柴那典のレビュー一覧
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音楽ジャーナリストである著者が平成30年間を代表する一曲を各年で選んでエピソードや時代背景を解説した一冊。
ミリオンセラー連発の前半からスタンダードソングへと回帰した中間とソーシャルメディアの普及でCDの売り上げからヒットの定義が変化した後半と30年間の間の時代の変遷とその間にヒットした曲を本書で振り返ることができ当時の記憶が蘇ってきました。
SMAP、ドリカム、ミスチル、米津玄師といったその時代を彩るヒットメーカーが生み出す楽曲がどのようにしてヒットしていったのかやアーティストとしての転機で生まれた楽曲などヒットの裏側も本書で知ることができました。
また、阪神大震災や世界同時多発テロ、東日 -
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バブル崩壊とその後の失われた20年、インターネットの登場、大きく速いスピードで価値観が変わり多様化していった平成において、「歌は世につれ、世は歌につれ」の言葉通りに、時代を反映したミュージックシーン、音楽産業の変遷や時代背景を追いながら、美空ひばりから米津玄師まで平成にヒットした30 曲をPick upし、筆者独特の視点で時代を切り取り、どのようにして時代の空気と共振したのか、そのヒットの必然性や意味付けをしながら、平成という時代を振り返る渾身の1冊。ヒット曲を通して、自分にとっての平成とはどういう時代だったのかを考えることも面白いと思う。
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ヒット曲がでなくなって久しい。そんな音楽業界の現状をヒットチャート(オリコン)、テレビの衰退、フェスの人気、ライブの重要性、J-POPの現在などを含めて様々な音楽関係者(小室哲哉、いきものがかりに水野氏、その他)を絡めて書いた本である。
第1章 ヒットなき時代の音楽の行方では、現状までの分析で小室哲哉が宇多田ヒカルの登場でどのように感じたか、カラオケやAKBの手法まで触れている。
第2章 ヒットチャートに何が起こったかでは、オリコンがいかにして影響力をもったか、ビルボードとの比較などでも載せている。
第3章 変わるテレビと音楽の関係では、マスメディアの王様のテレビが力を失い、しかし -
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脱稿があと2か月遅ければ,「ピコ太郎のPPAPや恋ダンスがヒットした背景も書き加えられたのに~」という著者の嘆きが聞こえてきそうではあるが,全体的に2010年代における日本の音楽市場が,その10年前と比較して変容しているプロセスは理解できた。
前半の第1章~第3章は,ある程度予想できた内容の展開だった。とはいえ,改めて1990年代という時代を振り返ってみると,日本経済全体においてはバブル崩壊から構造不況期に突入し,「失われた20年」の前半期に位置するが,こと国内の音楽産業に関しては,むしろバブル絶頂期を迎えていたため,現代日本経済史の世界においては,往時の「内需」にもたらすサービス業の意 -
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ボーカロイド『初音ミク』が音楽業界、また世界に与えた影響に関して書かれた本。
初音ミクを題材にしたただのイロモノ本としてではなく、丁寧に取材を重ねた新世代の音楽を見つめた本。音楽業界を変えた大きな流れ『サマー・オブ・ラブ』の第三の波として電子音楽の歌姫『初音ミク』を位置づける。2000年代から本格化したインターネットの普及による、情報革命と音楽業界の関係性やアマチュアクリエイターの勃興など、新しい時代の音楽に関しても触れている。過去のヒッピー文化やテクノ音楽が音楽の新たな『遊び場』を人々に提供しブームなり、それが文化になった背景を丁寧に解説する。そして、そのブームと文化の現象と初音ミクの関連