山田J太のレビュー一覧
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“そうだよなぁ。オレだってよく言われる。『やればできる子なんだから!』って」
大木がコーラをグビッと飲みほして言った。
「そうそう!それ、よく言うよな。親って」
元もうなずくと、島田が小さな目をパチクリした。
「オレもオレも!でもな。違うんだぜ。『やればできる子』なんじゃなくって、『やらないからできない子』なんだと!」
「へぇぇ!それ、誰に聞いたんだ?」
小林が聞くと、島田は得意気に低い鼻を指の背でこすった。
「オレの叔母ちゃん。雑誌の記者やっててさ。オレんちの親戚筋じゃ一番頭いいんだ。でも、独身で四十にもなってまだ家で親にご飯作ってもらってるんだって。だから、あの人、言うことだけはまともねぇ -
Posted by ブクログ
“「西の扉、下に十五、前に二十。
鍵取らば、二重の扉開かれん……。
その……形に惑わされることなかれ」
まさに、何かの場所を示す言葉ではないか!?
何かとは……何なのか!?
全員、息をのみ、元と夢羽を見つめた。”
半分以上が江戸編。
タクトの江戸編での名前に思わず笑った。
“「じゃ、行ってきます!」
拓斗と夢羽は、もう一度『開かずの祠』のなかへ入っていった。
くそー。
どうして自分じゃないんだ!?
元はやっぱり歯がゆくてしかたない。ホームズが夢羽なら自分はワトソン役。いつもは自分がいっしょなのに!!
ふと横を見ると、未来も同じように困ったような怒ってるような顔だった。
きっと同じことを考え -
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“それにしても、なんであのふたりは、今日みたいな平日に、学校にも行かず、こんなところに来てるんだろうか!?
もしかして、学校サボってデートか!?
まさかなぁ……。
首をかしげていると、隣で大木も同じことが気になったらしい。
「あのふたり、どうしてここにいるんだろう。休みでもないのに」
「うんうん、そうだよな」
「も、もしかして、つきあってんのかな……」
大木は真っ赤な顔をして、汗までかいている。
よっぽどあの女の子が気に入ったんだろうなぁ。
でも、大木よ、無理だ。あきらめろ。
これがもうちょっと……普通の男子が相手なら、
「いや、大木だっていい男なんだから、負けるな。がんばれ!」
と言って励ま -
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何が描きたいのか
ブレブレな展開。
物語作成に息切れしたのか打ちきりか、急に失速、ハルさんは元の世界に帰ることを諦め、娼婦に染まりきる。
女を貶す方向に舵を切って単なる不快なエロ漫画になることを選んだみたいな終わり方。 -
購入済み
うーん、ひどいなぁ。
主人公は明るく振る舞ってるけど、相当ひどいことされてる。 でもこういう世界、まだまだあるんだろうな。特に風俗の世界はこんなもんか。