柴田陽子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
リーダーの立場にある人がどう振る舞いどう考えるべきか、具体的な例とともに書かれていたのが良かった。分量も多すぎず、読みやすい。メンバー(スタッフ)とのコミュニケーションのとり方など、日常業務ですぐ活用できそうな実践的な話が多い。体系的な内容ではないので、これさえ読めばよいというものではないが、リーダー(「上司」でなくても、誰かの上に立つ人)に初めてなった人には少なからず参考になる事柄の書いてある本。ただし、考え方やコミュニケーションに重点が置かれている本なので、たとえば進捗管理の方法といった管理や計画の手法については別の本を探す必要がある。
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Posted by ブクログ
著者がNHKのプロフェッショナルという番組で取り上げられたのをきっかけに本書を読もうと思った。
タイトルにある「勝者」という言葉が、私は嫌いだ。
勝負の世界以外では、勝ちも負けもないと思っている。
著者も本文で、「私のモチベーションは「勝ち負け」ではありません」と書いている。
なのになぜこのタイトル…?とは思ったが、それはさておき、内容的には今の私にはためになった。
良い思考回路に必要なのは、「良い部品」。
良い部品をいろいろ組み合わせることによって、良い思考回路が生まれる。
良い部品とは、例えば「褒めてもらったときに、素直に喜ぶ」「悪口を言われたときに、スルーする」など。(p24)
長所のようなもの。
それらをたくさん自分の中に持っておくという考え方は大切だと思った。
また、「私だったらどうする?」と常に当事者意識を持って物事を考えるというのもとても大事なこと。(p90)
ただ、相手の立場に立って考えるのに、限界があるということも頭の片隅に置いておくのも重要なことだと思う。当事者意識を持つことで相手の立場をすべて理解できているという勘違いをしないようにするために。
本の内容だけ見ると、著者は周りの人に恵まれてきたのだと思う。
それは、運もあるけれど本人の魅力も十分にあるだろう。
まずは、この人と一緒にいたい、一緒に仕事をしたいと思われるような人になりたい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ著者が本書で度々述べる「勝者の思考回路」のひとつに、「すべてのものに感想をもつ」ことが挙げられている。感想とはどういうことか。それは言い換えれば「気づきを疎かにしない」ということだと思う。例えば、「今日のクライアントの表情はいつもより浮かない」と気がついた時、「まぁ、そんな時もあるか」と流すのか、それとも「体調が悪いのかな、私のプレゼンで何か不手際があったかな」などと思いを巡らし、次の一手が打てるか、という辺り。何事も自分事で考えること。
AI全盛期に突入するこれからの時代、検索エンジンに聞けば自分では考えなくなる時代において、自分なりの感想をもち、主体的に動くことを教えてくれる本である。 -
Posted by ブクログ
タイトル、本の構成(主張+途中に自身の生い立ち含めたストーリー+要素を散文的に記載、各章毎に要点サマリーを記載)からよくあるビジネス本の印象は拭えない。実際、各章毎の一つ一つの主張やHOWは、それはそれで素晴らしいし、学びになる部分もある中で、首尾一貫した考えが伝わりにくい感覚は覚えた。
一方で、筆者の仕事への向き合い方、人生哲学的なものは随所に垣間みられて、その行間や人となりを理解するという観点での本としては良かった。特に感想を多く、深く持とうという話は、「無意識を意識化させること」=観察力を高めることに繋がり、自身の頭で考え、自走すること、気づきをもとにビジネスで結果を出すことに繋がるのかなと、最近のテーマに通じる部分を感じた。 -
Posted by ブクログ
今をときめく、コンセプトプランナーの柴田陽子氏。これまでの業績を振り返る内容だが、文調があたかも中学生の日記のようなのが鼻につく。シュウウエムラのネイルサロン、レインボーロールスシ、際コーポレーション、JOMO、日の丸タクシーの黒タク等、多くの著名なプロジェクトを手掛けて来たということが解るが、やはりというべきか本質はあまり語られていない。そりゃそうです、商売の秘密ですから。
ただ、収穫はもあった。
ブランドデザインにおいて主流であるデザインアプローチに加え、サービスアプローチの側面も忘れてはならないということ。
レインボーロールスシの章で、リアル客80%を呼び込むためにイメージ客20%が必要であること。
また、OLさんの実情に会わせてコミュニケーションをし、「日本のOL事情に会わせてつくりました」としても「あら、私にピッタリ」とはならず、キャメロンディアスが着ていた方が、「私もほしい」となるということ。解りやすい例えである。 -
Posted by ブクログ
●どんなものだって「売れるしくみ」はたいてい同じようにできている。
●思ったものはすぐに描いて、書いて、手を動かした。アイディアをかたちにするのは楽しい。
●すべたは1本のストーリーでつながっていて、それが無理なく展開していくことが大事だとという。「つじつまを合わせる力」が大切。あるものがみんなに受け入れられ、みんなの手元に届くまでのストーリーを考えるのがいい。そしてそのつじつまが合うまで途中で考えることをやめない。
●お客さんは、たとえば芸能人ひとりにしぼったらすぐに想像できる。誰々さんみたいな感じという人を決めるとストーリーは勝手にふくらんでいく。
●「しばちゃんみたいな人、初めて見た」
●まずその店を作るためにはいくらかかるのか、反対にその店は1ヵ月でいくらもうかるのか、5年でいくかもうかるのか。その事業がうまくいくかどうかを数字で表すのが事業計画。で、その事業が世の中でウケるかどうかを討議するための資料をそろえる。それがコンセプトになる。そのふたつを認めさせる。認められなきゃお金は出ない。
●月をめざそう。そうすれば、もしたどりつけなかったとしても、どこかの星に着陸するだろう。~レス・ブラウン
●「そんなに真面目な人は見たことがない」
●わたしはレストランを作る。とにかく考えて全部やるんだ。全部って?この店は繁盛するんですよという資料を作って、OKをもらったら場所を探して、家賃を交渉して、レストランを雰囲気に合うように建物をデザインしてもらって、工事をして、誰かと料理を作って、レシピにまとめて、採算が合うようにして、はたらいてくれる人を集めて面接し採用し教育をして、わたし自身も現場で立ち働き、そして流行らるんです。
●3日間で企画を6個つくった。小さいのを2個、中ぐらいを2個、大きいのを2個。
●レストランのターゲットは「イメージ客」と「リアル客」の2種類。「イメージ客」のターゲットは一人に絞った。
●あなたにぴったりというシャツは売れない。キャメロン・ディアスが着ていたほうが「わたしも(そのイメージが)欲しい!」ということになる。
●毎朝インターネットでニュースを読む。ひと月に10冊の雑誌を流し読みする。月に1回はいろんなデパートを回り、ファッションフロアとデパ地下を探検する。新しくできた施設はすぐに足を運ぶし、週に3回は新しいお店でごはんを食べる。
・その約束にもとずいた予定をメモ帳に書き、さぼりたくでもさぼりにくい感じの印をつけた。
・自分でお金を払って、自分で体験することが大事。
・「自分で経験し、たくさんの感想を持つ。」この単純なくり返しがわたしのアイディアの貯金になっている。
でも感想を増やすというのはけっこう難しくて、意識しなければ目の前をさっと通りすぎてしまう。
他人の感想を自分のものにしてしまうこともある。だから、きちんと自分で経験して感想を持つ時間が必要。
●「夢をかなえる3か条」は、「夢を持たない」「夢に振り回されない」「夢を探さない」。
わたしにとって大事なのは「いまよりもう少し良くなりたい」と思い続けること。それから「これだけは絶対ゆずれない」というものを持ち続けること。このふたつがあって、わたしの人生は良い方向に転がっている。
●「ラブレターゲーム」ぜったいにほめることしか書いてはいけない。こうしたらいいのにとかこう変わったらもっといいと思うとかそういうアドバイスも書かないように。完全にほめるのです。
●わたしは理想のしばたさんに従って生きている。突発的に動くことなんてない。理想のしばたさんだったら、どうふるまうのかな、どう考えるのかな、どう反応するのかなって考えてから動いて、あとで良かったなと感じたり、失敗したなと感じたりしている。
人から見られるかということは気になる。気になるからこそ、いまのわたしがあると思う。