森生明のレビュー一覧

  • 会社の値段

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    「会社の買収」についてなんとなく物騒なことだというイメージだけ持っていましたが、この本を読むとだいぶイメージが変わりました。

    株式会社という仕組みが、社会を変える意欲を持った起業家を支援するとともに、それを支援したいパトロンのハードルを下げる役割があり、世の中に活力をもたらすための枠組みとのこと。

    ハゲタカファンドがやっている(悪い)買収の意味もよくわかり、そういった外国のファンドに狙われないためにも正しい株価にしておくことが必要で、会社はその成果を正しく株主にアピールする活動が必要ということがよくわかりました。
    会社に値段をつけることが正しいか正しくないかではなく、それを正しく算定してお

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    2024年05月05日
  • バリュエーションの教科書―企業価値・M&Aの本質と実務

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    資本主義の1仕組みを学ぶために社会人なら読んでおくと良い、但しファイナンスの基礎知識は前提となる。

    書籍やMBA等で学ぶ”ファイナンス理論”が実世界でどのように影響しているかを、事例交えながら記載している。
    理論で学ぶ”価値”や”不確実性”について、概念的な理解に留まっていることに課題感を感じている人は、是非読んでみてほしい。

    個人的には、9章の”リスクマネジメントをオプションで捉える”に記載のある不確実性の定量的な評価方法は、他の初学者向けの書籍ではあまり見たことがなく、勉強になった。

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    2023年01月09日
  • MBAバリュエーション (日経BP実戦MBA2)

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    非常に良い。そもそもこの数字はどういう意味なのか、ということを理解するて手助けをしてくれる。
    前半の基礎編だけでもコーポレート・ファイナンスセクションの人は読むべき。

    読むきっかけは、グロービス学び放題の「この一冊」で紹介されていたから。

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    2021年01月17日
  • MBAバリュエーション (日経BP実戦MBA2)

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    ネタバレ

    企業価値評価の世界ではバイブル的な位置付けの本。
    M&Aの際に投資銀行が行うバリュエーションの実務や考え方のエッセンスが濃密に詰め込まれていて、噂に違わぬ良著だと感じた。
    筆者があとがきに「なるべく素朴で原理的な質問を掲げ、普通に読んで納得のいく説明をすることを心がけた」「この本の内容が資本主義や米国流「なるほど」と理解され」と書いているとおり、ファイナンス入門書では手が届かないような細かなポイントまで抑えられており、コーポレートファイナンスはもちろん、資本主義経済そのものに関わる感覚が磨かれる一冊。

    以下学びメモ
    ・指標の関係性
    EBITDA=EBIT(営業利益)+減価償却費
    NO

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    2020年05月20日
  • バリュエーションの教科書―企業価値・M&Aの本質と実務

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    今の自分にとっては、いろいろ整理するのにちょうどいい読みごたえの本
    後半に進むにつれて、うなずく内容が増える。MAのとことか。
    リアルオプションのとこはちょっと高尚すぎて中小企業では使わない。


    P24 「借金が多いほうが企業価値が高くなる」というのは、企業価値をグローバル定義のEVと同じものと考える限り、そのとおり。
    ⇒のれん価値を含めての企業価値を創造するにあたり、資金の調達方法は借金でも出資金でも構わない。
    「借金が多いほうが株主価値が低くなる」もそのとおり。

    P49 つまり、PERは(r-g)の逆数であることがわかる。

    P159 DCFが重用されているのは、「あなたが買収したらど

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    2019年04月15日
  • MBAバリュエーション (日経BP実戦MBA2)

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    ネタバレ

    ファイナンスの名著
    本質をついており、非常にわかりやすい。

    メモ
    ・企業価値はpv=c/r-gで表され、収益力、リスク、成長率で決まる。
    ・市場価格と買収価格が異なる理由。
    1流動性がなくなるためでぃすかうんとが働く。
    2支配権プレミアムが発生する。

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    2018年10月17日
  • バリュエーションの教科書―企業価値・M&Aの本質と実務

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    実務でスタートアップのMAを何回か経験して感じたかゆいところへの回答が載っている。リアルオプションのところまでいくと、ケースが枝分かれしていき、うぁー、となるが、こういう訓練を普段からしているといいのだと思う。

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    2018年09月18日
  • バリュエーションの教科書―企業価値・M&Aの本質と実務

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    『「和をもって貴しとする」だけでは済まない世の中は、持つ者と持たざる者の格差を広げ、不安、不満、開き直りを助長する。その苛立ちは暴動やテロにつながり、社会をますます不安定にする。

    このような時代に強くたくましく前向きに生きていく人たちを育むには、どういう社会をつくればよいか?
    「そのカギはバリュエーションにある」
    と言うと、唐突すぎて理解を得られないのだが、
    「価値を生むこととカネが儲かることがずれない社会づくりをめざすべき」
    と言えば、より共感を得られるだろう。』

    志はよく理解できたけれど、本作がそれに成功しているとは思えないが、読み物としては勉強になって楽しめた。

    会社の価値とどう向

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    2018年04月08日
  • MBAバリュエーション (日経BP実戦MBA2)

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    すごく難しそうに見えるタイトルと装丁ですが、中身はすごく分かりやすくシンプルに書かれていて、とても勉強になりました。簿記3級程度の知識しかありませんが、そこそこ理解出来ました。

    会社の値決めに関する本という事で、バリュエーションを勉強したい方はもちろん、株式投資をしていてどの会社に投資するか判断材料が欲しい方、のれん・ブランドって何?と思う方などなど。会社の価値について勉強したい方にオススメです。

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    2017年09月16日
  • MBAバリュエーション (日経BP実戦MBA2)

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    「会社の値段は誰がどのように決められるのか」
    「投資というのはどういう基準で行うのか」

    といったシンプルな疑問に対して、「専門書とは違った実務的視点から株価、投資、企業買収を眺めることで本質が明確になる」というのが著者のコンセプト。

    このように、あえてM&A事例を取り上げ会社の値決めの実際が実務視点でまとまっていて解説も丁寧なので、初心者にも非常に分かりやすかった。ファイナンスの論点とは何かを知る、あるいは振り返るのに本書はなかなか有用な1冊だと思う。

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    2014年07月26日
  • 会社の値段

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    この濃い講話を自分専用で受けられるとは、極めて良心的。熱いハートとクールな頭と独自の視点で、日本と日本人がアイデンティティを活かしつつ、グローバルな一員として共生していく。筆者は自分と同じ願いを持つが、何と頭の良いこと。

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    2012年07月29日
  • MBAバリュエーション (日経BP実戦MBA2)

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    ネタバレ

    良書。バリュエーションの理論、M&Aのプロセスについて、
    経験豊富な著者による、実戦的で具体的な記述。
    教科書的な知識と、実際の現場を繋ぐ一冊。

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    2012年03月21日
  • 会社の値段

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    ネタバレ

    書かれたのは2005年、ホリエモンが主人公だった年だ。
    その後の騒動、リーマン・ショック、東電やオリンパスの経営問題を経たからこそなお知っておかなければいけないことが書かれている。
    株式会社というルール、M&A実務、PEファンドなどへの入り口としても優れている。
    おそらくメッセージは2つ。
    市民へ:銀行に頼るのではなく、市場のプレイヤーとして最大限努力する義務と価値を学んでほしい
    経営者へ:株主価値という言葉の真意を理解して、責任を持って経営の決断を下してほしい
    ということだろう。

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    2011年12月26日
  • 会社の値段

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    M&Aの本質は、会社の支配権の売買すること。株式公開もM&Aも本質的には変わらない。投資の本質も知ることができる良書。

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    2011年02月12日
  • MBAバリュエーション (日経BP実戦MBA2)

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    「M&Aのときの企業の買収額ってどうやって算出されるの?」という素朴な疑問に答えてくれる一冊。
    これを読めば企業に限らず「収益を生むモノ」の値段の付け方を理解することができ、他にも色々応用が利くことに気づく。
    企業を再分化した株式だってそう、債権もそう、家賃収入が得られる住宅だってそうだ。
    日本人に不足しがちな金融リテラシを高めてくれるとてもいい本。

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    2011年01月19日
  • MBAバリュエーション (日経BP実戦MBA2)

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    M&Aなどを行なう時に、いくらで買えば妥当なのか、それを評価する方法が書かれている。
    企業価値算定のための基本的な定量的手法を学ぶことができる。
    現在価値とその中心部分にあるディスカウントレート、そしてその2つを使った公式として永久還元の定義式という3つの重要なツールについての理解が深まる。
    現在価値とは、つまり10年後の100万円と今の100万円はどれほど価値の差があるのか、という考え方である。
    ディスカウントレートとは、リスクの程度を、数値化し、金銭的価値の座標軸に取り込むための割引率である。
    永久還元とは、毎年永遠に100万円もらえるとしたら、その権利をいくらで買うのが妥当か、ということ

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    2010年12月30日
  • MBAバリュエーション (日経BP実戦MBA2)

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    M&Aを行う際、対象企業ははたしていくらの価値があるのかを算出する企業価値評価に関する本
    企業の価値を測るものさしとしては時価総額だけでなく、企業のブランド価値、将来にわたって企業が生み出す利益など多岐にわたります。それらを現在価値として示す方法をシンプルにまとめたの本書です。

    自分の中では企業価値評価はベールに包まれていたのですっきり理解することができて大変ためになりました。

    DCF法を用いた計算方法が中心なのですが、初めて聞くととおぉ!と思うことばかりです。実際に四季報なんかで手に入る少ない情報だけでもずいぶんといろいろなことを分析できるものだと感心してしまいます。

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    2019年01月16日
  • MBAバリュエーション (日経BP実戦MBA2)

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    Valuationの本は、海外系のも含めかなり難解/分厚いものか、入門書すぎて物足りないものが多い中、読みやすさ、内容ともにかなり高いレベルで両立しています。

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    2010年05月05日
  • MBAバリュエーション (日経BP実戦MBA2)

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    企業価値算定の入り口としてBEST!!会計がある程度分かっていて、これからファイナンスを学ぼうと思っている人に激しくおすすめ!!

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    2010年03月29日
  • MBAバリュエーション (日経BP実戦MBA2)

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    MBAでは、バリュエーションはどのように行われているのか?
    実際の、企業買収の現場では買収価値をどのように決めているのか?

    上記の疑問に答えるのが本書の役割である。著者は、京大ーハーバードロースクールを出て、
    GSでM&Aに従事していたプロ中のプロである。その著者が、一般的で向上心のある
    ビジネスマン向けに比較的簡潔に書いたものになっている。

    通常のビジネス書とは異なり、多少専門的な内容を含むにしてもまだ働いた事のない
    私にとっても非常にわかりやすい内容となっている。ただ、本当に何も知らないと
    理解に苦しむかもしれない。(簿記を勉強しておいて良かった(笑))

    基本的には、企業価値は永続的

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    2009年10月07日