浦久俊彦のレビュー一覧

  • 悪魔と呼ばれたヴァイオリニスト―パガニーニ伝―(新潮新書)

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    『フランツ・リストはなぜ女たちを失神させたのか』が面白かったので、こちらも手に取った。
    やっぱり面白い!

    音楽史でもなく、ただの歴史でもない。
    切り口が斬新だし、愛ある分析だなぁと思う。

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    2022年10月27日
  • リベラルアーツ 「遊び」を極めて賢者になる(インターナショナル新書)

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    人生の目的は何か? 私ごときでも時々そんなことを考えます。
    今のところ、私自身が最も腹落ちする答えは、『人生とはヒマつぶしである』です。
    この本は、人生とは遊び続けることである!!と訴えます。
    遊び続けるために、リベラルアーツが必要だと。目からうろこ。

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    2022年08月11日
  • 138億年の音楽史

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    水は答えを知っているという話が出たときはえ?と思ったけど、圧倒的な知識を背景に音楽とは何なのかということを書いていて大変勉強になった。宇宙、神、政治、権力、感情、理性、芸術、大衆、自然、人間のそれぞれという音楽。
    自分にとって当たり前になっているCDなどのメディアを通じて音楽を聴くことが最近になってのことであって、歴史の中ではほんの少しの期間でしかないこと。

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    2019年02月16日
  • 悪魔と呼ばれたヴァイオリニスト―パガニーニ伝―(新潮新書)

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     かつてビートルズはフェノメノンであると言われた時代があった。本書の主人公であるパガニーニも百数十年前のヨーロッパを席巻したフェノメノンだったと言えるようである。

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    2018年11月23日
  • 悪魔と呼ばれたヴァイオリニスト―パガニーニ伝―(新潮新書)

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    日本人によって書かれた唯一のパガニーニ評伝ということで貴重な本である。

    私がこれまでに目にしたことがある日本人によるパガニーニ伝と言えば、2002年に出版された石井宏氏による「誰がヴァイオリンを殺したか」の「第三章 "悪魔のヴァイオリン弾き"パガニーニ」くらいであった。同書の65ページ分を使って書かれたパガニーニの生涯は魅力的でとても興味深いものだったが、本書でもパガニーニの物語の面白さはうまく引き出されている。著者が学者ではなく、文筆家だったのが功を奏したのであろう。非常に読みやすい文章も好感が持てる。

    今まで私が読んできたヴァイオリンの本や、クラシック音楽関係の本の

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    2024年11月08日
  • リベラルアーツ 「遊び」を極めて賢者になる(インターナショナル新書)

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    ネタバレ

    【要旨】
    「リベラルアーツ」という言葉を聞いて、一般的には大学の「一般教養」や「リベラルアーツ学科」と言うように、「教育」と結び付けられることが多い。しかし、著者は言う。リベラルアーツに教科書はない、と。

    これからの時代は「答えのない時代」だと言われる。そのような時代を、生きるのに値する時代にしていくためには、知識偏重の教育ではなく、分野の枠に囚われず互いの領域をつないでいく力が必要だ。

    それを養っていく力になるのがまさにリベラルアーツ。すなわち人生を「遊ぶ」こと。異なる文化に触れる、そして読書を通して時空を超えた旅をすること。そして、それにより自分自身の生きる世界の地図を描くことである。

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    2024年10月14日
  • ベートーヴェンと日本人(新潮新書)

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    タイトルから第九のことが中心に書かれているのかと予想したけれど、いい意味で裏切られた。日本で最初にベートーヴェンを聴いたり弾いたりした人たちのことなど想像したこともなく、苦労もあっただろうし、異文化体験が衝撃的だったのだろうと想像する。

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    2023年06月07日
  • リベラルアーツ 「遊び」を極めて賢者になる(インターナショナル新書)

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    本書冒頭から触れていますが、「リベラルアーツ」とは何を意味する言葉なのか?まずは、言葉の意味から認識合わせをしています。
    私自身「リベラルアーツ」とは、「教養」という意味で漠然と捉えていました。
    本書で、言葉の由来、本来言葉生まれた時に定義されていた意味について学ぶことができます。
    「リベラルアーツを知る」「リベラルアーツを遊ぶ」「リベラルアーツを活かす」の三部構成になっております。
    この構成で著者は、未来に向かって何を指針として生きていけばいいのかを提起しており、それは「遊び」続けることであるとしています。この遊び続けるために身につけるべきものがリベラルアーツであるとおっしゃります。遊ぶとい

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    2022年07月10日
  • 138億年の音楽史

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    ネタバレ

    【宇宙という音楽】
    原始大気の振動=音楽
    →宇宙の誕生を探る手がかり

    宇宙マイクロ波背景放射
    ゆらぎ を捉えることができる

    ヒッグス素粒子 神の素粒子
    観測データが音符に変換 ヒッグ粒子ミュージック

    古代インドのナーダ・ブラフマー
    「世界は音である」

    老子 人籟・地籟・天籟らい
    荘子 「詩は人の心を語るもの、書は昔の事蹟を語るもの、礼は人の実践を語るもの、楽は世界の調和を語るもの」

    琉球の三線 天・地・人

    インド ラーガ
    古代ギリシア ハルモニア
    音楽療法士ピュタゴラス
    音楽学者ケプラー 『宇宙の調和』

    【神という音楽】
    グレゴリオ聖歌

    【政治という音楽】
    礼記 「声音の道、政

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    2022年01月27日
  • ベートーヴェンと日本人(新潮新書)

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    こちらの本は日本人とベートーヴェンの関係
    を主体に書かれています。

    なぜ年末になると「第九」があちこちで演奏
    と共に歌われるのか。これはいつ頃から定着
    した風習なのか。

    明治の開国から西洋の文化がドッと日本に入
    ってきた時、そもそもクラッシック音楽とは
    どのような位置付けであったのか。

    から始まり、その中でベートーヴェンの扱い
    について分かり易く解説されています。

    あの、苦虫を噛み潰したような肖像画や、「
    ベートーヴェン」という呼び方まで、日本人
    にとっての共通認識の歴史を学べる一冊です。

    森鴎外による「交響曲」という言葉が生まれ
    る明治12年に、初めてオペラ歌劇団が日本に
    来日して

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    2022年01月10日
  • 悪魔と呼ばれたヴァイオリニスト―パガニーニ伝―(新潮新書)

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    バイオリンの伝説的名手パガニーニの伝記。1782年生まれ1840年没。
    彼が生きた時代には、ベートーヴェン、シューベルト、ベルリオーズ、リストなどとの影響や関係も深い。
    ナポレオンの妹との関係なども興味を引く。
    どれだけバイオリンを弾きこなしたのかは、さまざまな評価が残っているのでそれからの推定だが誰をも感心させるだけ室の高いものであった。
    パガニーニの生きた時代のヨーロッパを知りつつ読み進むのも勉強になった。
    最終章では、バイオリンとはどういう楽器かについても書かれており音楽の門外漢としてはよい知識を得た。

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    2018年10月11日
  • 悪魔と呼ばれたヴァイオリニスト―パガニーニ伝―(新潮新書)

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    パガニーニって言葉が クラシック曲のいろんなところにでてくるけど なに?と思っているくらいの人にもピッタリ。(実際わたしがそう)そしてよむと まずパガニーニが聞きたくなる。

    本を読むのが苦手な人にも読みやすい文章。
    パガニーニの人生を負いながら、この時代の背景や、イタリア半島事情 バイオリンのこと多岐にわたってわかり易く描かれているので、音楽初心者にうってつけ。

    守銭奴、色魔、など書かれているわりには、その事に関して詳細がないので、真っ黒な服着た不気味な不健康な人、しかイメージがわかない。

    少し違和感があったのは パガニーニがすぐれた事故演出の興行師のような書かれ方だけど、個人としての働

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    2018年09月10日
  • 138億年の音楽史

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    タイトルに「音楽史」とあるが、その前に「138億年」とある通り、宇宙規模の音楽史という、愉快な発想だ。
    138億年前とは、ビッグバンが起こり、宇宙が誕生した時だ。
    そこに音楽があった?
    それは「宇宙背景放射」という魅力的な名前で呼ばれている「音楽」だ。
    宇宙は、その誕生から「音楽」を響かせているのだ。
    しかし、この理解は、本書が初めてではない。
    1200年前、平安時代に、この理解を示していた日本人がいる。
    それは空海だ。彼はそれを宇宙に響く声(言葉)と捉えた。
    空海の到達した境地に、現代科学はようやく追いついたと言えるかもしれない。

    音楽に関する「教養」の連打が楽しい。
    例えば、
    細胞が奏で

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    2024年05月11日
  • リベラルアーツ 「遊び」を極めて賢者になる(インターナショナル新書)

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    諦めずに最後まで読んでほしい


    最初の三分の一くらいまでは古典の引用が続くので毛嫌いして読み進めるのが億劫になる人もいると思いますが、真ん中くらいからは分かりやすくなるので、購入したのであればそこからでも読んだ方がいいです。

    この本を読み始める前までは、リベラルアーツという言葉自体知りませんでした。「リベラル」とは「自由」という意味ですが、フリーダムとは違い、自分で能動的に手に入れる「自由」と訳すようです。

    勤勉に働いているけれど、日常に幸せを感じられない方や自由になりたいと思っている方に是非おすすめです。

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    2022年10月08日
  • ベートーヴェンと日本人(新潮新書)

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    ベートーヴェンの第九が何故日本人に許容されたのだろうと言う問いには残念ながら到達していないよう。
    もっと戦後のことに掘り込んで探るべきか。次回作に期待

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    2021年03月11日
  • ベートーヴェンと日本人(新潮新書)

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    ネタバレ

    ベートーヴェンが日本人に「楽聖」として定着していく過程を、明治以降の関東大震災と大東亜戦争を軸に考察している論考。明治時代の西洋音楽のとり入れ方や日本のプロオーケストラの始まりや職業指揮者としての山田耕筰と近衛秀麿トの確執などにも触れていて面白い面もあるが、既に多くの書籍に書かれていることを集約して的曲げた感があって、あまり目新しさが感じられなかったのが残念。
    ベートーヴェンという表記や、彼の音楽が国民にどのように受け入れられてきたかと言うことを簡潔に調べ上げる資料としての役割は大きいかも知れない。

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    2021年01月11日
  • 138億年の音楽史

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     うーーん、正直膨大な知識体系の中に溺れてしまい、いずれもほりの浅い、のっぺりした論考になってしまっているような・・・。工学的視点も少々???と見える。
     とはいえ、地球誕生から現代までの一連の地球史を音楽と捉え、一括していくというアプローチは非常に面白い。

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    2016年10月04日