宮本紀子のレビュー一覧
-
シリーズ第2弾。
里久の存在が家族や雇い人たちをも心優しく変わっていく。
本自体はそんなに厚くないのに、うまく纏められている。
寛次郎も良い人であった。Posted by ブクログ -
幼いころから病弱で品川で暮らしていた姉の里久が、年頃を迎え、家族のもとに戻ってきた。
育ってきた漁師町とは全然違う暮らしに戸惑いながら、成長していく物語。
里久を迎える家族や店の人々とのつながりも良い。Posted by ブクログ -
まさかの最終巻で、どうなるのかと思ったら怒涛の後始末
二冊くらいに分けてじっくり読みたい内容だった
大店丸藤を出ていく者、入る者、残される者、残して行く者、色んな人達の想いが交錯して切ない
主人公は総領娘里久だけど、このシリーズで一番成長したのは次女で伊勢町小町と呼ばれた桃だったと思う
あと父...続きを読むPosted by ブクログ -
202208/まだまだ続いてもよさそうだったのに今回でシリーズ最終は残念。里久・桃、どちらも自分達らしい選択で良い終わり方だった。主人公達に都合よすぎる展開も多かったけど、登場人物達が魅力的でとても良いシリーズ、全作楽しませてもらった。Posted by ブクログ
-
202109/シリーズ第4作目。姉妹は勿論、奉公人達含め店のみんなが優しく仲良しなので穏やかに読めて和む。見方によっては、主人公・里久が出しゃばりお節介なのかもしれないけど、物事が進み良い結果になるので平和で良い。色々出てくる小間ものの描写も良く、丸藤に行ってお買い物したくなる。今後も楽しみなシリー...続きを読むPosted by ブクログ
-
小間物商「丸藤」の看板姉妹里久と桃の物語シリーズ4弾。今回は父と幼馴染との長年の諍いをきっかけにした不通を取りなそうと動く里久の話や、桃の茶道の先生との触れ合い話がある。
変わらぬようで、少しずつ大人になっていく姉妹の姿が描かれていて、今後が楽しみ。Posted by ブクログ -
202010/面白そうだったので出てた3作まとめて購入。読んでよかった。生い立ちもあってか里久は年齢のわりに考えが幼いというか、他の人の立場や心情とかを思うと里久のそのまっすぐさにはちょっとイラっとくるとこもあったけどそこもまた魅力のひとつでもある。桃もけなげでかわいい。丸藤の主人達と奉公人達との関...続きを読むPosted by ブクログ
-
202010/面白そうだったので出てた3作まとめて購入。読んでよかった。生い立ちもあってか里久は年齢のわりに考えが幼いというか、他の人の立場や心情とかを思うと里久のそのまっすぐさにはちょっとイラっとくるとこもあったけどそこもまた魅力のひとつでもある。桃もけなげでかわいい。丸藤の主人達と奉公人達との関...続きを読むPosted by ブクログ
-
202010/面白そうだったので出てた3作まとめて購入。読んでよかった。生い立ちもあってか里久は年齢のわりに考えが幼いというか、他の人の立場や心情とかを思うと里久のそのまっすぐさにはちょっとイラっとくるとこもあったけどそこもまた魅力のひとつでもある。桃もけなげでかわいい。丸藤の主人達と奉公人達との関...続きを読むPosted by ブクログ
-
「跡取り娘」の続編。老舗小間物問屋「丸藤」の姉妹のうえに起きる様々な出来事を描いた作品。
今回は妹の桃に縁談が持ち込まれ、寂しさを感じる姉里久や、幼馴染の耕之助への想いに揺れる桃がどうするのか、果たしてー。
耕之助は里久を好いてるようで、桃の事は妹のようにしか思ってなさそう。縁談の相手は良さそうな人...続きを読むPosted by ブクログ -
前作よりも姉妹や家族の繋がりや思い遣りが主になっている。マイペースな姉の良い面や 家族内における役割をもしっかり把握する出来すぎの妹がいじらしい。Posted by ブクログ
-
江戸日本橋で小間物屋を商う大店「丸藤」。その家に姉娘里久が、戻って来た。幼い頃身体が弱かったことから、品川の叔母の家に預けられていたのだ。だが自然の中でのびのびと育った里久は、大店のお嬢さんとしての暮らしは慣れなくて、窮屈なものだった。受け入れる家族である父母も妹娘の桃も野良育ちのような里久に戸惑う...続きを読むPosted by ブクログ
-
熊の兄弟、一人芝居の男、猫の托鉢僧(たくはつそう)、茶売りの婆さん。こいつらと一緒に暮らす! ? このわたしが飴を売る! ? そこへ押しかけてきたのは、わたしを裏切った身重の元・許婚(いいなづけ)。もう、どうなっちまうんだい! 笑って泣けて、心がふわりと温まる江戸人情噺。Posted by ブクログ