森生明のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
MBAでは、バリュエーションはどのように行われているのか?
実際の、企業買収の現場では買収価値をどのように決めているのか?
上記の疑問に答えるのが本書の役割である。著者は、京大ーハーバードロースクールを出て、
GSでM&Aに従事していたプロ中のプロである。その著者が、一般的で向上心のある
ビジネスマン向けに比較的簡潔に書いたものになっている。
通常のビジネス書とは異なり、多少専門的な内容を含むにしてもまだ働いた事のない
私にとっても非常にわかりやすい内容となっている。ただ、本当に何も知らないと
理解に苦しむかもしれない。(簿記を勉強しておいて良かった(笑))
基本的には、企業価値は永続的キャッシュフローという概念を基本とし、
それをディスカウントレートからキャッシュフローの成長率を引いたもので割る事で
企業価値は算出される。
まぁ、言葉で記述すると簡単な論理で分かりやすいのだが、それぞれの率を
求めるのには、なかなか難しく職人技が必要になってくるらしい。よって、
その様な場に、FPとして投資会社スタッフや、弁護士や会計士等が必要になってくる。
しかし、M&Aは日本においても日常茶飯事に行われるようになり、当然大手企業だけでなく、
株式を上場している会社なら、当然視野に入れておかなければならない。
そして、本書で重要視していたデータは、
1.EV:株式時価総額+有利子負債−現預金
2.EBITDA:経常利益+支払利息−受取利息+減価償却費
の2点と言える。ちなみに「有利子負債ー現金預金」は、ネット・デットと標記されている。
では、なぜこれらのデータが重要なのかは本書をよく読んでいただくとして、
その二点の重要性は、GSのピッチブックにも表れている。
(ピッチブックの入手ルートは秘密(笑))
よって、内容は信頼出来るものであり、M&Aに関わる人全てに有益な内容と言えるだろう。
お薦めできる。 -
Posted by ブクログ
さて、金融系の本を一冊。
この本は企業にどのように値段をつけるかっていう
事を一冊かけて説明している本です。
これで食べている人もいっぱいいっぱいいるので
そんなに簡単な事ではないのですが
ざっくりと、将来のキャッシュフローを割り引いて計算する方法と
他の企業との比較と微調整による計算の方法です。
ちょうど一年前くらいに読みこんだ記憶があります。
懐かしいですね。金融の知識はそれ以降あまり増えていないのが
残念ですが、自分なりに選択してきて、満足な時間を
過ごせているから良いかなとも思っています。
非常にわかりやすく書いてあって
お勧めなので、ぜひどぞー。 -
Posted by ブクログ
カネは堆肥のようなもの
若芽を育てるために広くばら撒かれない限り、何の価値もない
サヤ取りファンド
アクティビストファンド
プライベートエクイティファンド
コングロマリットディスカウント
エージェンシーコスト
一見するとCAは大きそうに見えるのでは
敵対的買収=悪というのは経営者目線のもので、必ずしも株主視点とは一致しない
株式市場の役割変化
大規模設備投資のためのリスクマネー調達
→新しい価値を生み出した人のための現金化場所
ベンチャーキャピタル
比較的少額な投資を幅広く行う
ファイナンス理論の世界では不確実性とリスクは異なる
ボラティリティがリスク
コールオプション
プットオプション
オプションとは「将来、あらかじめ決めた価格で資産を売買できる権利
ブラックショールズモデル
オプション(特にヨーロピアン・コールオプションやプットオプション)の**「理論的な公正価格」**を求めるためのモデル
企業経営者の手腕はリスクマネジメント力
経営判断の選択肢を、オプションの枠組みで理解して表現する
リアルオプションは、「待つこと」や「柔軟に動けること」自体に価値があるという発想
価値を生む活動とカネが儲かる活動がそれほどずれない世の中 -
Posted by ブクログ
Investment Bankinger向けの実務ガイド。 バリュエーション・LBO・M&A・IPOの投資銀行業務について体系的かつ詳細なガイドラインと財務モデルのテンプレートがDLできて非常に具体的で分かり易い。OpCo.側からすると事業を知っているゆえにアレやコレや悩んで手が止まってしまうことがあるが、本書に従えば「理論がこうだからこうやって算出」「これはここのソースから」「ここは先輩に聞け」などシンプルかつスマートかつ泥臭くて良い。P361とP529の「ディールトイ」はまさに実践ガイド。文章も癖がなく読みやすいのでファイナンスに関わる実務者すべての方にお薦めできる。