kaya8のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
内容に関しては大満足でした。
アルト・フォグ・イオの平穏な日の、ほのぼのした雰囲気の描写は読み手の心をも和ませてくれるように思い、特に気に入った場面の一つです。
また、戦闘の描写で描かれるアルトには、感嘆のあまり心臓が早鐘を打って、鳥肌が立ちました。カッコ可愛いすぎです!!
一方、残念な部分もありました。
一つが、前後の文章の意味合い的に『旧教』の所を『新教』と逆に書かれている文脈。
二つ目が、2巻と3巻で『ローレンの雛』の『2番目』と『3番目』、つまりキリエとレキュリィの姉妹設定が逆に描かれていて混乱した事。
登場人物の設定はさすがに著者の方には忘れず、間違えず描いて欲しかったで -
Posted by ブクログ
ネタバレはい,そんなわけで煉獄姫の2冊目ですよ.
煉獄という異界への門を体内に持ち,無限に力をくみ出せる少女と
煉獄の瘴気を吸い込むことで超人的な身体能力を得られる少年の
あいとゆうきのおとぎばなし.
みたいなもんですね.
違うか?
まぁとにかく今回は前回死んだはずの少年と少女が再登場ですよ.
敗者を再利用するなんて….
リサイクルは素晴らしいけど使い捨ては駄目です.
あとはアイリスの○番とかいう魔剣シリーズが増えます.
もう,何でもありだな,こいつらは.
なんつーか,知的で眼鏡で白衣なおねーさんが….
うわーん.
それなりにおもしろかったよ. -
Posted by ブクログ
産業革命期のヨーロッパをモチーフにした異世界を舞台に、「煉術」と呼ばれる術を駆使して繰り広げられる、剣と魔法のダーク・ファンタジー。 常用外漢字の多用や皮肉の利いた言い回し、理系文系幅広く取り入れた設定などが、この作家さんの持ち味ですが、今回も遺憾なく発揮されています。あと、ネーミングセンスがやや独特。
人に害を為す「煉獄」の毒気を武器にして戦う、という設定からしてどす黒いものを感じますが、それに加えばったばったとこともなげに相手を殺してしまう 主 人 公 サ イ ド 。
男女コンビを組むとどうしても偏執的な愛情を醸してしまうのは、「レジンキャストミルク」と似ているかもしれません。