あらすじ
人を動かす6つの原理「返報性」「コミットメントと一貫性」「社会的証明」「好意」「権威」「希少性」。そして今、7つ目の承諾誘導戦略が明かされる。
あなたも、こんな経験ありませんか?
「試食だけのつもりが、思わず商品を購入してしまった」
「ひっかかるはずのない怪しい〈儲け話〉に乗せられてしまった」
「限定品と聞くと、つい欲しくなってしまう」・・・・・・
相手の術中にはまり「イエス!」と応えてしまうのはなぜか。社会心理学理論から導き出した、人のココロの動きに影響を与える原理を、6つにカテゴライズした不朽の名著がバージョンアップ。
本書ではさらなる承諾誘導戦略を1つ加え、新たな研究知見や活用方法に差し替えた。グローバル社会を生き抜くためのインターネットの活用や対処法、そして世紀を超えて続く民族紛争でも影響力を発揮した原理とその顛末など、前版同様の知的好奇心をくすぐる事例を多数紹介。
影響力を駆使して人を、社会を、そして世界を動かすための理論的基盤を身につけることができる。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
3/4は注釈なので思ったより早く読み終わった。漠然と読むよりも、影響を与えたい相手を想定しながら読むとより効果的。そうでなくても、悪意を持つ相手に影響されないよう自分を守る知識として役に立つ。読み返したい。
Posted by ブクログ
人の決定に影響を与える事例を具体的な事例を交えながら紹介されている本だと思います。
日本の環境でも同じような事例が発生するかどうかは、自己判断が必要だと思われる部位もいくつかあると思いますので、全てを鵜呑みにするべきではなく、判断する必要はあると思います。
各章の終わりにまとめと設問、クリティカルシンキングが書かれていることもポイントで、読み終わった章を復習することで記憶を思い起こすことができ、ただ読むだけを防いでくれる構成になっています。また時間をおいて読みたいと感じました。
Posted by ブクログ
仕事でもプライベートでも生かせるような内容で非常にためになった
人を動かすため、というだけではなく、自分が不必要に動かされないようにするためにも把握しておいた方が良い情報だと感じた
かなり分厚い本だが読み進めやすく、おすすめ
また読み直したい
Posted by ブクログ
目から鱗。
大好きな7つの習慣が成功のための原則であるとすれば、本書は対人関係における7つの原則。
応用の範囲は底なし。
①返報性
与えられたらお返しする。
我々人間の社会的生き物としての宿命。
②好意
好きな人には皆イエスマン。
好意の5要素は、
見た目、共通点、褒める、接触回数、連合(結びつけ)
③社会的証明
みんなが言うことは正しい。
ex.1番人気、行列、サクラ
不確実性を減らすために合理的な意思決定でもある。
未来の多数派にも従う。
④権威
誰が言うか?が服従を決める。
ex.詐欺師になるなら厚底で背高に、医者、専門家
、ミルグラムの実験
権威への服従は社会化の訓練から生じる。加えて、権威者は本当に高いレベルの知識、知恵を持っていることが多いからその命令に従うことは適応行為である場合が多い。(パラドックス)
⑤希少性
最後の1個です。
価値あるものを得るための選択よりも、失うことを避ける選択をする。(プロスペクト理論)
制限されると求める。確かに原則。
情報に対しても働く。
⑥コミットメントと一貫性
やると決めたんでしょ?
一度はじめたらやめない、公知になったらやめられない、書くことでこれらにシナジーをもたらす。
疑問系で相手のYESを引き出す。(〜してください、ではなく、〜していただけますか?)
ex.すき家のアンケート(細かくステップ分けして一度はじめたらやめられない)
自分に上手く使えば現実が変わる原則。
⑦一体性
自分の身内だと思う相手には従う。
人は集団に自分を投影する。
ex.サッカーチーム、自国の審判、選挙、10人毎の射殺@ナチス収容所
⚫︎これら原則をどう活かすか?の答え
「影響力の諸原理にさらされたとき、私たちに得をさせようとする人たちには激賞を、損をさせようとする人たちには猛批判を与えるべきなのです。」
Posted by ブクログ
人の意思決定がいかに無意識の心理トリガーに左右されるかを体系的に示した一冊。営業・マーケティングの現場で直感的に感じていた現象が理論として腹落ちした。ビジネスは論理だけでなく感情設計が不可欠であり、“売れる仕組み”は心理理解から逆算すべきだと強く感じた。
Posted by ブクログ
社会的影響力についての古典的名著。人が説得される要因を7つに分類し考察する。
人に影響を与えたいという人はもちろんだが、悪意のある人間から身を守るという意味で本書を読む意味は大きい。