あらすじ
塔に囚われた煉獄の姫君 ── アルトは、自らの住まいたる牢獄でかつての友と邂逅した。王宮に囲われた少年騎士 ── フォグは、自らの出生と向き合いまだ見ぬ妹の存在を知った。 『グラフの数珠』 を巡って起きた事件より一カ月。 アルトの友でありフォグの妹でもあるその 『彼女』 ──キリエは、鮮血と混乱、狂騒と悪意を引き連れて再び瑩国へと降り立った。 煉禁術で造られた偽りの人間たちが闇に蠢き、かくして陰謀と作為は飽和する。匍都市民たちを恐怖させる連続殺人事件が幕を開け、アルトとフォグはその渦中へ飛び込んでいく。夜半に降る雨の中、ふたりを待ち受ける戦いの結末は果たして何をもたらすのか── ?
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Posted by ブクログ
安定の煉獄姫。面白かった。
キリエはともかくアイツも生きてたとかむちゃくちゃだなw
色々怪しい方々ばかりで気になって仕方ありません。
そんな中でアルトを押してくるから油断ならない(ただ、前回と比べると出番が少なくて少し不満)。
キリエと敵として再会したアルトはどう彼女と向き合うのか、ひ読んでのお楽しみで。
Posted by ブクログ
今回は、主人公二人以外に重心を移したお話かな。
その分、力を持つが故の闇みたいなのが出てた気がする。
老執事かっこいい(´ー`)
イオの献身と報われ無さがぱねぇ・・・。
Posted by ブクログ
はい,そんなわけで煉獄姫の2冊目ですよ.
煉獄という異界への門を体内に持ち,無限に力をくみ出せる少女と
煉獄の瘴気を吸い込むことで超人的な身体能力を得られる少年の
あいとゆうきのおとぎばなし.
みたいなもんですね.
違うか?
まぁとにかく今回は前回死んだはずの少年と少女が再登場ですよ.
敗者を再利用するなんて….
リサイクルは素晴らしいけど使い捨ては駄目です.
あとはアイリスの○番とかいう魔剣シリーズが増えます.
もう,何でもありだな,こいつらは.
なんつーか,知的で眼鏡で白衣なおねーさんが….
うわーん.
それなりにおもしろかったよ.
Posted by ブクログ
雛の個体が出てきたことで、いろいろ関係性はわかるけれどツンデレなんかいなとも思ったり。相変わらず人間離れしてるんだなー ヒロインの子はもう少し自由に動かせないのかな
Posted by ブクログ
キリエのキリエによるキリエのための一冊。
そして藤原さんの本領発揮には、「グロい」の一言です。
前巻は序章、今巻もその延長のような印象で、黒幕やその他敵対し得る勢力はちらほらと見えていますが、その関係はまだ固まっていない感じ。
戦力的にも、フォグは前回よりもややレベルアップしましたが、アルトはまだまだこれから伸びて行きそうなので、物語としてもまだまだこれからでしょう。
つまりこれからまだまだ狂った人とか凄惨な事件が起こるってことですが、ここでびくびく怯えているようでは藤原ファン失格でしょうか?(笑)