【感想・ネタバレ】MBAバリュエーション (日経BP実戦MBA2)のレビュー

あらすじ

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昨今、タイトルに何がしかMBAと書かれた本は、ときとして西欧的なMBA教育のメリットの礼賛か、冷たく無味乾燥なファイナンス理論の本だと、先入観を持って考えられてしまうところがあるかもしれない。けれどもこの本では、精緻な企業価値評価理論を知るだけでなく、人々の信頼によって成り立つ資本市場を理解し、市場にかかわる人々の「息づかい」さえ感じることができる。
著者はハーバード・ロースクールに学び、投資銀行などの前線における経験を豊富に持つM&Aアドバイザー。全8章立てで、価値評価方法の本質を説明することを目標に、基礎編と実務応用編に分けて構成されている。第3章までの基礎編では、「企業価値」およびそれを決める要因、価値の測り方など、MBA教育とその実践の場における、「経営のグローバル共通言語」を学ぶことができる。
応用編では、「株価算定とM&Aの実務」が焦点になり、会社の値決めの実際や、「価値創造」の仕掛けに関して、最新のトピックスが数多く収められている。単色刷りではあるが図表が多く、M&Aスキーム全体についての理解の助けになる。巻末では、用語索引が日英併記され、参考書としての使い勝手もよい。
本書は、単に理論を伝えようとする図書ではないし、練習問題がたくさん収められたテキストのたぐいでもない。むしろ、著者の「思い」が託された1冊である。ふとした行間で、現場を大事にする著者のメッセージに触れられるため、読んでいて楽しい。また、歴史的背景にまで言いおよぶ、著者の思いやりにあふれた筆遣いが印象的だ。

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Posted by ブクログ

非常に良い。そもそもこの数字はどういう意味なのか、ということを理解するて手助けをしてくれる。
前半の基礎編だけでもコーポレート・ファイナンスセクションの人は読むべき。

読むきっかけは、グロービス学び放題の「この一冊」で紹介されていたから。

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2021年01月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

企業価値評価の世界ではバイブル的な位置付けの本。
M&Aの際に投資銀行が行うバリュエーションの実務や考え方のエッセンスが濃密に詰め込まれていて、噂に違わぬ良著だと感じた。
筆者があとがきに「なるべく素朴で原理的な質問を掲げ、普通に読んで納得のいく説明をすることを心がけた」「この本の内容が資本主義や米国流「なるほど」と理解され」と書いているとおり、ファイナンス入門書では手が届かないような細かなポイントまで抑えられており、コーポレートファイナンスはもちろん、資本主義経済そのものに関わる感覚が磨かれる一冊。

以下学びメモ
・指標の関係性
EBITDA=EBIT(営業利益)+減価償却費
NOPAT=税引後営業利益
企業価値PV=c/(r-g) c:収益力, r:資本コスト, g:成長性
※経営の目的はPVの最大化(会社は株主のものという発想に立てば特に)なので、rを小さく、gを大きく
PER=時価総額÷税引後利益
PBR=時価総額÷簿価純資産
資本+時価評価替による資産額+のれん=時価総額(株価×株数)=市場の期待値
※ここにはネットデットは含まれない(=借金をして得たお金はカウントしない)

・企業価値計算のリアル
各数値は教科書どおりには決められず、実務的には感覚。投資家の信頼を背に実績と信用を積み上げた投資銀行の手数料が高いのは、ある種当たり前と感じた。

・LBOの直感的な理解
買収先の株を担保にして大きな額のお金を借りる→それをもとにM&A→金利払いが大きくなる分の税金抑制効果も働く→経営の合理化→数年後に企業価値を維持して売り抜ければ、元手に対して高い利回りが実現できる。

・ベンチャーの時価総額が乱高下する理由
ベンチャーのPVが急に上がる理由は、gの期待が一気に上がるからであり、cが高くなったわけではない。ゆえに市場の期待度が下がった瞬間にPVも暴落することになる。

・バリュエーションにおいてなぜEBITDAが重要なのか
EBITDAは上記の通り、会社の財務構成にかかわらず、事業活動そのものが生み出すキャッシュの金額を表している。M&Aにおいて、金利額や税金額、償却額などは買収側の財務施策によってある程度コントロールが可能であることから、価格算定にはむしろ純粋な「稼ぐ力」であるEBITDAを指標とする方が理にかなっているため。
ちなみにバリュエーションの際にEBITDA倍率を使う際も、その分母はネットデットを含む企業総価値(≠時価総額)としなければならない理由もここにある。稼ぐ力であるEBIDAと比較するのは、財務構成が反映された時価総額ではなく、財務構成は反映しない企業総価値と比べるべき。
→むしろ、この企業価値を財務施策の改善等によってさらに高められそうであるならば買収の余地があることになる。ブルドッグソースの例とかがそう。

・経営本部が担うべき機能
経営企画:cとgを上げる。事業計画を練ってその進捗をモニターする
人事:cとgを上げる。人的資源配置や働くインセンティブの付与
財務:rを下げる。資本コストを絶えずチェックして効率化
IR:rを下げる。市場参加者が感じるリスクを下げて資本コストを圧縮する
コーポレートガバナンス:c,r,gが適切に動いているかをチェックする

・大企業の経営が傾く典型例
技術発展等、なんらかの脅威が市場に噴出→対策を取らざるを得ない→その中で長年の成長の影に隠れた問題点が露呈→とともに対策により従業員に窮屈が強いられる→問題意識の高い人材が離脱→人材流出により危機感が拡大→状況はさらに悪化
DXが起きた際の銀行などは特にこのイメージ

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2020年05月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ファイナンスの名著
本質をついており、非常にわかりやすい。

メモ
・企業価値はpv=c/r-gで表され、収益力、リスク、成長率で決まる。
・市場価格と買収価格が異なる理由。
1流動性がなくなるためでぃすかうんとが働く。
2支配権プレミアムが発生する。

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2018年10月17日

Posted by ブクログ

すごく難しそうに見えるタイトルと装丁ですが、中身はすごく分かりやすくシンプルに書かれていて、とても勉強になりました。簿記3級程度の知識しかありませんが、そこそこ理解出来ました。

会社の値決めに関する本という事で、バリュエーションを勉強したい方はもちろん、株式投資をしていてどの会社に投資するか判断材料が欲しい方、のれん・ブランドって何?と思う方などなど。会社の価値について勉強したい方にオススメです。

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2017年09月16日

Posted by ブクログ

「会社の値段は誰がどのように決められるのか」
「投資というのはどういう基準で行うのか」

といったシンプルな疑問に対して、「専門書とは違った実務的視点から株価、投資、企業買収を眺めることで本質が明確になる」というのが著者のコンセプト。

このように、あえてM&A事例を取り上げ会社の値決めの実際が実務視点でまとまっていて解説も丁寧なので、初心者にも非常に分かりやすかった。ファイナンスの論点とは何かを知る、あるいは振り返るのに本書はなかなか有用な1冊だと思う。

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2014年07月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

良書。バリュエーションの理論、M&Aのプロセスについて、
経験豊富な著者による、実戦的で具体的な記述。
教科書的な知識と、実際の現場を繋ぐ一冊。

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2012年03月21日

Posted by ブクログ

「M&Aのときの企業の買収額ってどうやって算出されるの?」という素朴な疑問に答えてくれる一冊。
これを読めば企業に限らず「収益を生むモノ」の値段の付け方を理解することができ、他にも色々応用が利くことに気づく。
企業を再分化した株式だってそう、債権もそう、家賃収入が得られる住宅だってそうだ。
日本人に不足しがちな金融リテラシを高めてくれるとてもいい本。

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2011年01月19日

Posted by ブクログ

M&Aなどを行なう時に、いくらで買えば妥当なのか、それを評価する方法が書かれている。
企業価値算定のための基本的な定量的手法を学ぶことができる。
現在価値とその中心部分にあるディスカウントレート、そしてその2つを使った公式として永久還元の定義式という3つの重要なツールについての理解が深まる。
現在価値とは、つまり10年後の100万円と今の100万円はどれほど価値の差があるのか、という考え方である。
ディスカウントレートとは、リスクの程度を、数値化し、金銭的価値の座標軸に取り込むための割引率である。
永久還元とは、毎年永遠に100万円もらえるとしたら、その権利をいくらで買うのが妥当か、ということを判断する手法。
ただし、そこには当然リスクも発生するので、先ほどのディスカウントレートを用いて算出する必要がある。

企業価値ってなに?と何も分からなかった私でも、読み終えるころには、納得!と思える本。

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2010年12月30日

Posted by ブクログ

M&Aを行う際、対象企業ははたしていくらの価値があるのかを算出する企業価値評価に関する本
企業の価値を測るものさしとしては時価総額だけでなく、企業のブランド価値、将来にわたって企業が生み出す利益など多岐にわたります。それらを現在価値として示す方法をシンプルにまとめたの本書です。

自分の中では企業価値評価はベールに包まれていたのですっきり理解することができて大変ためになりました。

DCF法を用いた計算方法が中心なのですが、初めて聞くととおぉ!と思うことばかりです。実際に四季報なんかで手に入る少ない情報だけでもずいぶんといろいろなことを分析できるものだと感心してしまいます。

具体的な数字を用いた議論をしているので理解しやすいです。この分野を勉強する初めての1冊として最適ではないでしょうか。


最近、外銀なんかに行く人の話を噂で聞いたりするのですが、インターンなんかの段階ですでに学習済みになっていたりすることを聞くとずいぶんと遅れているなぁと思ってしまいます。USCPAを取得している人なんかもいるみたいです。
有名どころは卒業前までにはしっかり押さえて血肉にしておきたい今日この頃です。

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2019年01月16日

Posted by ブクログ

Valuationの本は、海外系のも含めかなり難解/分厚いものか、入門書すぎて物足りないものが多い中、読みやすさ、内容ともにかなり高いレベルで両立しています。

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2010年05月05日

Posted by ブクログ

企業価値算定の入り口としてBEST!!会計がある程度分かっていて、これからファイナンスを学ぼうと思っている人に激しくおすすめ!!

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2010年03月29日

Posted by ブクログ

MBAでは、バリュエーションはどのように行われているのか?
実際の、企業買収の現場では買収価値をどのように決めているのか?

上記の疑問に答えるのが本書の役割である。著者は、京大ーハーバードロースクールを出て、
GSでM&Aに従事していたプロ中のプロである。その著者が、一般的で向上心のある
ビジネスマン向けに比較的簡潔に書いたものになっている。

通常のビジネス書とは異なり、多少専門的な内容を含むにしてもまだ働いた事のない
私にとっても非常にわかりやすい内容となっている。ただ、本当に何も知らないと
理解に苦しむかもしれない。(簿記を勉強しておいて良かった(笑))

基本的には、企業価値は永続的キャッシュフローという概念を基本とし、
それをディスカウントレートからキャッシュフローの成長率を引いたもので割る事で
企業価値は算出される。

まぁ、言葉で記述すると簡単な論理で分かりやすいのだが、それぞれの率を
求めるのには、なかなか難しく職人技が必要になってくるらしい。よって、
その様な場に、FPとして投資会社スタッフや、弁護士や会計士等が必要になってくる。

しかし、M&Aは日本においても日常茶飯事に行われるようになり、当然大手企業だけでなく、
株式を上場している会社なら、当然視野に入れておかなければならない。

そして、本書で重要視していたデータは、

1.EV:株式時価総額+有利子負債−現預金
2.EBITDA:経常利益+支払利息−受取利息+減価償却費

の2点と言える。ちなみに「有利子負債ー現金預金」は、ネット・デットと標記されている。

では、なぜこれらのデータが重要なのかは本書をよく読んでいただくとして、
その二点の重要性は、GSのピッチブックにも表れている。
(ピッチブックの入手ルートは秘密(笑))

よって、内容は信頼出来るものであり、M&Aに関わる人全てに有益な内容と言えるだろう。
お薦めできる。

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2009年10月07日

Posted by ブクログ

さて、金融系の本を一冊。
この本は企業にどのように値段をつけるかっていう
事を一冊かけて説明している本です。

これで食べている人もいっぱいいっぱいいるので
そんなに簡単な事ではないのですが
ざっくりと、将来のキャッシュフローを割り引いて計算する方法と
他の企業との比較と微調整による計算の方法です。

ちょうど一年前くらいに読みこんだ記憶があります。

懐かしいですね。金融の知識はそれ以降あまり増えていないのが
残念ですが、自分なりに選択してきて、満足な時間を
過ごせているから良いかなとも思っています。

非常にわかりやすく書いてあって
お勧めなので、ぜひどぞー。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

企業価値評価の入門本。分かりやすくて丁寧です。
ある程度知識のある人なら、この本はとばしてマッキンゼーの企業価値評価を読むべき。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

バリュエーション関係の本はたくさんあるが、本書が一番気に入りました。
How toだけでなくその裏にある思想から解説してあるので飲み込みやすい。

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2020年07月17日

Posted by ブクログ

2001年発刊のため鮮度に問題はあるものの、Valuationについて学びたければまず本書を読むことをおすすめする。

国際化の進展や新興企業の勃興など2001年当時とはだいぶ状況が変わったとはいえ、日本では「企業価値」というと、やれ歴史だ、やれ文化だ、と計数化できない議論に発展することが未だ多い。本書では「共通言語」という概念を冒頭に置き、「企業価値」はすなわち「投資価値」であり、「金のがちょう」をどう価値としてとらえるかに焦点を置いている。そしてそれが本質で最も重要なところだ。

バリュエーションをグローバル金融の「共通言語」に整えた宣言をすることで、PV=C/(r-g)をベースに、要点を押さえシンプルに分かりやすく解説されていると思う。PERとrの逆数関係は恥ずかしながら本書で初めて気づいた(言われてみればその通りだが)。Enterprise valueとShareholder ValueとGoodwillの関係、M&A時のデューデリ含めた価格評価手法など、実務未経験者にとっても簡素に且つ非常にイメージしやすく描かれており、おすすめの書籍である。

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2016年01月08日

Posted by ブクログ

【M&Aに欠かせないバリエーションについて学ぶ】
企業を買収しようとした時、その価値はどのようにして算定されるべきなのだろうか。

本書はM&Aで欠かせないプロセスであるバリエーション(企業の価値評価)についての基礎を学ぶことができる。どういった方式を使ってできるだけ精度の高い企業の価値評価をすべきかが細かく説明してくれている。

とはいえ、やはりつかめるのは概要のみ。実際にこれはやってみないと血肉にならない。ということで、投資銀行の人や経営者は読んでおいて損はない。(というか必読書か(笑))

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2015年12月27日

Posted by ブクログ

企業価値というものをわかりやすく説明している。構成は基本編と応用編に分かれており、基本編ではファイナンスの考え方である「今日の100万円は明日の100万円より価値がある」といった内容も説明されている。
応用編については、より現実的なM&Aの行われ方を例示し書かれている。
ビジネスマン必読書籍の一つであると思う。

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2013年08月26日

Posted by ブクログ

ご本人の授業を受けたことあるが大変ざっくり、かつ、うまく説明される方で実務者肌。この本にも人柄とその説明のうまさがにじみ出てます。

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2018年12月24日

Posted by ブクログ

企業総価値(EV)=株主価値+負債価値
企業価値を図るための三種の神器
現在価値、ディスカウントレート、P=C/(r-g)

株主価値(SV)=株主にとっての企業の投資価値
株主にとっての
C/(r-g)

会社価値(MV)=株式時価総額=投資家にとっての投資価値
株式時価総額=株価×株式数

株主価値と会社価値の違い
1、流動性
2、支配力
以上から、株主と投資家のC、r、gは異なり、両者は相違する。

PER=株価/一株あたり純利益
P/C=1/(r-g)
rを小さくし、gを大きくすることで、PERは高まる。

バリュエーションの方法
1,類似上場企業比準方式
類似企業のPER,PBR,EBITDA倍率を用いたバリュエーション

2,類似取引比準方式
類似取引におけるPER,PBR,EBITDA倍率を用いてバリュエーション

2-1=買収によるコントロールプレミアム

3,DCF方式
P=C/(r-g),P-NetDebt
NetDebt=有利子負債-余剰資金

買収にあたっては、株式の希薄化すなわち一株あたり純利益の低下に留意する。

実務的なバリュエーション
1,向こう5年程度についてDCF法を適用
2,5年後以降のターミナルバリューの算定にあたり企業総価値について類似上場企業比準方式
3,ディスカウントレートはCAPMなどで算定
4,上記により算出された価格のコントロールプレミアムについて、類似取引比準方式により、妥当性を比較検討。


良いM&Aを行うためには、
1,良い専門家の配置(買収交渉、買収プロセスの管理)
2,現実感のある買収後プランの設定

敵対的について
経営者の許可がない=敵対的ではない。
株主価値を毀損するような買収を敵対的という。

M&Aは右肩上がりの成長が止まった現在において、市場を効率化し社会全体のパイを増やすための有力な選択肢である。

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2010年10月21日

Posted by ブクログ

バリュエーションの教科書的な本
一部現実に反している部分や大胆に仮定しきっている部分がみられ、くどいような説明の連続がうざいが、内容的には秀逸。バリュエーションを基礎から勉強する人は読むことをお勧めする

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2009年11月21日

Posted by ブクログ

この手の類の本の中ではかなり解りやすい部類だと思う。

企業価値や企業分析を知りたいがとっつきにくいと思う人にオススメ。
一冊読んどいて損は無い。

割と実践に近いような本なので、もっと詳しく企業分析について知りたい人は、これは入門本として、もっと専門性(学術性?)の高い本を見つけて読みましょう。


ゆるぎ

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

MAの手法をイメージするのに最適な教材です。
でも仮定をいっぱい置いてたり、現実にはありえないケースが多く、バリュエーションの計算の詳細がないのが残念。
就活生にはちょうどいいと思う。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

担当:Shioyama
対象レベル:初級
内容:
基礎編 道具の理解-経営のグローバル共通言語
第一章 企業価値という共通言語
第二章 企業価値を決める要因
第三章 会社の値段と企業価値の違い

実務応用編 株価算定とM&Aの実務
第四章 会社の値決めの実際1
第五章 会社の値決めの実際
第六章 M&Aによる価値創造のしかけ
第七章 M&A現場の実況中継−A社を買収せよ
第八章 「良い」M&Aと会社経営


バリュエーション関連ではじめて呼んだ本。
バリュエーションを学ぶ人の多くはこの本からはじまるのではないかと思います。
たしかに、ものすごくわかりやすく「企業価値とはなにか」について言及しています。
前提知識も必要なく、理解度の差こそあれど、すんなり読みこなせるのではないかと思います。
ただし、ちょっと詳しくなると省略している部分が目に付いてしまうので物足りなさを感じるのではないかと。
ただ、はじめの一歩としては最高です!

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

インターンで使った本
 企業評価なんてやったこえとねーんだけど、やんなきゃいけない・・・
って人は速攻で読むべき本
最低限の知識と方法について学べます

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

企業価値算定(Valuation)が非常に良く分かる一冊。
Valuationについての本なので、Finance論全般ではない。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

投資銀行のJOB対策として。
あとはMBAアカウンティングを読み直して、エクセルの使い方を本で再復習。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

・バリュエーションがどんな状況下において必要なのか
・何が企業価値を決めるのか
・企業価値はどのように算定されるのか
・M&Aは「良い」ものなのか
くらいだったかな。

単にバリュエーションの方法論だけ書いてるんじゃなくて
M&Aをするに際してどんな事を頭にいれるべきか
株主価値最大化だけを目指していて本当に良いのか
敵対的TOBの敵対的とは何か等の問題提起もあり
そういった意味で他のバリュエーションを扱う本とは一線を画している本だとは思う。

前半部分は、PER、PBR、EBITDA倍率等の基本的指標の意味が未だによくわかっていないぽい。
株式時価総額を税引き後利益で割った値の意味っていうのがいまいちよくわからん。
その数値自身がもつ意味もよくわからないし、それを比較してどうなるのかもよくわからん。
簿価純資産と時価総額の関係とかもいまいちわからず。

後半の問題提起はおもしろかったけど、
あとあと実際にM&Aに従事したら実感が湧くようなところだろうという風に思う。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

わかりやすすぎ。PERとDiscountrateが逆数の発想とか基本的なことがわかりやすく書かれている。2400円は割高な印象だったけれど、読み進めるとそうでもないと思えてくる。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

財務会計の入門書。一通り読むとDCF等の理解はできるようになっている。より詳しい部分は企業財務入門?等に任せる必要が出てくると思われる。

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2009年10月28日

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