小島正樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレタイトルの持つ禍々しい響きがフックとなり、帯に書かれた「ラストに騒然」というキャッチが決め手となって手に取った一冊。
しかし残念なことに、その期待を満たすにはいたらず…
一回忌、三回忌、七回忌と同じ日に殺人が行われるという設定は興味深いものがありました。ただ、それ以外に惹かれる要素がなかったかな、と。
個人的に本作のような非現実なトリックを用いたミステリが好みではないという点。特にバスと土砂の件は、あまりに「ゲーム的」な香りが強くて、やや引き気味になってしまったことも、あまり良い印象に繋がらなかったのかも。
そうした点を「パズル的なミステリなんだ」と割り切って読んだとしても、真犯人があの人物だったからといって特に感慨深いものもなく…
なにより事件を中心に描きすぎて登場人物に魅力が感じられず、思い入れできなかったことが個人的な好みとかけ離れていたように思います。人物描写も少なすぎて、登場人物のルックスがぼんやりしてしまったことも好みからかけ離れていました。
もとより私自身がミステリを読むのに向いていない体質なのかもしれませんが、もうちょっと登場人物各個人の人格とかを大切にしてほしいなーと思った次第です。