北園えりかのレビュー一覧

  • ローズガーデンの贈り物

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    ネタバレ

    良かったです。

    体外受精で稀に起こる取り違え事件がきっかけで、急接近してゆく男女。その一組の男女が互いの過去を乗り越え、心からの信頼関係を築くまでを描いています。

    男性も女性も、とても優しくて前向きな人たちで、読んでいる中に自然と応援したなるような恋愛でした。素敵だと思います。ただ、不妊治療中の取り違え事件は、あってはならないものだし、「素敵」で済むような問題ではありません。
    これは小説だから、当事者同士が結ばれてハッピーエンドで終わりましたが、現実問題として考えた場合、どちらかに恋人や配偶者がちゃんと生存している場合もあります、そうなると、素敵どころか修羅場にしかならないですね。
    (ちな

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    2018年11月09日
  • まぼろしの妻

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    ネタバレ

    面白く読めました。

    何より、ヒロインのソリ(ソリティア)の太陽のように明るく、前向きで溌剌としたキャラには物語りの冒頭から強く惹かれました。
    余談ですが、つい最近観たばかりの韓国映画「ワンデイ~悲しみが消えるまで」の薄幸だけれども可愛くて健気なヒロイン、ミソを演じた女優さんの笑顔とソリのキャラが被りました。
    ミソは「微笑」と書くそうで、この小説舞台はイギリスですから、韓国の映画とは舞台はかけ離れているにも拘わらず、ミソのイメージが自然にソリと重なったのは自分でも不思議に思いました。

    展開としては王道の「契約結婚」、かつて結婚式直前に婚約者にドタキャンされたことで心に深い傷を持つヒーローが優

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    2019年06月18日
  • 麗しのギリシア富豪 大富豪の青い鳥 III

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    ミニシリーズ 大富豪の青い鳥 最終作

    『麗しのギリシア富豪』(I-2534)
    『恋とため息と伯爵と』(I-2548)

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    2019年04月28日
  • 泣きながら眠る夜には

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    ネタバレ

    良かったです。

    ふとしたすれ違いから、夫と暮らす家を出たジュリア。
    しかし、別れた矢先、諦めていた妊娠が判明し-。


    双子の娘を苦労して育てているジュリアの前に、怒りを露わにした夫マックスが現れる。
    ジュリアは戻ってきて欲しいと告げる夫に、一つの条件を出す。それは、2週間、彼が一切の仕事を家庭に持ち込まないことだった。

    二人ともに愛し合っていて、互いを大切に思っているにも拘わらず、すれ違いが起こる。リアルにもありがちな出来事が描かれている物語りです。
    砂漠を舞台に繰り広げられる情熱的な恋も良いけれど、こういう、本当にありそうな夫婦の再生物語りも良いですね。
    ただ、その分、どうしても物語り

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    2018年11月21日
  • 泣きながら眠る夜には

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    普通に良いイマージュ
    ワーカホリックの夫に自分が蔑ろにされるから怒るんじゃなくて、これでは暖かい家庭が築けない、なんのための人生かとヒーローに見切りをつけるヒロインは珍しく、だからこそ共感できた。
    お互い愛し合ってもいるのも◎

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    2018年09月08日
  • 秘密の恋と小さな天使 罪をあがなう億万長者 IV

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    ヒロインが王女であることはあまり問題にはならないのかしら?
    ヒーロー友人のヒラリーはあんまり好きになれないなー。あの自信満々な感じがどうも…。ヒラリーがヒロインの時ってあんなだっけ❓

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    2014年11月12日
  • 恋に落ちたボス

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    【あらすじ】今日こそはクーパーに仕事を辞めたいと言わなければ。カーラは強い決意を抱いて雇い主のもとに向かった。五年前からカーラは作家クーパーの個人秘書を勤めている。一年前に、彼を愛してしまったことに気づいたが、問題はクーパーにはその気はまったくないこと――決して、カーラを女性としては見てくれないことなのだ。ボスへの片思いなんてみじめすぎる。一刻も早く、彼から離れなければ。だがカーラは知るよしもなかった。本当はクーパーが、彼女を誘惑しようと計画していることなど。

    秘書ストーリー大好きw
    でも本書のボスは社長とかじゃなくって作家。
    執筆シーンが良かった。
    ラストはもうちょい感激シーンがほしかった

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    2014年04月17日
  • 白雪姫と七人目の秘書 愛の寓話 II

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    普通に良いイマージュ
    白雪姫になぞらえた現代のおとぎ話で
    途中までは面白かったけど
    どうやって陥れたか、出し抜いたかが分からず
    ヒーロー父が歴史ある雑誌をそんなふうにしてしまったのもよくわからなかったし…
    (雇われの敏腕編集長が売り上げ重視で東スポ路線にしたなら分かるけどそうじゃないみたいだし)
    どれも本筋には関係ないけど
    小説としてはすっきりしなかった。
    白雪姫のオマージュがちらほろ出てくるけど
    ヒーローは王子様というよりホワイトナイト
    (奇しくも同月のミランダ・リーは黒い騎士だわ)
    白雪姫字体、王子様が戦ってくれるわけじゃないしねー

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    2019年02月17日
  • まぼろしの妻

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    普通のイマージュ
    フィクションって何でもできちゃうからこそ
    匙加減が大事なんだけど
    これはちょ~っと都合よすぎかな?

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    2018年10月23日
  • 愛の忘れ形見

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    責任感ある誠実ヒーローは好みだし、ところどころにときめく表現もちりばめられてるんだけど、ヒロインの描写が…
    ちょっと秘密めいていて、殻に閉じこもっているところに今一つ共感できなかったから、切ない話が切なくなかった。実際は秘密は無くてトラウマで心が麻痺してたって感じ。でも、そうであることも最後まで分からなくて、ヒロインの気持ちが掴めないヒーローと同じ立場になっちゃって、話に入り込めなかった。

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    2017年10月26日
  • 偽装婚約は恋のはじまり

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    あっさりディザイア
    昔のシルエット・ロマンス系
    「元々好きだった」というのを期待したけど、それほどでも。

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    2014年04月30日
  • 伯爵と恋の処方箋

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    ☆3.5
    普通のイマージュ
    構成はすごく良くできているし、ヒーローがロマンスを深めて行きたいという気持ちと一目ぼれの欲望とに揺れる感じとかただムラムラしてるのよりいいんだけど、☆4にできないのはヒロインの言葉遣いかなー 常に明るいタメ口は翻訳コンテンポラリーに多いけどフレンドリーすぎて苦手。

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    2012年10月05日
  • 大富豪に愛されて

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    ヒロインの従姉妹の息子がヒーローの子供。
    ラスト中盤のヒーローがめちゃくちゃしょんぼりしてるのが切なくて泣きたくて笑えた(笑)
    面白かった~!

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    2014年04月17日
  • 忘却の陰に

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    オリヴィア・ゲイツさんらしい迫力のある医療現場に圧巻。
    記憶喪失になったヒロインと主治医のヒーロー。ヒーローに惹かれてるけど記憶がない。二人のもどかしさと苦悩が切なかった。

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    2012年06月21日
  • 背徳のゆくえ

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    初対面で情熱に流されそうになった女性が、兄の皇太子と10年前から婚約していたと知り、酸っぱいブドウ方式で悪く考えていたクリスト王子。
    そしたら皇太子が重病で自分が結婚することになって…。
    婚約者があっという間に退場しちゃうので、”背徳”は最初ちょっと。後は、いかに先入観をなくすかで、思ったより読みやすかった。

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    2012年01月04日
  • 背徳のゆくえ

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    普通のR
    ☆4でもいいかもしれないが、不本意な結婚にうじうじしているお嬢様ヒロインは好きじゃないので。

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    2011年12月08日
  • プライベート・セクレタリー

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    前作3作品にも登場しているモーガンアイル国・弁護士チャールズはヒーロー。チャールズと互角に渡り合うヒロインとのテンポよい言葉のやりとりが面白いかも。
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    ビクトリアは代々一族の所有していたホテルが買収された上、その買収を仕掛けてきた相手の個人秘書として働かざるをえなくなり悔しさでいっぱいだった。新しいボスのチャールズはロイヤルファミリーの弁護士であると同時に、公爵の肩書きを持ち、自他ともに認めるプレイボーイだった。彼から与えられた仕事は、絶え間なくかかってくる女性からの電話応対や、毎日何十通も届くメールの整理が中心だった。職務内容の不満

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    2010年01月25日