夏木刑事。そして尻をひっぱたくのが後輩の由未。由未が入ってから更に面白くなったきがする。今後のシリーズも楽しみだ。

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    2022年07月05日
  • 扼殺のロンド

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    途中まで雑多なお店くらい殺人事件がばらばら出てきて無理くり話を終わらせるなんて事ないよね?なんて変な疑いを持って読んでしまった。

    少々無理がない訳ではないけど、終盤になって段々整理されてあぁ納得の結末だったので良かった笑
    まさかの動機にまさかの犯人。結構好きかも。

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    2022年02月02日
  • 武家屋敷の殺人

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    なるほど、詰め込みすぎって、このことかー!!
    冒頭の日記が早々と解決したと思ったら、ひっくり返るし
    めでたしめでたしって思ったら、差し込んでくるし
    いろいろ細かいなぞなぞ散りばめるし

    中盤ちょっと中だるみしたけど、久しぶりに分厚いやつ一気読みしてしまった

    満足満足、おなかいっぱい。

    次は短編読もー

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    2020年12月24日
  • 扼殺のロンド

    ネタバレ 購入済み

    清人の高山病が死因というのが気になってて、低酸素トレーニングに使う部屋とか病院だし似たような機械とかあるんじゃないかとか思ってたけど、まさかそんな状況とは。
    血色の良すぎる病人が抜け出してたで解決かと思ったら、もう一捻りあったのが良かった。
    プロローグは読むのに時間かけたので全然覚えてなくて、危うく尻切れトンボだなと気付かないとこだった。

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    2019年12月03日
  • 硝子の探偵と消えた白バイ

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    『あいにくポーカーチップを忘れてね。チップの代わりに、この五枚の手札に私の誇りを賭けよう。』

    素晴らしい探偵物。小島先生のいつものテイストは控え目にポップな感じで良かった。墓のシーンは相変わらず、やり過ぎが好きな彼らしい。

    今回の物理トリックもぶっ飛び過ぎて理解に時間がかかるが、物理トリックの実現可能性はともかく、それを論理で詰んで行くところがとにかく面白い。

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    2017年11月23日
  • 浜中刑事の迷走と幸運

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    田舎の駐在さんに憧れる妄想刑事、またしても大手柄。つくづく可哀想(笑)。
    閉鎖的な与古谷学園で起こった殺人事件。一見倒叙ミステリなのですが、まさかそれだけで終わらないよねー、と期待しながら読み進みます。わりと序盤で明らかになるとある真相と、そして消えた凶器の謎。さらには学園の実態を探り生徒たちを救出しようとする刑事たちの捜査はとにかく応援したくなりました。
    学園内部での死体探し、その過程で見つかるとんでもないもの(これを見つけるファインプレーも凄すぎるなあ)、とにかくぐいぐいと読む手が止まりませんでした。事件の解決もとても平和的でほっこりします。夏木と浜中のコンビも素晴らしくって。事件自体は悲

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    2017年07月18日
  • 祟り火の一族

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    『「僕が謎を解くことにより、誰かが悲しむ。けれどその悲しみの下から、やがてなにかが芽吹く。そういう強さが、きっと人間にはある。僕はそれを信じています。」

    「だから探偵をしているの?」

    「ええ、だから『名探偵』をしているのです。」』

    本作もガジェットてんこ盛りで最高に面白かった。『十三回忌』『扼殺のロンド』よりも素晴らしい完成度!

    『龍の寺の晒し首』『綺譚の島』『呪い殺しの村』も早く読みたいな〜。もう、タイトルからしてそれっぽいし。

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    2017年02月25日
  • 扼殺のロンド

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    これも面白い!
    『十三回忌』よりもロジカルで良かった。それにしても、やりすぎミステリーと呼ばれるだけあるな。

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    2017年02月05日
  • 十三回忌

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    面白い!
    なかなかの物理物だったけど、よく出来てる。もう少し登場人物に深みがあったら、もっと素晴らしかったんだけどな。

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    2017年01月30日
  • 扼殺のロンド

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    初小島正樹作品。やり過ぎミステリーの名に負けない場面設定の細かさに人物描写を巧みに交えたストーリーの展開。トリック自体はもうひとひねり出来そうだが、人間関係の設定などは映像としてイメージし易く、好みだ。

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    2015年10月13日
  • 浜中刑事の妄想と檄運

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    あの強運(本人にとっては悲運)の浜中刑事が主人公! なミステリ中編集。この運、素晴らしすぎます……でも駐在所を夢見ながら次々手柄を立ててしまう浜中刑事、あっぱれなんだか可哀想なんだか(笑)。情けは人のためならずの見本そのものなんだけど……人を見る目はあんまりないのでは。信じすぎだってば!
    ミステリとしては倒叙ミステリ。海老名シリーズほど無茶なトリックもないし、案外地味な印象がしましたが。……いやいや、なかなかとんでもないぞ! 倒叙だからこそ「?」と思えるポイントが突如出てきて、結局予想外の真相騙されました。お見事。

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    2015年07月16日
  • 武家屋敷の殺人

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    冒頭の日記からしてオカルトじみているし陰鬱なオーラが漂うが論理的解を導き出すところがミステリーとして成立していて個人的に好き。登場人物も多過ぎず読んでいくと意外性があるのが良かった。

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    2025年07月09日
  • 怨み籠の密室

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     大学生の飛渡優哉は死んだ父の今際の言葉から「16年前に病死した母は殺されたのではないか?」という疑念を持ち、幼少の頃に過ごした謂名村を訪れるも村の住人からは全く歓迎されず邪険に扱われ、果ては美濃焼工房で首吊り死体が発見され現場は密室状態だったということが分かり、この事件をかつて窮地を救われた海老原浩一と共に捜査していく本格ミステリーで、密室殺人事件や死んだ母の真相、飛渡家の歪な家族関係など散りばめられた謎から導かれる悲しい真相に胸が締め付けられた。また巧妙なミスリードも良かった。

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    2025年01月29日
  • 扼殺のロンド

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     鍵のかかった工場と窓やドアが開かない事故車で見つかった裂かれた腹から胃腸を抜き取られた女性の扼殺死体と冒されるはずのない高山病で死んだ男の死体、それを発端とするかのように彼らの一族が次々に密室で殺されていく、幾重にも積み重ねられた謎が魅力的な本格ミステリーで、不可能としか思えないトリックを名探偵・海老原浩一が解決していくのが面白く、その一方で一族に秘められた哀しい秘密は胸を締め付けられるものだった。

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    2025年01月23日
  • 誘拐の免罪符 浜中刑事の奔走

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    なるほどねぇ。
    ド派手なトリックじゃあなかったけど、芸の細かい叙述トリックと、出入りがなかったはずの場所から消えた少女をいかにして運んだかの、結構ゾクっとするトリックは普通に良かった。
    この人特有のおどろおどろしい感じはなくとも、ミステリの面白さが出た作品です。

    2786冊
    今年14冊目

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    2025年01月13日
  • 硝子の探偵と消えた白バイ

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    個人的には読みやすくて登場人物も個性的で好き。
    このシリーズあったらもう少し読んでみたい感。
    私は朝倉さん好きだなぁ。

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    2024年10月30日