菊池光のレビュー一覧

  • 大穴

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    主人公がとても有能で魅力的!
    読むのに時間はかかったが、軽快な会話シーンが面白くて退屈しなかった。


    終始競馬の話ではあるが、競馬要素はちょっと薄め。
    推理小説というよりは探偵小説という感じ。犯人やトリックを当てる小説ではない。

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    2021年02月24日
  • 大穴

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    ディック・フランシス、3冊目。
    こちら1965年発行のシリーズ4作目で、3冊目にしてシッド・ハレーが登場する物語。

    障害レースのチャンピオンジョッキーであったシッドだがレース中に負った怪我が原因で引退し、誘われた探偵社で名前ばかりの探偵として日々を過ごす境遇。
    自分が銃撃された事件をきっかけに、素晴らしいコースを持つが老朽化した競馬場の株を買い占め売り飛ばそうとする企みを知るところとなり、そこから持ち前の不屈の精神に火が点く。
    このシッド、騎手上がりの小柄な体格に何より事故で常にポケットの中に隠さなければならなくなった左手のハンデのある身の上だが、無聊を託っている間に探偵としての素養を身に着

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    2021年02月02日
  • 決着

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    ロクデナシの貴族。誠実で信頼できる人脈をもつ主人公。緻密な設定。何度か訪れる危機と、なかなか想像どおりとはいかないラスト。いつもながら上質な小説だと思います。

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    2020年08月02日
  • 本命

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    競馬の障害レースで、親友のビル・デイビットソンが、障害を飛び越える際に落馬して死んだ。すぐ後ろを走っていたアラン・ヨークは、何者かが針金をさし渡すところを目撃したが、警察が調べる前に証拠の針金は回収されていた。ヨークは、ビルを死に至らしめた犯人を探すべく、調査を開始した。

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    2020年07月26日
  • 敵手

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    競馬シリーズの中の、シッド・ハレーを主人公とする連作の3作目。

    冒険小説としてのフランシス作品の大きな特色であり魅力である部分は、ヒーローの心の弱点に注目し、心の弱さを乗り越えるドラマが大きな比重を占めるところにある。そういったフランシス作品の特色を最も大きく具体化しているのが、このハレーを主人公とする作品群である。

    前作の流れを汲んで、ハレーの内心の葛藤がこれでもかと言うほど描かれる。そういうと読むのがつらくなりそうなんだけど、登場人物がみな魅力的で生き生きとしており、そういった人物の交流の中に、何か心が温まるようなものがたくさん含まれていて、読んでいてなんだかしあわせな気持ちになってく

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    2019年08月15日
  • 直線

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    競馬を知らなくても、普通にミステリものとして楽しめると思います。
    ただ、体を痛めるシーンが多くて自分も痛かったです。

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    2018年11月07日
  • 大穴

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    元騎手シッド・ハレーが
    探偵として
    悪に屈せず立ち向かう姿がカッコイイ
    基本的には競馬シリーズは「興奮」とかと
    同じで、耐えて闘う感じがいいです。
    あと、ドライな空気感と
    冒頭一行目の格好良さはシビれたぜ。
    (児玉口調)

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    2017年12月18日
  • 大穴

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    15年ぶりに再読。
    勇気、知性、忍耐、正義…シッド・ハレーです。素晴らしい。
    競馬初心者だった初読時には気づかなかった競馬の奥深さも味わえたので、再読して良かった。

    菊池光氏の翻訳もやっぱりいい。ところどころでスペンサーを思い出してしまったりして。

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    2017年08月30日
  • 興奮

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    「諦めずに闘う男の物語 」
    競馬モノではなく、潜入スパイモノ
    主人公の誠実さと葛藤
    立ち向かう姿勢にしびれる
    競馬シリーズを全巻読む気は無い方は
    ぜひこれだけは読んでほしい。

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    2017年08月11日
  • 大穴

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    軽快で読みやすく、捻りが効いている、そしてそこはかとなく漂う哀愁…好きなタイプ小説だ。ロバートBパーカーで慣れ親しんだ、「菊池 光」さんの訳のせいもあるかもしれない。初ディック・フランシス、流石である。

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    2017年08月03日
  • 決着

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    ネタバレ

    リー・モリス
    建築家

    息子
    クリストファ(14歳)
    トビイ(12歳)
    エドワード(10歳)
    アラン(9歳)
    ニール(7歳)
    ジェイミイ(0歳)

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    2016年12月28日
  • 標的

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    ネタバレ

    ジョン・ケンドル
    作家
    サヴァイバルの専門家
    旅行社の出すサヴァイバル・ガイドブックを6冊
    「ジャングルから無事帰る」
    「砂漠から無事帰る」
    「海から無事帰る」
    「氷原から無事帰る」
    「サファリから無事帰る」
    「荒野から無事帰る」
    小説1冊
    「遠く故郷を離れて」

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    2016年11月28日
  • 利腕

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    シッドハレーは 武器や武術を使うわけでもないが、悪人を追い詰めていく。ヒーローではないし、口には出さないだけで 結構 ビビリ なところも共感できる

    「大穴」「敵手」も読んでみたい

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    2016年10月14日
  • 敵手

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    作品毎に設定は変えつつも、ディック・フランシスの描くヒーロー像は共通している。己の信条に忠実で、誇り高く、不屈である。それは「偉大なるマンネリズム」ともいえる程で、何らかの形で競馬に関わるプロットに趣向を凝らしてはいるのだが、逆境に立たされた只中で主人公がとる思考と行動は、ほぼパターン化されているといっていい。それこそが、安定した人気を保持し続けた大きな要因であり、読者が求めたものなのだろう。

    本作は、主人公をサディスティックなまでに追い詰め、逆境を如何にして乗り越えていくのかに主眼を置いた「競馬シリーズ」の中でも、最も過酷な状況へと追い込まれていく男、元騎手で調査員のシッド・ハレー登場の第

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    2016年03月19日
  • 大穴

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    なにこれ面白い!
    こんな読みやすい翻訳初めて
    海の向こうのユーモアがしっかり面白いってすごい事だと思う。
    最近競馬で勝てないので、本の中でだけでも競馬に触れて、スッキリしようという、僕の糞みたいな欲求は充分満たされました。

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    2016年01月16日
  • 大穴

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    勝って当たり前。圧倒して当然。
    こういうのは難しいですね。
    ディック・フランシス。邦題は漢字二文字。競馬業界がらみの、大人の男性向け極上ミステリー。
    更にその中の、引退した騎手が探偵として難事件に挑む、シッド・ハーレー主人公モノ。
    更に、その中の「大穴」(1965年)。
    定番中の定番の、名作中の名作。

    読んだことなかったんです。
    こういうのは難しいですね。却って。自分の中でも妙にハードルが上がってしまって。

    と、読み始めてしばらくは思ったのですが…。
    いやあ、さすが。面白かったです。
    無論こと、まあ、犯罪ミステリーという以上のものではないような小説ですけど、でも面白かった。馬鹿にしたもんじ

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    2015年12月31日
  • 興奮

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    20131119 久しぶりに読んでみた。男らしさとは何か。読んでいてついもういいからと言いたくなってしまう。現実から逃げたくなった時にお勧め。

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    2013年11月19日
  • 本命

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    最後の最後のページまでハラハラさせてくれる。そして、最後の最後の一行までグッとくる。
    こんなカッコいい主人公、今のミステリー小説にいない。星を一つ減らしたのは、ヒロインがちょっと気になったから。

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    2013年09月01日
  • 大穴

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    ネタバレ

    家にある数少ない本のうちの一冊。父に進められて読んだら止まらなくなった。
    シッド・ハレーが超かっこいい。

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    2013年07月09日
  • 興奮

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    明らかにおかしな興奮を示して勝った馬が連続したが、薬がどうしても検出できない。

    このにひょんなきっかけから挑むことになった素人スパイの物語。

    スピード感はないかわりに、意外なトリックや、馬丁の暮らしぶりなど、実際に騎手だったという作家の経歴が生かされた、丁寧な描写が輝く。

    じっくり読ませる、なかなかの名作だと思った。

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    2013年07月23日