【勝者の思考回路】
ブランドプロデューサーとして様々な活躍をされている柴田陽子さんの著書です。
裕福な家庭に育ち、ほとんど何も不自由無く生きてきた著者が、父親の事業の影響でどん底を味わいながらも、持ち前のビジョンに向かって小さな努力を怠らないためのアドバイスが記されています。
著者の考える『勝
...続きを読む者』とは何か、読み進めていくと著者の考えがたくさん出てきます。
『勝者』とは、「自分」「仲間」「社会」の全てにおいて「YES」と答えられる人だと著者は冒頭で定義しています。
読み終えたあとは、なるほど思考回路の持ちようだと思わされます。
著書の中で肝に銘じようと思ったことは以下の言葉です。
(→は私がその言葉から理解したことです)
・人は、自分の『見てほしい本質』について触れられたときに相手に対して心を開き、信頼感を強く持つようになる。
→相手に対して真摯な姿勢を持つことの大切さ。
・言葉選びはコミュニケーションの一丁目一番地。
言葉は、それを話しているこちらのものではなく、『受け止めている相手のもの』
→自分自身の言葉一つで相手への伝わり方が違う。
・信念と頑固は使い分けないといけない。また協調と妥協も使い分けないといけない。
→何かを決めるためには、それが理にかなっているのか、単なる思い込みかを確認する。
・その人の生い立ちや背景、大切にしている価値観を盛り込んで話を聞き取る。
→コミュニケーションの最も大切なこと。
・自分だったらという、何かにつけて当事者意識を持つと、世の中の真のニーズがつかみやすい。他人事も自分事。
→他人が何を考えているかを自分事として考える癖を持つ。
・変わることに強い人が結果を残す。変化ほど、人を成長させる要素はない
→変化を恐れない。変化に対応できる人が進化できる。
・感想を数多く持つ努力をする。
→起きている事象に対して幾つ考えられるか。
・知らないことは罪
→世の中には知らないことが多いことを理解した上で、自身が関わることについては知らないことを減らす努力をする。
どんな仕事にも必要な考えが記されています。