【感想・ネタバレ】まぼろしの妻のレビュー

あらすじ

1年の契約結婚が終われば消える、まぼろしのシンデレラ――

ソリティアは病母と学生の妹を抱え、亡き父の店を切り盛りしている。ある日、家賃が引き上げられると知り、彼女は愕然とする。店の2階に住んでいるため、家賃を払えなくなるということは、家族もろとも路頭に迷うことを意味していた。ソリティアはロンドンの一等地に立つ不動産会社へ向かうと、世界を股にかけて活躍する大富豪実業家のゼイビアを前に、どうか値上げをもう少し待ってくださいと必死に訴えた――お宅の掃除でも、オフィスのお茶くみでも、なんでもしますから、と。だが非情にも、ゼイビアはすべて間に合っていると一蹴したあと、なおも懇願する彼女に言い放った。「今僕が必要としているのは、妻だ」

■父の思い出がつまった店を守るためなら、何も厭わないと心に誓う苦労人のソリティア。一方、世界の美女と浮き名を流すゼイビアは、大伯母の遺言により、一族の館を相続するための条件として即席の妻を探しており、その期限が残り6週間と迫っていたのでした……。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

面白く読めました。

何より、ヒロインのソリ(ソリティア)の太陽のように明るく、前向きで溌剌としたキャラには物語りの冒頭から強く惹かれました。
余談ですが、つい最近観たばかりの韓国映画「ワンデイ~悲しみが消えるまで」の薄幸だけれども可愛くて健気なヒロイン、ミソを演じた女優さんの笑顔とソリのキャラが被りました。
ミソは「微笑」と書くそうで、この小説舞台はイギリスですから、韓国の映画とは舞台はかけ離れているにも拘わらず、ミソのイメージが自然にソリと重なったのは自分でも不思議に思いました。

展開としては王道の「契約結婚」、かつて結婚式直前に婚約者にドタキャンされたことで心に深い傷を持つヒーローが優しいヒロインと出逢うことで、もう一度愛に目覚める、、、という定番中の定番ではあります。
ラストには予期せずヒロインが妊娠してしまうという、これも定番。
ストーリーだけでいけば、☆三つくらいかもしれませんが、私としてはヒロインのソリが大好きになったので、その分足して☆四つにしました。

あと、ヒロインがボートゲームのカフェを経営しているということで、物語りもゲームが進んでゆくような形で描かれている-ちょっと適切な言い方かどうか判りませんが-のは工夫されていて、興味深いと感じました。

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2019年06月18日

Posted by ブクログ

普通のイマージュ
フィクションって何でもできちゃうからこそ
匙加減が大事なんだけど
これはちょ~っと都合よすぎかな?

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2018年10月23日

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