ロバート・B・チャルディーニのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
人の心を動かし、承諾を得るためには、何をすればいいのか?説得に関する科学的研究をもとに、「イエス!」を引き出す秘訣の数々を、豊富な実例を挙げて解説した書籍。
説得の心理を理解し、科学的に有効な方法を使えば、人を説得できる。その方法とは、例えば、次のようなもの。
・商品について複数の選択肢を検討する時、消費者は「妥協の選択」を行い、最小限必要なものと最大限手に入れたいものの中間を選ぶ傾向がある。よって、高価な商品を先に提示すると、中間価格の商品の魅力が高まり、売れ出す。
・面接などの選考の場では、審査を受ける順番が結果に影響を及ぼすことがある。選考プロセスにおいては、始めの方よりも終わりの方で登場する方が、優位に立ちやすい。
・消費者は、「企業の社会的責任(CSR)」に取り組む企業の製品をより高く評価することがある。そして、こうした組織の善行の影響は、製品やサービスに関する知識があまりない消費者に対して最も大きくなりやすい。
・オークションの買い手は、入札の開始価格が高い方が低い場合よりも、品物の価値が上だと考えがちである。だが実際は、開始価格が低いほど多くの人を入札に呼び込み、多くの人が入札しているからその品物は価値がある、と人々は考える。その結果、最終的な落札価格も高くなる。
・悲しみは、人の行動に影響を与える。悲しい気分だと、買い手は、同じ品物を普段より高い値段で買ってもよいと思う。売り手は、同じ品物をより安い値段で手放してもよいと思う。よって、重大な決定や交渉を行う時は、事前に自分が感情的にどんな状態か、把握しておくことが大切。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ影響され、その後の選択
ちょっとずつ読んでたら読み終わるのにだいぶ時間がかかった。
人って人の研究するの好きよね(笑)
読み始めから読み終わりで心変わりしてて、こんなに深く考えず、素直に生きたいなって思った。
p107〜探す人と隠す人
おもちゃ業界のこの手法恐ろしい…わたし気づかぬうちにハマってるわ…
p151〜
子どもに何かを本心からやらせようとするなら、
ごほうびで釣ったり脅したりするのではなく、
親のさせたい行動に対して、子ども自身が責任を感じるようにお膳立てをする
p231〜死に至るサルまね
ウェルテル効果
誰かが自殺したという報道が、自殺や事故を助長するという説。
同じような境遇の人が、自殺を選んだということを知り、
同じように行動した結果らしい。
自殺と見せかけなくないがために、自動車事故を起こしたりすることで、
自殺以外の事故が増えたりする。
最近の自殺報道の多さから、この社会的証明の影響力が働いてしまいかねないと思う。
p382〜
もし生きていくだけで精一杯な状態にいたら、資源が増えるのは有益だが、その資源が減ることは命取りになりかねない大問題。それゆえ、損失の可能性に対して人間は特に敏感で、人間の行動に強い影響を及ぼす。自然の摂理に適ったことである。 -
Posted by ブクログ
革新的な指摘は殆どなかったと思いますが、当たり前と思っていることが丁寧に解説されていたので、かえって「なるほど」と思う箇所が多かったように感じます。
人に影響力を及ぼす場合に鍵となるポイントを、6つに分けて紹介されていました。
そのどれもが、判断を機械的に下すことで、省力化や時間短縮(自然界では瞬発力が生死を分ける場合もある)を図るという意味で、本来は有意義に機能していたもので、それを逆手に取って悪用する人たちに対抗するという目的を持って書かれているようでした。
6つのポイント――なにが人の意思決定に影響を与えるか
恩義(試食や試供品、賄賂)
整合性(振り上げた拳、約束、表明した意思)
社会的な証拠(多数意見、前の人に倣う、サクラ)
好意(友人知人からの紹介、お世辞)
権威(肩書、制服、お墨付き)
希少性(期間限定、数量限定、ロミオとジュリエット)