kaya8のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
藤原祐っぽくなってきた巻でした。
キリエの戦闘シーンが圧巻。
理不尽だとか、残虐だとか、そんなのはどうでもいいんですよ。
命を軽んじること、命を弄ぶこととはこういうことだ。
というのが良く描かれていたと思います。
あと藤原作品では毎回最後にある、重要キャラの自害シーン。
今回は最終巻を前にして持ってきましたね。ラストでもあるかも知れないけど。
この部分はちょっと微妙だったかな……。前作『アカイロ/ロマンス』の棺奈の死に比べると、喪失感が足りない。多分、この人を味方として描いた1巻2巻で出番が少なかったのがいけないんでしょう。
とにかく最後は舞台を壊すのが藤原作品。
そのどこに希望を描く -
Posted by ブクログ
瑩国公式第一王女マーガレットの婚約者である悳国王子ディードが、外交のため来訪することとなった。
悳国が製造した『グラフの数珠』とそれによって起きた事件の数々により、二国間は緊張状態にある。その関係改善を目論んでの来訪とはいえ、この機に乗じて何かを企てる輩が出てくることは必然だった。王子の暗殺計画すらもが囁かれる中、瑩国王家は『レキュリィの宴』に協力を仰いだ厳戒態勢で挑む。
フォグとアルトは、王子を歓迎するため開催される夜会の警護役として任命されることになったが……。
策謀と毒気が渦巻く都市【匍都】で繰り広げられる薄闇の幻想物語、第三幕!
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表紙、誰かと思いきやレキュリィさ -
Posted by ブクログ
十文字先生の文にしては優しい文です。紫木蓮的難易度としては
いつも心に剣を<薔薇のマリア<ANGEL+DIVE
ですね。
内容としては完全に導入。本一冊を使ってプロローグを描いたのかも知れません。
話は面白くなるのかな? ってところで終わっているのでちょっと消化不良感は否めません。よって好みも分かれるでしょうね。
あと挿絵がちょっと好みじゃないのが減点要因ですね。絵が平たい。臨場感が無い。背景が書き込んでいない。しかも、表紙でユユが剣を持っているあたり内容に沿ってない。いかにも売れてる作家と売り出し中の絵師を組ませた感があって嫌と感じました。まあ、絵師さんに関してはこれからが重要な